迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【DAY65】「ソフィアまで、切符1枚」

2005年07月22日 | 旅する。
ソフィアへ向かう。

バス・ターミナルで聞くと、ソフィア行きバスは午後1時30分までない、という。

しかたなく駅に行って、コーヒーを片手に窓口をはなれかけたおばさんに
「ソフィアまで」と、聞いてみた。

おお、と短く嘆声を発して窓口に戻った彼女は、紙に「0822」と書いてみせた。今は「0825」、8時25分である。
今度は私が、おお! と驚いた。

「no problem」と彼女はコーヒーをひとくち飲んだ。
「smoking, or no smoking?」

【DAY61】ルセ

2005年07月18日 | 旅する。
ブカレストから南へ。ドナウ川を渡るとそこはブルガリア、ルセの街である。

ドナウ川は黒海へと注ぐあたりで湿地帯になるため、船では直接出られない。そこでルセから黒海へと鉄道が引かれ、人も貨物もここルセで鉄道に乗り換える時代がつづいた。

そういうわけで、19世紀から20世紀はじめにかけてルセは交易都市として繁栄し、さまざまな民族が住むコスモポリタン・シティであった。エリアス・カネッティもここで育った。