オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

パイオニアが香港投資ファンドに買収され株式上場廃止

2018-12-20 12:42:04 | オーディオ
 12/7に表題の発表があった。シャープに続いて、パイオニアもかというのが偽らざる心境。思えば、大学時代に最初に組んだコンポは、パイオニア主体だった。

 ■1)大学時代に最初に組んだコンポ

  ・プレーヤー パイオニア PL1250   →現使用はこれのみ。
  ・デッキ   赤井    オープンリール GX-4440D→今でも再生は可能
         後パイオニア CT570→故障 ソニー TC4250SD→故障  ソニーTC-FX705(動作不安定)
  ・チューナー パイオニア TX8800 これは友人N君(604E保有)に譲渡
         後パイオニア F700 と ヤマハ T-3と更に後、ケンウッド KT-880F
  ・アンプ   パイオニア SA8800 → サンスイ AU-D907FEX 両方ヴォリュームがガリっている。
         後パイオニア F-J7(インプレッサに付いていた。)→LP-2020A+
  スピーカー  三菱 DS-28B→これは友人N君(604E保有)に譲渡 →JBL4331A+後(620A+2405)

 ほとんど、パイオニアにご厄介になった。

 ■2)パイオニアの今後

 ①香港の投資ファンド(BPEA)の出資を受け入れ、完全子会社になることを決めた。
 ②来年1月の臨時株主総会で承認されれば、パイオニア株式は同3月に上場廃止となる。
 ③今後2年かけ、国内外で全体の15%に当たる約3000人を削減。
 ④音響機器メーカーとして一世を風靡(ふうび)した名門が外資傘下で再建に挑む。  

 思い起こせば、大学院の入試を2番か3番(当方はボーダーライン)で通過したY君もパイオニアに就職した。もう定年なので退職しているだろうが万感の思いだろうな。当方もM電機の半導体が左前になって”この木何の木”のH社の半導体と合併し、更にはN電の半導体も合併して3社の半導体の合併会社になった。でも途中コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)という投資ファンドへの身売りの話もあったが、そうならなくて良かった。結局政府主導の産業革新機構等が入ってきたが、やったのは主にリストラ(不採算部門切捨&販売系削減&工場売却&人員(~2万人)削減)だけだった。そして近年一部の株をデンソー等に売っている。本当に産革で良かったのか? 
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ALTEC 604シリーズネット散策 と現状の音特確認

2018-11-18 13:18:30 | オーディオ
 ALTEC 604シリーズは、同軸型の典型と言われており70年代にはレコーディングスタジオユースも多かったようで未だにファンも多い。当方は70Hz以下の低音はJBL2231A、10KHz以上はJBL2405を使っているが中間のベースの音は620A(604-8G)を使っている。ネット散策していたら興味深い記事があるので少し思いつくままに感想を残します。12/3青字追加12/20赤字追加 12/22緑字追加
 ■1)私と同じようなキャリアの方が同じような選択(LP2020+604)をされている例
 私は、R社という半導体の会社を57歳で早期退職してオーディオ趣味を復活させて、LP2020A+と604-8Gをメインに鳴らしています。この方は、アンプエンジニアを57歳で早期退職をされて、やはりAudioが生きがいでLP2020A+と604Eで鳴らしておられます。まあ、GとEは違いますが大筋は余りにも似ているので最初見たときは唖然としました。高域は、私はJBL2405でこの方は、CrossOver18kHz以上でのSuperTW的にRibonTWを追加していることですが、違いは仔細なことです。同じ組み合わせを選択されていることに嬉しく感じます。

 ブログタイトルは、”リタイヤ翁様のオーディオ特別講義”で”Z・特別講義19”[ 小信号の解説 ] に詳細がありますので興味ある方は、訪問ください。一部抜粋すると、

 ”遊びでLepai2020+を購入ALTEC604eに接続、聴いてみてビックリ、歪の無い、かつ分解能 の高いサウンドです。 即分解使用ICの確認を行い、電源の強化を試み音質改善、今だ現役です。
それまでは武末数馬氏に影響をうけ各種真空管Ampを作成していました。 直近は上條氏の超3結、野呂氏D-NFB Ampなどを作成使用しておりました。”

