風土記の丘の中の日本庭園の一角で、フジの花が見頃を迎えています。
でも、今回はフジの花のことではなく、フジの花に来ていたある昆虫のお話しです。
それは、クマバチ。
細かくいうと、ミツバチ科クマバチ属のキムネクマバチです。
胸の部分が濃い黄色をしているのでこの名があるようです。
キムネクマバチは、大きな体に小さな翅(はね)を持ち、
ブーンという大きな羽音をたてるので、とても恐そうな存在として目に映ります。
でも、この写真のように、ハナバチの一種として花の蜜だけに心を寄せる
たいへんおとなしいものなのだそうです。
フジの花の中に、顔をつっこんで、一心に蜜を求めています。
それにしても翅が小さいですね、体の割に・・・。
事情を知ると、かわいく見えてくるのが、不思議です。
(撮影:2010.5.6)
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