徒然なるままに、一旅客の戯言(たわごと)
*** reminiscences ***
PAXのひとりごと
since 17 JAN 2005


(since 17 AUG 2005)

ついにDVDになったか…

 MSFS: Microsoft Flight Simulator 、飛行機が好きな人ならその名前を知らない人はまずいないと思われます。

世の中には、数多の (Flight) Simulator Software がありますが、MSFS は、それらの中でも、世界的にも愛好者が多いシリーズと言えましょう。

PC の Flight Simulator は、あくまでも Virtual の世界であり、それを理解した上で、ゲームとして愛好して熱中する分には大いに楽しい世界だと思います。
世の大多数は健全な愛好者であり、自分の楽しみの追求に熱中している方も少なくなくありません。

が、困ったことに Virtual と Real の区別・分別がつかない愚か者が存在することも忘れてはなりません。本当に困ったものです。
(過去に、そのような愚か者の一人が凶悪事件を起こしたことは残念でなりません)

この駄文を読んで下さっている方々にとっては至極当然のことで今更説明の必要も無いのですが、

 たかが数万円のPCと一万円もしないソフトウェアで操縦できたからといって、実機が操縦できることは絶対にありません

仮にそれが可能なら、航空会社はプロフェッショナル・パイロットをひとり養成するのに億単位の投資をする必要が無くなり、パイロット要員にちょっと性能の良いパソコンとソフトを貸与すれば乗員養成が出来ることになってしまいます。

ジェネアビの世界とて同様です。皆さん、1回の訓練に高額の訓練費を払って、相応の訓練時間をかけて、国家資格を取得しているのです。

パソコンの性能向上に加え、ソフトも年々リアルさを増していますので、誤解する輩が増えるのでは、と心配ではありますが、Flight Simulator を広義のゲームとして純粋に楽しんでおられる愛好者の方々には、よりリアルな体験(経験ではない)が出来るようになり、喜ばしい限りです。

相変わらず前置きが長いのですが、ちゃんと釘を刺しておかないと....。



さて、米国・カナダでは既に発売されていた MSFS の最新版、
 Microsoft Flight Simulator X
が日本でも先日発売になりました。

ついに、今回からは( distribution )メディアがDVDになりました。

それも2枚組みです。

ハードディスク容量は15GB必要です(実行時に500MB食いますが、15Gに比べたら微々たるものです)。

CPUも Pentium 4 @ 3GHz以上を推奨しており、minima 1.5 GHz であります。

詳しくは、Microsoft Flight Simulator X をご覧下さい。
Package Comparison

本邦版は未だインストールしていませんので、ゲーム内容の比較は残念ながら出来ていません。

そこで、姑息ではありますが、パッケージをば比較してみました。

過剰包装で有名な我が国でありますが、パッケージも若干ですが一回り大きい。

タイトル画像をご覧になってもお解かりかと思いますし、右側の写真でも“厚み”が違うことにお気づきでしょうか。

本邦版、ダンボールを開けると、中には所謂CDケース(ちょっと豪華っぽい厚紙に接着された見開きタイプ)に収まったDVDメディアが2枚と23ページのマニュアルとクイックリファレンス、「お使いになる前に」の小冊子、それに「ユーザー登録のお願い」や広告の紙が数枚。

あとは“空気”です。

ちとパッケージング効率が悪いですね。

パッケージの裏面は↓。

MSFS X Package Rear

日本版の裏面を何気なく見ていたら、こんな表記が。

JPN only feature


『“本物”の声にナビゲートされる喜びを体験してください!』

って、下手な操縦していると、現役某機長の声で

「そんなに“あて舵”使うな!」
「まだパワーそんなに絞っちゃ駄目だよ!先を読め!」
「ほらほら、早く(高度処理)しないと“つんのめる”ぞ!」
「TiltとGain、よく考えろよ!」
「スキャニングが遅いよ!」

など等、愛の鞭がとんでくるのかな?

おまけ画像( 208KB JPEG image )は こちら

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