 ■2)シンパパの趣味の時間 
 この方のブログも散見していますが、興味深いです。特に604Eのマルチセルラホーンを外して円錐コーン状の自作ホーンに改造されているところなんかは真似てみたい気がするが私はそこまで根性が座っていませんので出来ません。604Eをズバ抜けてバランスが良い名器と仰っており当方も同感です。その中で気になる記述があるので少し抜粋します。

●2009年5月22日金曜日 Altec 604E 再考 自作ホーンの快感
”逆に最終機(現行機・・・GPA・・・復活したなんてホントニエライ)が繊細でバランスがよいとの噂もあります。(厳密に比較試聴していないので不明ですが・・・・・)でも、そこはかとなく漂う 厚い(熱い)雰囲気感のアル 音ならば 黄金期のアルニコで・・・なおかつ 球数豊富で 値頃感のある なおかつコーンが比較的軽い(m0 65g前後とか) TypeEが狙い目か”

●2017年10月2日月曜日アメリカ音響全盛期 ビンテージ品の楽しみ方
”604Eを入手してびっくりしたのは、そのコーン紙の軽さとダンパーの繊細さでした。特にダンパーはナイロンメッシュの薄いものに同心円のリブを付けた他のメーカーには見られないもので、いかに初動感度を高めるかに腐心した開発陣の熱意が感じられるものです。もし、程度の良い604Eに巡り会えたら、ぜひ入手していただいて、オリジナルのコーンとダンパーだけは交換しないことをお勧めします。
逆に新しいほうの604G以降は、ロックやブラック音楽全盛となりドロドロした低域、打ち込み系の時代で、JBLの4ウエイシステムや、その後のTADとの戦いになり、ジリ貧となっていた時期であるため、得意な中域の張り、情報量、2ウエイのバランスよりも、低域拡大を狙ってM0を増やしたモデルとなっており、高音ドライバーと中域の間の繋がりが悪化してしまったのが若干残念な感じでありました”

 上記を読むと、604Eはm0 65g前後と振動系が軽く初動感度を高めているのではズバ抜けてバランスが良いが、8G以降はm0が大きくなっていてドロドロした低域となる。

 しかし、エレクトリが40年前に出したエンクロージャー図面集には以下のように8Gはm0が59gとある。

 従って、604-8Gでm0が大きいことは無い。JBLの源流 名機D130でも60gですので59gは15インチでは最小と思います。15インチではm0=60gレベルが風のような低音が出る振動系重量と思います。59gより軽い(15インチでは殆ど無い)とf0が高くなるのと強度が保てなくなって分割振動が増える。逆に重いほうはf0は下がるが過渡応答が悪い重い低音になる。
 また、11/24にアップしているグラフの上段でもわかりますが、下段の2231Aに比べQs(Q=0.5で臨界制動)も0.23と異常に低く裾が広い共振インピーダンスを持っていることから604-8Gはオーバーダンピング・過制動であることが判ります。小出力の球のアンプで大音量を出すために磁力を強くして振動系を軽くした結果ですがLP2020A+には結構合っています。磁石を強力にすると、全インピーダンス中のサスペンションのインピーダンスが占める割合が相対的に低下するので、サスペンション歪みの占める割合も低下し、歪み全体が減るというメリットを享受できます。

 ■3)ALTEC LANSING Fan Site by ash 604 Forever
 ここは604シリーズのまとめが素晴らしいサイトです。特に”604Series”のページ最後の一覧表は、良くこれだけ集まったなと言う位感心します。

