107・海の幸、再び。[沖縄、晩夏]

9月30日、今帰仁

夕食にはサーモンサラダを作る。

とくさん、キリンさんを〈海の幸〉に案内する行きがかり上、ご相伴する。

まずは高級魚アカジンの煮付け。釣りクンが与那国島で獲って送ってくれた大物。

そして、もずくにナーベラー。

今夜も腹一杯なところに、おみやげでシャーベットまでいただく。

結家に戻って、また飲む。今帰仁の夜は長い。

106・スイカ太郎が行く。[沖縄、晩夏]

9月30日、今帰仁

あやちゃん車でもとぶへ。

〈マックスバリュ〉、薬局、〈サンエー〉と買い物、買い物。

〈今帰仁の駅そーれ〉で探しに探した「スイカ太郎」のCDをようやく見つけた。

料理の本もあわせて買って、幸せな気分になったので、仕上げにおっぱジェラートを食べる。

105・朝だよ。[沖縄、晩夏]

9月30日、今帰仁

6時には出て仕事に行く、と言っていた玉ちゃんが6時半を過ぎても起きてこない。

しょうがないので、マットレスを揺さぶって叩き起こす。

玉ちゃんはマッハの速さで原付にまたがって出発していった。

空を見れば、朝焼けがきれいだ。

そして、今日は日本でいちばん狭い古本屋〈とくふく堂〉のとくさんが、キリンさんと結家にやって来た。

今日も楽しい予感がする。

104・今日も振られて。[沖縄、晩夏]

9月29日、今帰仁

ヒロ車に乗ってかっしー、ゆず、玉ちゃんと名護へ。

〈肉の駅がなは〉に二日続けて振られる。今日は29日、「ニクの日」なのに。

〈ゆきの〉でランチ。8種類の小鉢にみんな満足。

玉ちゃんとボクはニク車で結家まで送ってもらう。まるでニクさんをアッシー扱いしているみたいだが、その通りです。

本当は、台風対策を手伝ってもらうニクさんにお昼をおごってあげるつもりだったのだが、代わりにまるだいの一升瓶を進呈する。

台風15号を心配するあやちゃんのためにニクさんはバッテリーを直結してボンゴの屋根を下ろしてくれた。

幸いに15号は逸れていくようで、ボクは浜でシュノーケリングしたりしてみる。

夕食にはニラとナスたっぷりのスタミナ焼き肉を作った。

アル隊長、マホチン、チカラさん、玄米さんなど懐かしい顔が揃う。

103・助っ人交代。[沖縄、晩夏]

9月29日、今帰仁

結ねぇ旅行中の間、前半ヘルパーを務めたかっしーが大阪へ。

入れ替わりに10月ヘルパーのマホチンが伊良部からやって来る。

ふたりは那覇空港で「サミット」を行ってから、それぞれの旅路につくらしい。

台風が来るのか来ないのか、海は今日も碧い。

102・台風接近中。[沖縄、晩夏]

9月28日、今帰仁

風が強くなった。

夕食は久々に室内で。

今日は餃子に水ナスの塩もみとニラ炒めを作る。

テレビでは、タモリのボキャブラ天国大復活祭が流れている。

深夜にはharuさんがやって来て、新しい髪型を見せてくれた。

101・完熟なのに緑。[沖縄、晩夏]

9月28日、今帰仁

JAファーマーズマーケットへ。

キーツマンゴーは、いま9月が旬で、アップルマンゴーよりも濃い甘味と歯触りで、とってもおいしい。

買えば数千円だが、マンゴー農家チカラさんのおかげで、気軽に食べられるのが嬉しい。

チカラさん、いつもありがとう。そして、これからもよろしく。

薬局でローズヒップの香りの虫よけを探すが、ない。

〈肉の駅がなは〉に行けば、定休日でもないのにお休み。

〈ブラジル食堂〉（営業している気配なし）、〈鉄板ステーキレストラン朝日〉（ランチをやめた）に次々と振られ、とりあえず〈もとぶゲストハウス〉に行ってニクさんをからかう、もとい、ニクTシャツを買う（かっしーのみ）。

〈紀ノ川食堂〉にて、ようやく昼食。

100・新しい朝。[沖縄、晩夏]

9月28日、今帰仁

また朝がきた。

幾人か去り、幾人か訪れる。

海は静かに横たわっている。

ブルマーとフジモンを名護バスターミナルまで送る。

099・テビチともずくと。[沖縄、晩夏]

9月27日、今帰仁

新しいゲストが次々とやって来る。

「はじめまして」や「久しぶり」が交錯する。

夕食にかき揚げとポッキー風揚げパスタを作ったところで、スーさんたちに誘われて（あるいは拉致されて）〈海の幸〉へと行く。

かっしー隊のブルマー、フジモンらと一緒にテビチ、もずく、三枚肉などなどを堪能する。

生ビールに泡盛も含めて5人で8千円である。都内の沖縄料理屋には行く気がしなくなるってもんである。

その後、結家に戻って飲み会に合流する。

そして夜は更けていく。

098・名護の裏名所。[沖縄、晩夏]

