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オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

620A+TW3001のF特とTW3001の場合の同軸ツイータとのタイムアライメント

2022-01-19 15:35:37 | タイムアライメント
 前回予告しましたが、今回は620AにスーパーツイータとしてTW3001を使った場合のF特とTW3001の場合の同軸ツイータとのタイムアライメント結果をアップします。
 1/23 青字追記
 2/6赤字追記 美の壺を見ていました。今日は戦後時代のファッション、細川忠興の鎧兜のシーンでは、マイルスのラウンドアバウトミッドナイトからラウンドミッドナイトとジョニーハートマン&トレーンからデディケ一ティッドツーユー。真田の赤備えは大阪夏の陣だけだったとか。最初からじゃなかったんですね。井伊の赤備えもあるように戦いには赤装束が似合う。今夢中になって見ているオスマントルコ外伝4でもオスマン帝国のイエニチェリ(常備歩兵軍団)もドラマでは赤装束です。史実を見ると赤だけではないようですが・・・

 ■1)620AにスーパーツイータとしてTW3001を使った場合の各ユニットのF特
 これは、以下。

 左上①が620Aのウーハー、②は同軸ツイータ、③はTW3001、④は3ユニット共駆動した場合です。
 前回1/9アップ分でゲインを決めた時はRDA560のヴォリュームを12時と少し小さくしてしまったので中音域が少し上がったように見えていましたが、今回は2405HのF特を取った時とヴォリュームを同じ13時にしていますので正確なF特になっています。前回(1/9)はバックグラウンドレベルとの差が~20dbしか取れてないのに対し、今回は~30db取れているのでそれが判ると思います。低域は~20db位の音圧差しかないと、バックグラウンドレベルの音圧が高い(上の②③で見ると~10db)のでウーハーの音圧に加算されてしまいますので不正確になります。
 ④で見ると、下の2405Hの場合とほぼ同等と思います。
 

 ■2)右側TW3001の場合の同軸ツイータとのタイムアラインメント距離の推定
 これは以下。以下は全て8.5KHzの1波トーンバースト波形を使用。

左上の1)はデジチャンの電気的ディレイを0にした場合で両方駆動、2)同軸ツイータ、3)はTW3001を同軸に対し反転させたものです。。
 1)の水色の〇が先行するTW3001の波で、赤〇が遅れてくる同軸の波です。この時間差を計ると~0.6mS(これは一番絶対値の大きいーパルスの間隔)ですの距離換算のディレイは24℃の音速で206mm程度であると推定できます。

 ■3)TW3001が同軸ツイータとの位相チェック(反転で良いのかの判定)
 波形の変化を鋭敏にとらえたいので、マイクはユニットに直付けに近い状態まで近づけました。■2)では両方+スタートのように見えますが、水色の〇のTW3001の波は、+の前に若干ーパルスがあるように見えるので周波数を落としてそれを確認することにしました。

 上段が8.5KHzで下段は5KHzで、左が同軸ツイータ、右はTW3001です。
 左の同軸ツイータは明らかに+スタートに見えますが、右のTW3001は周波数の高い8.5KHzでは前にーパルスがあるように見えます。しかし下段の5KHzではそのーパルスがほぼなさそうですのでTW3001は同軸ツイータに対し反転接続で位相は同じと判断しました。

 ■4))右側TW3001の場合の同軸ツイータとのタイムアライメント
 これは以下で、620Aのバッフル面にTW3001を設置し、RDA560のTW3001のディレイ距離(同軸ツイータ基準)を194mmから223mmまで変化した。

 上段左上が、194mmで時計回りで199mm、203mm、208mm、223mm、219mm、214mmとなる。
 水色の〇で囲んだ+パルスとーパルスの波高が高くなるのが両者がアラインできているということです。しかし最初の+パルスの最大と次に来る大きなーパルスが最大になるポイントが違います。
 +パルス合わせで考えると199mm~203mmで+パルスは最大になると見えます。
 ーパルス合わせで考えると208mm~214mmでーパルスは絶対値が最大になると見えます。
 とりあえず、RDAのレシピーは同一距離では両者はMaxにはならないのでーパルス重視で210mmと設定しています。
 しかし上記+ー合わせの領域状況を踏まえると、最初に■1)で波形から計算で推定した距離=206mmが両方の妥協ポイントであるような気がします。

