徒然なるままに、一旅客の戯言(たわごと)
*** reminiscences ***
PAXのひとりごと
since 17 JAN 2005


(since 17 AUG 2005)

KI574/01JAN SUBMDC

 お正月から事故の投稿は気が滅入ります。

出先でネットワーク環境がよろしくない上に、未だ、正確な情報をつかめてないので、現状で知り得た情報だけ記しておきます。

事故に遭ったのは、アダム航空574便ジャカルタ発-スラバヤ経由-マナド行の Boeing737-400 型機。

OAGを見ると、ジャカルタから経由地スラバヤまでは、194便として運航され、スラバヤの到着予定時刻は12:25〔現地時刻〕、そこで30分間のインターバルをとり、574便としてスラバヤを定刻12:55発、マナドに定刻16:55着〔現地時刻〕予定の便でした(スラバヤとマナドの間には1時間の時差があるので、Block Time は2時間30分)。

事故に遭った 737-400 は、一昨年、昨年と事故が相次いだ -200 シリーズよりは新しいモデルですが、事故機の機齢は17年とそれなりに経過していた機体のようです。勿論、点検整備をしっかり実施していれば、まだまだ問題なく運航できる機齢です。

事故当時、当該空域は悪天候だったと報じられていること、2度に渡る遭難信号を送信した後に交信が途絶えたこと、また12名の生存者がいること等から、

 -悪天候で何らかのトラブルに見舞われた
 -運航乗務員は最後まで機体をコントロールしようと頑張った
 -墜落した場所が山間部で樹木が墜落時の衝撃を和らげ、12名が生存できた

ことが推測されます。

事故当時からは経過してしまっていますが、悪天予想図(日本時間の1日午前9時に発表し2日の午前9時まで有効:WAFC ICAO AREA F SIG WX )からも厳しい気象条件であったろうことが想像できます。

PGGE07 KKCI 010000


102人乗り旅客機が墜落、12人の生存確認(朝日新聞) - goo ニュース
インドネシアの格安航空アダム航空のB737―400型機が1日午後、スラウェシ島上空で遭難信号を出した後、消息を絶った。国軍や警察当局が2日朝から捜索にあたっていたところ、同島中部ポレワリマンダル県の山中で墜落しているのが見つかった。

 事故機には、乳幼児11人を含む乗客96人と乗員6人の計102人が乗っていた。アダム航空当局者によると、現場で12人の生存が確認され、同島南部マカッサルの病院に搬送されているという。けがの状態など詳しいことは不明。残り90人については、全員が死亡しているという。

 在スラバヤ日本総領事館によると、事故機の搭乗者名簿に日本人らしい名前はないという。またアダム航空の当局者は1日夜、朝日新聞ジャカルタ支局の取材に対し、「乗客のうち3人は外国人とみられるが、日本人はいないようだ」と話した。この3人は米国人とみられ、在ジャカルタ米国大使館では身元の確認を急いでいる。

 事故機は、ジャカルタをたち、ジャワ島東部スラバヤを経由し、スラウェシ島北部マナドに向かっていた。ハッタ運輸相は地元ラジオの取材に対し、同機はスラバヤ空港を午後1時(日本時間同3時)に離陸し、1時間後にスラウェシ島中部マムジャの3万5千フィート(約1万メートル)上空で最後の交信をした後、行方が分からなくなった、と述べた。当時、インドネシアの上空はほぼ全土にわたり、天候が悪い状態だったという。

 東西5千キロにわたる島国のインドネシアでは、大きな航空需要が見込めるため、格安航空会社が相次いで設立されている。現国会議長のアグン・ラクソノ氏らが立ち上げたアダム航空も03年12月に就航後、格安航空人気の追い風を受け、路線を拡大しており、昨年はシンガポールへの乗り入れも始めた。

 一方で、格安航空による事故も相次いでいる。昨年5月にはマンダラ航空機がスマトラ島メダン空港で離陸に失敗、140人以上が死亡したほか、最大手のライオン航空も先月下旬、スラウェシ島マカッサル空港でオーバーランする事故を起こしたばかり。

 アダム航空も昨年2月、ジャカルタからマカッサルに向かったボーイング737―300型機が計器の故障から地上との交信ができなくなり、上空を迷走した後、バリ島東方のスンバ島に緊急着陸している。

2007年1月2日(火)13:24

BBC NEWS | Asia-Pacific | Indonesian plane wreckage found
The wreckage of a missing Indonesian plane has been located in mountains in the west of the island of Sulawesi.

