2231Aをアドオン用として使う目的で4次LPFを使うつもりはありませんが、LT Spiceによると8次より遅延時間が短くなるはずなので確認してみました。
11/15青字追記 今”美の壺”でマイルスの”So WHAT”が流れていましたね。たまには”KIND OF BLUE”でも聞いてみようかな!お題は、”おでん”これからは旬ですね。
11/19 赤字追記 ■8)を追加。群遅延時間の許容値 を別ブログから引用し今回データを突き合せた。
■1)60Hzのデータ
これは以下、4次LPF(カットオフ60Hz)の場合は2231Aは逆相にしています。方法は、前回同様レッツノートからWGでゲート1:12で1波トーンバースト波形を出して、通常聴取位置にマイクを置いてマイク入力をレッツノートに入れてそのPCオシロに出した。
60Hzカットで4次LPFを掛けた2231Aの波は、HPFを掛けない604-8Gのウーハーから13.3mS(0.80波長)遅れています。8次LPFでは、実測14.5mSでしたので、LT SPICEで出るほど8次LPFとは差が無い。また右上から4次LPFのアドオンでは付帯波は寧ろ大きくなります。
■2)50Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、11.7mSです。また右上から4次LPFのアドオンでは付帯波は寧ろ大きくなります。
■3)40Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、12.1mSです。また右上から4次LPFのアドオンでは付帯波は寧ろ大きくなります。
■4)30Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、4.4mSです。
■5)20Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、0.0mSです。左上と左下のオシロを加算したものが右上ですが形がほぼ保存されており遅延は無いと見ました。
■6)4次LPF60Hzカットでアドオンした2231Aと604-8Gウーハーの遅延時間の周波数依存
これは以下。8次LPFのデータも一緒に纏めてみました。
4次は青線が上記で評価した実測値で、ピンク線はLT SPICEで出した4次LPFの群遅延時間Tgです。
8次の場合は、LT SPICEで出したのは水色線で実測値は黄色線です。8次はLPFの群遅延時間Tgより実測の方が短い時間でしたのでその差が604-8Gのウーハー自体の遅延+誤差ではないかと書いたのですが、今回の結果でそうでもないことが判りました。
また20Hzで全く低域HPF無しの604-8Gのウーハーと遅延が無いので何か実験方法とかレシピーを間違えたのかなと思って11/14に再実験しましたが全く同じオシロでした。
今までの結果で、8次LPFで2231Aをアドオンすると50Hz~60Hzでは2231Aの遅延起因で付帯波キャンセル効果がありますが、40Hz以下では逆に付帯波が増加すると言うデメリットがありアドオンは止める方向で現在は604-8Gの2Way+2405Hのパスコン2.2μF1次フィルタアドオンにしています。これでQ値(0.6か0.642)を最適化するのが当面の課題。
■7)LT SpiceによるバターワースLPFの2次・4次・8次の群遅延時間Tg
参考ですが、低域カットオフ60HzのLPFのTgは、以下で、伝達関数は、2次は緑線でチェックボックス内左上、4次は青線で左下、8次は赤線で右下です。
上記実測値と大きく外れることは無いですが20Hzで0mSになることは無い。
■8)群遅延時間の許容値 https://akashikk.com/channel_divider.html から引用
上記ブログから以下引用させていただくと、
上記データと突き合せると、40HzではCCIRの高品質信号伝送線の満たすべき条件としての許容値は55mSであり、当方実測は、40Hzで8次でも12.1mSなので許容値内で、4次は11.1mSなので共に許容値内であるが40Hz~60Hzではアドオンのトーンバースト波形は分離波形の加算となってしまう。
11/15青字追記 今”美の壺”でマイルスの”So WHAT”が流れていましたね。たまには”KIND OF BLUE”でも聞いてみようかな!お題は、”おでん”これからは旬ですね。
11/19 赤字追記 ■8)を追加。群遅延時間の許容値 を別ブログから引用し今回データを突き合せた。
■1)60Hzのデータ
これは以下、4次LPF(カットオフ60Hz)の場合は2231Aは逆相にしています。方法は、前回同様レッツノートからWGでゲート1:12で1波トーンバースト波形を出して、通常聴取位置にマイクを置いてマイク入力をレッツノートに入れてそのPCオシロに出した。
60Hzカットで4次LPFを掛けた2231Aの波は、HPFを掛けない604-8Gのウーハーから13.3mS(0.80波長)遅れています。8次LPFでは、実測14.5mSでしたので、LT SPICEで出るほど8次LPFとは差が無い。また右上から4次LPFのアドオンでは付帯波は寧ろ大きくなります。
■2)50Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、11.7mSです。また右上から4次LPFのアドオンでは付帯波は寧ろ大きくなります。
■3)40Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、12.1mSです。また右上から4次LPFのアドオンでは付帯波は寧ろ大きくなります。
■4)30Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、4.4mSです。
■5)20Hzのデータ
これは、以下。2231Aは4次LPF(カットオフ60Hz)
右下のオシロから遅延は、0.0mSです。左上と左下のオシロを加算したものが右上ですが形がほぼ保存されており遅延は無いと見ました。
■6)4次LPF60Hzカットでアドオンした2231Aと604-8Gウーハーの遅延時間の周波数依存
これは以下。8次LPFのデータも一緒に纏めてみました。
4次は青線が上記で評価した実測値で、ピンク線はLT SPICEで出した4次LPFの群遅延時間Tgです。
8次の場合は、LT SPICEで出したのは水色線で実測値は黄色線です。8次はLPFの群遅延時間Tgより実測の方が短い時間でしたのでその差が604-8Gのウーハー自体の遅延+誤差ではないかと書いたのですが、今回の結果でそうでもないことが判りました。
また20Hzで全く低域HPF無しの604-8Gのウーハーと遅延が無いので何か実験方法とかレシピーを間違えたのかなと思って11/14に再実験しましたが全く同じオシロでした。
今までの結果で、8次LPFで2231Aをアドオンすると50Hz~60Hzでは2231Aの遅延起因で付帯波キャンセル効果がありますが、40Hz以下では逆に付帯波が増加すると言うデメリットがありアドオンは止める方向で現在は604-8Gの2Way+2405Hのパスコン2.2μF1次フィルタアドオンにしています。これでQ値(0.6か0.642)を最適化するのが当面の課題。
■7)LT SpiceによるバターワースLPFの2次・4次・8次の群遅延時間Tg
参考ですが、低域カットオフ60HzのLPFのTgは、以下で、伝達関数は、2次は緑線でチェックボックス内左上、4次は青線で左下、8次は赤線で右下です。
上記実測値と大きく外れることは無いですが20Hzで0mSになることは無い。
■8)群遅延時間の許容値 https://akashikk.com/channel_divider.html から引用
上記ブログから以下引用させていただくと、
上記データと突き合せると、40HzではCCIRの高品質信号伝送線の満たすべき条件としての許容値は55mSであり、当方実測は、40Hzで8次でも12.1mSなので許容値内で、4次は11.1mSなので共に許容値内であるが40Hz~60Hzではアドオンのトーンバースト波形は分離波形の加算となってしまう。
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