 現状のこのシステム(スーパーツイータの左:2405H、右:TW3001)の音は極めて自然な音になっています。
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600Aの同軸ツイータと2405Hのデジチャンによる左側ユニットのタイムアライメント

2021-11-18 09:48:10 | タイムアライメント
 前回は、620Aの同軸ツイータと2405Hのタイムアライメントを右側ユニットについて行ったのをアップしましたが、今回は左側ユニットについてアップします。位置関係とか測定状況については同じですので省きます。左右でどういう差があるかが知りたい所です。
 11/21 青字追記 昨夜NHKの総合でやっていたNスぺ”この素晴らしき世界~分断と戦った ジャズの聖地~”を見た。今年2月コロナ下で3万人以上いるジャズミュージシャンの7割が失業し、N.Y.にある60軒のジャズクラブも軒並み閉鎖されていた。9月14日にはジャズの聖地と言われるN.Y.最古のジャズクラブ”ヴィレッジ・ヴァンガード(V.V.と略。マンハッタン7番街サウス178番地)”も60軒の最後に再開した。V.V.を主題にしてこの番組は、ジャズピアニスト”海野雅威”さんの黒人青年8名による15分間に及ぶ暴行や、マイルスの後継者とも称されるグラミー賞を受けたペッター”キーヨン・ハロルド”さんの14歳の息子さんに掛けられた白人女性からのiーPhone泥棒の嫌疑、白人警官に絞殺されたジョージ・フロイドさんの事件等、今も続いている人種差別による分断を描いています。海野さんは、ピアニストにとって命とも言える右肩を複雑骨折し鎖骨も折れていた。一時は治療で日本に帰ったが、またNYに戻った。共演するジャズマンに多い黒人からの暴行ということで海野さんの胸中も複雑なものがある。今回店内や演奏を殆ど公開されたことがないV.V.の店内が公開された。あのジャズレジェンドの写真で埋められた緑の壁(マイルスやキャノンボールやモンクやコルトレーンが垣間見れた)や店内も瞬間写っていた。8年前には海野さんも出演したが、オーナーのデボラ・ゴードンさんに出演者公開板への名前を書いてもらって感激したとか。番組の中盤過ぎに7月再開されたばかりのN.Y.ブルーノートでの”キーヨン・ハロルド”さんの新曲”When will you stop”が流れた。分断が進む社会に対し融和を訴える曲である。”一体いつになったら止めるんだ”という彼の悲痛な叫びが聴こえる。番組の後半にHOTEL D’ORSAYで流れた海野さんのシンプルな”この素晴らしき世界”の演奏が今の時代のこの意味を考えると印象的でした。
 V.V.と言えば私のアイドルソニーロリンズもライブがあるが、これは余り乗っている演奏ではない。対してビルエヴァンスのライブ(ワルツフォーデヴィやサンディアットザV.V.)はご機嫌な演奏で今でも良く聴いている。この時代としては録音も良いしね。


 ■1)現状23cmでの1波トーンバーストでの確認
 RDA560のフィルタ設定は2次のQ=0.642設定で肩をなだらかにして弾みを重視しパルス鋭度も稼げる設定(’20年9/3アップ参照)です。グラフは今回はゲイン反映版。

データは、以下。

 
  前回同様RDA560は620Aのレシピーをマイナーチェンジしてカットオフを8.5KHzに変更しました。
 左上の1)は2420の8.5KHzの1波トーンバーストで、中央上2)は2405H(反転)のそれで、右上3)は2405H(同相)のそれで、左下4)は2420と2405H(反転)を両方鳴らした場合で、中央下5)は2420と2405H(同相)を両方鳴らした場合です。
 1)と3)の波形がースタートで相が合っている事及び中央下5)で波高が上がっているので2405Hを同相にした場合がタイムアラインできていると判断しました。これは620Aの同軸とウーハー(ボイスコイルが同じ向き巻き)が反転で波形方向が合うのを確認してレシピーを作っているので、同軸とJBL2405Hが逆巻きボイスコイルを考えると論理的に合います。

 ■2)2405Hを620Aのバッフル面に設置してデジチャンの遅延時間(24℃(RDA560のレシピー内で設定)での距離換算で以下表示)を変えてタイムアライン
 これは、以下。

