迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

広島の小学生の詩

2012年08月06日 | ただの日常。

 

よしこちゃんが

やけどで

ねていて

とまとが

たべたいというので

お母ちゃんが

かい出しに

いっている間に

死んでいた

いもばっかし食べさせて

ころしちゃったねと

お母ちゃんは

ないた

わたしも

ないた

みんなも

ないた

(広島市・小学五年・佐藤智子「無題」/『わたしがちいさかったときに』から)

[斎藤美奈子『戦時下のレシピ 太平洋戦争下の食を知る』から引用]