9月27日、今帰仁

あやちゃんとドライブ。

美ら海水族館でブルマーとフジモンの二人をおろし、名護市役所へ。

ここはたくさんのシーサーが並ぶ建物で有名だが、みんな58号線から見るだけで、スロープから屋上に上れることはあまり知られていない。

〈かねひで〉〈ジャスコ〉〈アルテック〉と買い物をして、美ら海水族館で二人を拾って帰る。

097・ある朝に。[沖縄、晩夏]

9月27日、今帰仁

朝、あやちゃんが切った紅芋を油で揚げる。

マンゴーを切って食卓に並べる。

朝ご飯を食べて、新聞の天気予報を読んで、折り込みチラシで安売りを探し、二行占いで今日の運勢を確かめる。

食器を洗ったら、食器棚から食器をいったん全部出して整頓する。

なんだか、「帰ってきた」と思える朝。

096・華麗な食卓。[沖縄、晩夏]

9月26日、今帰仁

久しぶりに結家で料理を作る。

今晩はチキンのトマト煮。

いつものようにテラスのテーブルにはたくさんのお皿が並ぶ。

あえて誕生日にここ結家に来るのは避けたのだが、スーさんがわざわざ渦巻きパンのケーキにアイスクリームがけを作ってくれた。

仲吉さんからはナッツケーキ、チカラさんからはキーツマンゴーをいただく。

恥ずかしながら、みんなにお祝いしてもらってしまった。

ありがとう。

1日遅れのHappy Birthday。

095・備瀬崎、波高し。[沖縄、晩夏]

9月26日、今帰仁

備瀬崎に行くというブルマー、フジモンのふたりに便乗する。

ここはシュノーケリング向きの、ビーチからすぐにサンゴ礁のある深みに出られるスポットなのだが、今日はかなり波が高い。

一度シュノーケルクリアに失敗して焦るが、どーにか浮上して浅瀬に避難する。溺れかけて経験値を上げていくことも大事である……と、思う。

ウォンジン、エミツィーとも合流して泳ぎまくるが流れが速くしかも巻いていて、回りは上級者らしき方々のみ。

それでも果敢にフィンで水を掻く。

やがて夕暮れも近づき、あやちゃんタクシーに来てもらって帰る。

094・また来たよ。[沖縄、晩夏]

9月26日、那覇→今帰仁

朝、いくつか宿に予約の電話をかける。

10月17、18日はコザで。
19から23日は那覇で。
24から26日は名護で。

10月後半の日程を埋めていく。

「あぁ、また来てるの？ いつからいるの？」

懐かしい声が響く。

10時、月光荘を出て、ゆいレールに乗り、那覇空港へ。

出発ロビーで北海道旅行に出かける結ねぇとU介を待ち伏せする。

エスカレーターで降りるところを発見して尾行する。立ち止まって航空券を調べ始めたので、SKIPサービスが初めてなのだなと見当をつけて、
「奇遇ですねー。SKIPサービスをご利用ですか？」
と、さりげなく声をかける。

ウワハハハハ。ふたり同時にびっくりしていた。

サプライズ、大成功。

そういうワケでふたりを見送ってから名護行きの高速バスに乗り、メールで約束を取りつけて関西のドン、かっしー隊長に名護バスターミナルそばのCOCO！ストアでピックアップしてもらう。

〈キャプテン・カンガルー〉で自慢のハンバーガーを堪能する。ここのハンバーガーは、食べるまでは半信半疑のひとも、食べたら納得するクオリティがある。

〈ビーチバムパラダイス〉で大ちゃんと再会し、〈マックスバリュ〉で買い物をして結家へ。

9月ヘルパーのあやちゃんが、
「お帰りなさい！」
と出迎えてくれた。

「ただいま！ また来たよ」

慌ただしい移動日だけど、いつも友だちに囲まれている。

093・メールの嵐。[沖縄、晩夏]

9月25日、那覇

実は誕生日である。

めったにないことだが、誕生日祝いのメールを多数いただく。

ワタクシごときに、もったいない。

みなさま、ありがとうございました。

さて、今日は〈コトブキ〉が休みだ。

ベッドで携帯からブログ書いていたら、ゆんたく部屋には誰もいなくなっていた。

ばっちゃん情報に基づき、焼鳥〈串清〉で食べ、いつものように〈moon bow〉で飲む。

10歳年上のカノジョができたり、奥武島に引っ越したり、餃子パーティーを企画したり、「テキーラ」の曲を探したり、みんなそれぞれに愉しく忙しい。