  左上の1)はデジチャンの電気的ディレイを0にした場合で2)はディレイを23cm、3)はディレイを20cm、4)はディレイを20.5cmにした場合です。
 1)の水色の〇が先行する2405Hの波で、赤〇が遅れてくる同軸の波です。この時間差を計ると~0.574mSですのディレイ差は19.5cm程度であると推定できます。
 それで2)230mm、3)200mm、4)205mmとディレイ距離を増加させて波形を測ってみました。3)から4)で波高が上がってからはそんなに変わらないのでもっと増加してみたのが、以下。

  5)210mm、6)215mm、7)219mm、8)224mmとディレイを増加させて波形を測ってみると、8)で波高が下がっています。従って7)219mmがタイムアライメントの合っている距離と判断しました。215mmでも良さそうですが、+のMaxピークがより高いという観点で219mmを採用。
 前回の右側ユニットの場合は+ピークはある程度広いディレイの範囲(215mm~221mm)でMaxを維持しているブロードな反応でしたが、左側ユニットの場合は+ピークは219mmでピークを迎えますが±5mm変化で直ぐに落ちてしまいますのでディレイ距離(時間)変化に対しピーキーな反応を取りよりシビアーにディレイを設定する必要があります。

【結論】620A+2405Hで左側のユニットの620Aの同軸ツイータと2405Hのデジチャンでのタイムアライメントの合う距離は、右側と同様219mmで、これは1次フィルタ(パスコンのみ)のアドオンで確認した物理的距離230mmより11mm短い。
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620Aの同軸ツイータと2405Hのデジチャンによる右側ユニットのタイムアライメント

2021-11-08 13:55:49 | タイムアライメント
 前回に青字で追記したように従来620Aの2405Hは1次フィルタアドオン(コンデンサのみ)のタイムアライメントは、物理的な距離(620Aバッフル面から~23cm奥に設置)でやっていましたが、620Aのバッフル面まで2405Hを前に出してデジタルチャンデバでの2次低Qフィルタでの条件出しを終えました。物理的な23cmと、デジタルチャンデバの電気的ディレイ距離との偏差がどの程度あるか興味がありましたが、これにより4331A(2405追加)も620A(2405H追加)も3Wayのデジタルチャンデバ仕様になりました。11/9青字追記

 11/11赤字追記 今NHKで玉置浩二×オーケストラを聴いています。僕の大好きな”行かないで”はかつて中国で中国人歌手のカバーで大ヒットしていたなんて知らなかった。最近はカザフスタンの若手がカバーしてヒットしたんですね。メロディは最も好きな曲で今流れています。オーケストラバックのメロディは最高!

 ■1)従来と今回実験の2405Hの位置
 従来は2405Hはパスコン1次フィルタでアドオンでしたので距離でタイムアラインしており2405Hを23cm奥に設置していました。
 
 今回はデジチャンでフィルタして遅延を掛けられるので620Aのバッフル面まで2405Hを持ってくることができました。
 

 ■2)測定の状況
 これは以下のようにしてタイムアライメントを測定しました。

 マイクは通常視聴位置に設置しており、見にくいですが、右端にギリ写っています。

 ■3)現状23cmでの1波トーンバーストでの確認
 RDA560のフィルタ設定は2次のQ=0.642設定で肩をなだらかにして弾みを重視しパルス鋭度も稼げる設定(’20年9/3アップ参照)です。グラフはゲイン未反映。
 
データは、以下。
 
 RDA560は620Aのレシピーをマイナーチェンジしてカットオフを8.5KHzに変更しました。
 左上の1)は2420の8.5KHzの1波トーンバーストで、中央上2)は2405H(反転)のそれで、右上3)は2405H(同相)のそれで、左下4)は2420と2405H(反転)を両方鳴らした場合で、中央下5)は2420と2405H(同相)を両方鳴らした場合です。
 1)と3)の波形がースタートで相が合っている事及び中央下5)で波高が上がっているので2405Hを同相にした場合がタイムアラインできていると判断しました。これは620Aの同軸とウーハー(ボイスコイルが同じ向き巻き)が反転で波形方向が合うのを確認してレシピーを作っているので、同軸とJBL2405Hが逆巻きボイスコイルを考えると論理的に合います。

