迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

056・格安の夜光貝[奄美・日食へ]

2009年07月23日 | 旅する。
7月23日 木曜日 奄美大島



赤木名で〈スーパーさと〉に寄る。地物の魚、貝、野菜がこれでもか! と並んでいて飽きない。



奄美空港でT本隊長以下、S南さん、M岡さんが離脱。お見送りする。



本当は、こんな感じで皆既日食が見られたはずなんだが。



ううむ。



T氏邸にて態勢を整えて屋仁川の〈ゆらい処〉にて夕食。



ここは各種の特製ドリンクがウリらしいので、各自それぞれ無謀な突撃をやってみる。



サネン(月桃)
アダン
山モモ
カワラケツメイ
レンブ
などなど、一番おいしかったのはカワラケツメイだったが、それにしても覚えにくい名前だ。



料理ではターマンがうまくて追加注文する。漢字なら田芋、沖縄ではターンムという。



地豆トーフには梅ダレ、地豆はピーナッツで沖縄でいうジーマミ豆腐に同じ。



油そうめんは実は煮るらしく、沖縄のソーミンチャンプルーとは少し異なる。



T氏馴染みの代行さんで帰ってウチ飲みのつまみは自家製鹿ジャーキーに鮭トバ。



そして夜は更けていく。

055・病院送り[奄美・日食へ]

2009年07月23日 | 旅する。
7月23日 木曜日 奄美大島



暴風雨から一夜が明ける。



歯磨き、シャワー、朝食、荷作り。



ゴミ捨て、携帯充電、テントを片付けて撤収。



あやまる岬0806発のバスに乗って名瀬に戻る。



戯れに部分日食と皆既日食の違いをどう例えるか、考えてみる。



有名な例では、
「部分日食はオペラハウスの外で聞くようなもの、皆既日食はオペラハウスの中で楽しむようなもの」
過激な喩えでは、
「部分日食は無期懲役、皆既日食は死刑」
などがあるが、とりあえず
「皆既日食はズワイガニ、部分日食はカニカマボコ」
なんて思いついたが、納得が行かない。



おっ、こんなんはどないでっしゃろ?



「部分日食はズワイガニを見るようなもの、皆既日食はズワイガニを見てから食べて味わうようなもの」



ん? つまらない? あ、そう。



名瀬郵便局に着いてT氏に電話したら、たまたますぐ近くを走行中で、あ!という間もなくピックアップされる。


なんとT本隊長が右目の痛みを訴え、病院送りに。



大島病院には亜熱帯らしい植栽があり、スタッフも親切そうなので負傷者を置き去りにして残りのメンバーでドライブに出かける。



龍郷町は西郷隆盛ゆかりの地で、西郷松や西郷南洲流たく居跡を見学していたら意外に早く治療が終わり、大島病院で隊長を拾い、K門隊員がシチリアのバスで踊った話で盛り上がりながら〈タイヨー〉でそうめんなどを買い出ししてT氏邸に帰投。



たまには台所仕事でも手伝おうかと薬味に大葉やみょうがを切り、錦糸卵を作る。



そうめんの友としては隊員2号M野渾身の生オクラが大ヒット、やっと届いた今帰仁すいかが好評を得て、全員満足のあまり寝転がってとりとめのない話に興じる。



3時半、クルマ2台で出発。



海沿いの新しい道を通り、長雲峠へ。曇り空で視界はよくないが、流れる雲と濃い緑の山々、海の向こうが霞んでいく景色はなかなかの風情。



M岡隊員たってのリクエストで喜瀬の〈HOT PEPPER〉でかき氷。



空港に行かないといけないんだけど、着きたくないような名残の時間が過ぎていく。