The Adam Air plane was en route from Surabaya in Java to Manado in northern Sulawesi when it came down on Monday.

Officials said 90 of the 96 passengers and six crew on board the Boeing 737-400 were dead. Airline officials said 12 people had survived the crash.

Correspondents said rescue work was likely to take time because of the difficult terrain.

Medical services were several hours away and helicopters brought in to help were unable to take off because of bad weather, said the BBC's Lucy Williamson in Jakarta.

Map of Indonesia
Three US nationals were on the plane, the American embassy in Jakarta confirmed. There is no word about any other foreign passengers.

The crash site is near the town of Polewali in western Sulawesi.

"Ninety people have been confirmed dead but we do not know the condition of the others," said the head of Polewali Mandar region, Ali Baal Masdar.

Local police chief Colonel Genot Hariyanto said the plane had been destroyed and there were "many bodies".

Bad weather

The 17-year-old aircraft left Surabaya in Java at 1300 local time (0600 GMT) on Monday on a two-hour flight to Manado in northern Sulawesi.

The region has been subjected to high winds and severe storms in the last few days.


About 400 people are still missing after a passenger ship sank off Java on Saturday morning.


Officials said the plane sent out two distress calls when it was an hour away from its destination, in very poor weather conditions.


The plane had its last safety inspection on 25 December.


In Manado, capital of North Sulawesi province, hundreds of people gathered at the airport seeking information about their missing relatives.


Adam Air, a privately owned low-cost airline based in Jakarta, started flying in 2003.


It was set up by Agung Laksono, the speaker of Indonesia's house of representatives.


Adam Air is one of at least a dozen budgets airlines to begin operations since the air industry was deregulated in 1999.


Indonesia has a chequered flight safety record which includes several major crashes.


Last year almost 150 people were killed when a plane crashed into a busy road shortly after taking off from Medan on the island of Sumatra.

Last Updated: Tuesday, 2 January 2007, 06:22 GMT

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こんなの出てきました

 「Aviation (航空関係)」のカテゴリーが相応しいかどうかは疑問ですが、“航空モノ”ということで、このカテゴリーで投稿します。

今や音楽のネット配信が急速に伸びてきており、CDですら『全盛時代は過去のもの?』と思われてもおかしくない状況にあるわけですが、小生なんぞの世代には、CDの登場は素晴らしくセンセーショナルだったのです。

CDが登場する前は、“蓄音機”、いえいえそこまで古くはございません。

(って子供の頃には手回し蓄音機がありましたがね。“みかんの花咲く丘”なんぞを竹針で聴いて遊んでいた記憶が....)

俗に言う「レコード」であります。

「レコード」世代から、飛行機野郎の欲求を満足させてくれるような作品があったのですよ、あるところには....。

タイトル画像に用いたのは、所謂「レコードのジャケット裏」ですが、機種は何かお解かりになりますか?

ゴッツイおっさん素敵なおじさま三名が乗務してますね。

計器はアナログなれど、どことなく(当時としては)斬新さも感じられます。

そうです。米国ローキード社の三発機、L-1011 ことトライスター☆☆☆であります。

キャリアは香港のCX、勿論、中国返還前ですから、英国の香りプンプンです。

ジャケットの表面は、


ってな感じ。年季が入ってますでしょ。

証拠写真ではないのですが、レコードの一部も引っ張り出して写してみました。

上の写真では見えないかと思いますが、レコードのレーベル部分には、
  LP: LONG PLAY
と誇らしげに印刷されております。

LONG PLAY と言っても、今のCDのように長時間再生ではないし、何よりも途中でA面とB面(表裏)をひっくり返して再生しなければなりません。

このレコードにどんな内容が録音されているかと言うと、

contents


CX451(キャセイ・パシフィック航空451便)羽田発-台北経由-香港行のドキュメントでありますね。

東京の国際空港と言えば、当然のことのようにまだ羽田であった訳ですし、香港もあの香港カーブで有名な啓徳空港です。

懐かしい内容です。

若かりし頃からこの類の“レコード”を聴きまくっていた成れの果てが、こんな偏屈オヤジになってしまいました。

確かレコードからPCに取り込む機器(USB か何かでお手軽なやつ)がありませんでしたっけ....。

そろそろ(この音源も)デジタル化しておきたいなぁ。



他にも幾つか懐かしいレコードがあるので、機会をみてご紹介する予定です。
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