 ■4)2405Hを620Aのバッフル面に設置してデジチャンの遅延時間(24℃(RDA560のレシピー内で設定)での距離換算で以下表示)を変えてタイムアライン
 これは、以下。
 
 左上の1)はデジチャンの電気的ディレイを0にした場合で2)はディレイを23cm、3)はディレイを21cm、4)はディレイを21.5cmにした場合です。
 1)の水色の〇が先行する2405Hの波で、赤〇が遅れてくる同軸の波です。この時間差を計ると~0.6mSですのディレイ差は20cm程度であると推定できます。
 それで2)205mm、3)210mm、4)215mmとディレイ距離を増加させて波形を測ってみました。2)から3)で波高が上がってからはそんなに変わらないのでもっと増加してみたのが、以下。
 
 5)219mm、6)221mm、7)226mmとディレイを増加させて波形を測ってみると、7)で波高が下がっています。従って5)219mmがタイムアライメントの合っている距離と判断しました。215mmでも良さそうですが、単体の2405Hの波形とより似ているという観点で219mmを採用。

 【結論】620A+2405Hで右側のユニットの620Aの同軸ツイータと2405Hのデジチャンでのタイムアライメントの合う距離は、219mmで、これは1次フィルタ(パスコンのみ)のアドオンで確認した物理的距離230mmより11mm短い。
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620Aの604-8Gのタイムアライメント見直し

2021-01-18 10:29:14 | タイムアライメント
 1/8のアップでも追記しましたが、604-8Gのタイムアライメントを見直しました。604-8Gは、ウーハーも同軸ツイータも+(赤:ホット側)に+電位を与えるとコーン紙が前に動くような方向にボイスコイルが巻いているのでタイムアライメントも同相で測定しました。波形観測をスルーしていたのがミスでした。1波トーンバーストに使う評価周波数についても、前回は1.65KHzでしたが高い周波数の方が精度が上がるのでウーハーの使える上限の2.5KHzまで引き上げました。
1/20青字訂正追加 昨夜ヴァイオリンを習っている妻に今の遅延時間設定でヴィヴァルディ:「四季」を聴いてもらいました。従来コメントは無かったですが、今回はホールで聴いているような自然な演奏という感想でした。

 ■1)逆相にしないと位相が合わない説明 ~通常聴取位置マイクでの評価~
 これは、

 上段がR(右)側ユニットで、下段がL(左)側ユニット、左のオシロ波形がウーハーのみで、中央はウーハーに対して同相にした同軸ツイータのみで、右のオシロ波形がウーハーに対して逆相にした同軸ツイータのみです。
 上段のR側ユニットで見たら、左のウーハーはースタートですが、中央の同軸ツイータを同相にした場合は、+スタートですので位相が合っていませんが、右の同軸ツイータ逆相ではースタートでウーハーと位相が合います。
  前回12/21のアップでは、同軸ツイータを同相でタイムアライメント調整してしまったので+側のパルスを合わせたら1/2波長ずれて合わせたことになってしまっていました。それでウーハーの遅延が~5cmと少なくなってしまったのです。
 しかし、通常聴取位置マイクでは、距離が~2mもあるので付帯波・BG(Background)ノイズが多く確認しにくいし、主波も2回ダブっていて反射波も拾っていますので擾乱が多い。(L側の方が位置起因でダブりの程度が大きい)

 ■2)逆相にしないと位相が合わない説明 ~マイク距離10cmの近接評価~
 通常聴取位置ではマイクとスピーカー(SP)が2m位離れているのでどうしても付帯波・BGノイズが大きくなります。S(Short)C(Cycle)F(Feedback)的に付帯波を少なくするには、マイク距離を短くすれば良い。ですので、マイク距離を10cmと超ニアーフィールドにしました。波形の+ーのみ見ればいいので以下のように同軸の真ん前10cmにマイクを設置。

 1波トーンバースト波形は、

 上段がR(右)側ユニットで、下段がL(左)側ユニット、左のオシロ波形がウーハーのみで、右のオシロ波形がウーハーに対して逆相にした同軸ツイータのみです。
 例えば、上段のR側ユニットで見たら、同軸ツイータを逆相にしてどちらもースタートですので位相が合っています。時間軸を3倍に拡大したこと及び、マイク距離を短くして付帯波・BGを非常に少なくする事で評価が正確にできるようになりました。左右のオシロの比較でやはり同軸はアルミ合金ダイヤフラムなので止めにくく2回目のーパルスまで出ているが右のウーハーはそれが2割位しか出ていないので2.5KHzではウーハーの方が波形を見た限りでは有利。

 ■3)L(左)側ユニットのタイムアライン ~マイクは通常聴取位置~
 先ずは、遅延無しで両方鳴らしてみました。Fc=2.5KHzでクロスした場合の2.5KHzの1波トーンバースト波形です。オリジナルのパッシブNWなら同相接続なのでこの間隔で 赤●の+側ウーハー波と緑●の同軸ツイータ波が反転して並んでいるはずで、逆相接続で以下の波形となる。

 赤●が1st+側ウーハー波で緑●が1st+側同軸ツイータ波です。この2波の遅延は0.38mSですので距離換算で130mmとなります。つまり1st+側のタイムアライメントは、ウーハー遅延130mmです。これをベースにウーハー遅延を変えてみたのが、

 左上からウーハー遅延=0cm、10cm、13cm(1st+ピークのアライメントできた距離)
 左下からウーハー遅延=15.7cm(1stーピークのアライメントできた距離)、20cm
 ウーハー波形と同軸ツイータ波形がシンメトリーでない(+波の方が高い)ので、1st+ピークでタイムアライメントの合ったウーハー距離と青●で示した1stーピークでアライメントの合った距離は異なります。

 ■4)R(右)側ユニットのタイムアライン ~マイクは通常聴取位置~
 これも、遅延無しで両方鳴らしてみました。Fc=2.5KHzでクロスした場合の1波トーンバースト波形です。赤●緑●の識別はWGのゲート比を最適化することにより波形を静止させることができるようになって初めて可能となりました。静止波形を見て片方のユニットをMuteでON/OFFしてどちらの波か確認した。

  赤●が1st+側ウーハー波で緑●が1st+側同軸ツイータ波です。この2波の遅延は0.437mSですので距離換算で150mmとなります。つまり1st+側のタイムアライメントは、ウーハー遅延150mmです。これをベースにウーハー遅延を変えてみたのが、

  左上からウーハー遅延=0cm、10cm、15cm(1st+ピークのアライメントできた距離)
 左下からウーハー遅延=17cm(1stーピークのアライメントできた距離)、20cm
 ウーハー波形と同軸ツイータ波形がシンメトリーでないので、1st+ピークでタイムアライメントの合ったウーハー距離と青●で示した1stーピークでアライメントの合った距離は異なります。

 ■5)+ピーク合わせとーピーク合わせのベストポイントを探る
 これを精度よく行うには先ず第一は近くにマイクを置くことですのでマイクを10cmの距離にしました。更にタイムアライメントを取る必要条件が経路を通常聴取位置上にあることですので距離は10cmであるが真ん前に置かず写真のよう通常聴取位置とスピーカー音源中心の経路上に設置しました。

 マイクを通常聴取位置に置くよりは精度は落ちますがそれではノイズが多くなるので現実的な最善の策です。これで評価した結果は、マイクが近接なので反射波の特徴のダブりは出ない。+ーピークの均等合わせの方法は両波を静止させオシロに出しておいてウーハー遅延量を逐次(1~2mmずつ)変えていって+とーのピーク高さの絶対値が等しくなるようにしました。

 上段がR(右)側ユニットで、下段がL(左)側ユニット、左のオシロ波形がマイクをSP真ん前の10cm距離に置いてーピーク合わせのウーハー遅延距離を採用した場合で、右のオシロ波形が経路上10cmマイクで+ーピーク均等になるように合わせた場合です。右側の方が∔-ピーク高さが均等であるのが判ります。又左下のグラフでは+ピークはスプリットしていますのでーピークは合っているとしても+ピークは若干ズレています。
 もちろん右側の結果を得たい為にやった評価で、結果はR側ウーハー遅延=16.1cm、L側ウーハー遅延=14.4cm、という結果です。実際の1波トーンバースト波形でNWを通したウーハーとツイータの両方鳴っているカットオフ周波数の音をマイクで収録してここまで綺麗なオシロ波形は見たことはありません。デジチャンで遅延を合わせた同軸ユニットは、音源が1点に集約できる事や評価面ではマイク位置の選択可能範囲が広く取れる事の優位性を感じます。まあ2405Hまでの同一音源位置化は無理ですが。

 ■6)ーピーク合わせでのF特
 最終条件のウーハー遅延(R側ウーハー遅延=16.1cm、L側ウーハー遅延=14.4cm、)ではないですが、ーピーク合わせでのF特は、

 70Hz~90Hzで定在波のピークが+8~9db程度(L側の方が大きい)ありますが、0.5KHzや2KHzでもその程度あるので大きな問題ではありません。中々良好と思います。

【結論】経路上10cmマイク距離での+ーピーク均等合わせで得られたタイムアライメントの結果は、R側ウーハー遅延=16.1cm、L側ウーハー遅延=14.4cm。(これはウーハーボイスコイル位置とツイータダイヤフラムの単純な寸法差 の推定値(17.4cm)と近い)
 1/13以降このウーハー遅延量で聴いています。
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604-8Gの同軸ツイータと2405Hのタイムアライメント

2020-07-24 10:31:19 | タイムアライメント
 前回の最後に記載していましたが、RDA560を導入して604の同軸ツイータを同相接続にしたが2405Hを同相接続のままにしていたので6/28に2405Hを逆相接続でタイムアラインし直しました。しかし聴いていると定位に違和感が出てきましたので7/23に波形確認からやり直して同相接続に戻しています。

 ■1)6/28に実施の2405Hを逆相接続でタイムアライメント
 パッシブNWの時は、604の同軸ツイータを逆相接続にしていましたので2405Hは同相接続で620Aのバッフル面から25cmで左右とも決めていました。これを6/28に2405Hを逆相接続に変更してタイムアライメントをやり直しました。先ずはL側で

 左上の①は同軸ツイータのみの8KHzの1波トーンバースト応答で、通常聴取位置マイクなので反射波等によるノイズが多くースタートか+スタートか微妙ですが+スタートと見ました。
 右上の②は2405Hのみ 正相接続ですが、これも波形が小さいの判りにくいのですがースタートのように見えます。
 左下の③は2405Hのみ 逆相接続ですが、+スタートののように見えますのでタイムアラインは逆相接続で取りました。
 右下④は同軸+2405H(逆相接続)でタイムアライメント後で25.5cmでタイムアラインでき、+スタートとして合わせました。

 R側も同様に2405H逆相で合わせたら、620Aバッフル面から2405Hが26cmでした。両方ほぼ同じ距離でした。

 ■2)6/28に実施の2405Hを逆相接続でタイムアライメント後のF特
 これは前と変りませんが、

 ①から③は2231Aを-10dbでアドオンした低スロープレシピーで、④は2231Aを8次(-48db/Oct)でクロスした低スロープレシピー。

 ■3)7/23 タイムアライメントの見直し
 定位に違和感(広がりはあるがピンポイントになった)を感じたので取り直しました。今回は、波形のースタートかをちゃんと確認したいので個別ユニットの波形確認はマイク距離10cmと超ニアーにしました。またトーンバーストも2405Hが強めになる10KHzに変更。先ずはL側で

 左上の①は同軸ツイータのみの10KHzの1波トーンバースト応答でマイク距離10cmなのでノイズは少なくースタートが明確に判りました。
 右上の②は2405Hのみ 正相接続ですが、波形が大きいの判り易くースタートです。
 左下の③は2405Hのみ 逆相接続ですが、+スタートです。
 右下④は同軸+2405H(正相接続)でタイムアライメント後で23.0cmでタイムアラインでき、ースタートとして合わせました。

 R側も同様

 R側は23.7cmでタイムアラインできました。

 付帯波から判断すると、604の同軸ツイータはL側が、2405HはR側が付帯波が少なくダンピング特性が良いと思います。

 6/28はマイクを通常聴取位置のみでやっていましたので、波形確認時の反射波等によるノイズで同軸ツイータがースタートであるのを見間違ったのがミスの原因でした。基本に忠実にやらないといけないと反省した次第。
 次回からは、RDA560の低スロープレシピーでQ=0.5を採用していますが、この見直しができるか検討してみましたのでアップしてみます。
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