 ■4)現状の音特
 これは、以下です。

 ①は、通常聴取位置でのFFTです。ほぼフラットです。赤〇のディップは前にも説明したように部屋の影響です。マイク距離を10cmに短くして測定したら1KHz以下の定在波起因のディップは無くなります。
 ②は、「1/6octサイン :位相+高周波歪み測定」です。青〇で囲んだ位相回転は30Hz付近は2231Aのバスレフのポート反共振でその右の200Hz付近は①の赤〇に対応し部屋の影響と考えています。赤〇は1.8KHz位なのでクロス影響ですかね。緑の〇は高域の高調波歪です。③は通常聴取位置での残響です。0.2秒台ですので、狙い(Jazzのスモールコンボ)通りデッドです。50Hz~100Hzは0.9秒弱ですが、これはブーミーとは感じないレベルです。Jazzには理想的な残響特性(*1)です。④がサイン波の高調波歪です。⑤は90度回転させないと入らないので回転していますが、無音でそれを測定しそれでも高域が歪が出ていますので、④の高域歪はインバリッドだと思います。②の緑〇内もそうかもしれません。
 *1)SALogicのHPの残響時間の考え方を引用しますが、大体合致。③で250Hz~数KHzが盛り上がっていないのでフラッターエコーも無い。→これは床についてはカーペットが、壁・窓については、「厚手」と「薄手」更の2重のカーテンが効いています。 更に③で125Hz~250Hz付近の帯域(ミッドバス)の盛り上がりも無くブーミングも発生していません。横使いをしていることが100Hz以下の上昇とブーミングのないことに対し良いほうに作用しています。それにより音楽の躍動感が増加します。
   ルームチューニング徹底解明 □□ルームチューニングとは□□
 1)ブーミング帯域(125Hz~250Hz)の残響時間を、500Hz以上の帯域の平均残響時間より短くする。
 2)その上で100Hz以下の残響時間を急激に上昇させることができれば、音楽の躍動感も急上昇する。
 3)高音域の残響音は料理の調味料のようなもの、上昇傾向にすると音楽のクオリア(感覚質)が格段に向上する。


 (注:②については、以下のようにマイクを近づけないと位相回転が大きくなるとあるので上記はそのためかもしれません。
 位相回転はスピーカーとマイクの距離が離れるだけで大きくなります。このため、スピーカー本体の特性を知るためには、マイクは近づけて設置して下さい。)

 音については、ヴォーカル・スモールコンボ・オケ・ピアノ等個別楽器、何を聴いても自然なライブ感を感じます。まあ私の駄耳に感じるレベルではほぼ目標にタッチしています。
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液晶TVの選定

2017-04-20 11:12:52 | オーディオ
今回は、去年TVを購入した時に選定した経緯についてお話します。

 ■1)液晶TVの選定の優先順位
 去年の4月頃に、従来のTVはシャープの亀山モデルで画質は良いのですが、29型でスポーツやYOU TUBEの動画を見るとどうしても迫力が不足ということで、購入前提で価格.COMでレビューを見てみました。そしたら、”迷ったら大きい方を選べ”と言うコメントがあり、それを先ずは方針の1つにしました。次に比較表を作り優先順位を以下に決めました。
 ①PCからTVに繋ぐことができる。今のPCはTVの画像用出力はD-sub15pinの端子ですので、それが使えることが、必須です。
 ②省エネ基準が最新基準で満たす。
 ③可能な最大サイズ・・・今のスピーカーは、センター間で1.5mしか離れていないので、55型がMAX。
 ④場所を再々移動するので、軽いこと。
 ⑤画質は、フルHDで十分。

 ■2)50型前後で比較表の作成
 これを検討するのに、比較表を作ったのが下記です。実際に作った表は、項目が約2倍あったのですが、列を隠して見やすくしました。隠し列のアルファベットの分がそうです。

 先ず、①のD-sub15pinの項目がX列にありますが、これが満たせるのが、この時点で黄色のハッチングの3社(ハイセンス・シャープ・三菱)でした。

 ■3)選定結果
 三菱電機は私が在籍した会社ですが、残念ながら、チューナーが1個しかなく落としました。②の省エネについては、シャープが一番良いのですが、ハイセンスもまあまあです。③については、55型のハイセンスと、シャープの50型で最後まで迷いました。④については、ハイセンスの55型が、シャープの50型より軽く有利です。⑤については、ネットを検索してみたら、ハイセンスは、4角が暗いという2chがありました。これは、実機を確認しないとということで、塚口にある”ツカシン”の中のジョーシン電機で確認したら、4角が暗いということは全くありませんでした。シャープと比べると若干画質の細やかさが落ちるのと、少し暗いように見えましたが、これは調整可能と判断しました。

 ■4)購入
 上記の検討結果+③のサイズ検討を詳細に図面検討して、55型でも何とか620Aのホーンが隠れないとの結果から、”迷ったら大きいのを選べ”と言う先人の教えも考慮して、ハイセンスのHS55K220 [55インチ]に決めました。ジョーシンネットで期間限定で69800円という破格の値段で売っていましたので、昨年5月に購入しました。当時よく、Jaap van Zweden指揮の大好きなストラビンスキーのThe Rite of SpringをYOU TUBEで見ていて、これを大画面で見たいなと思っていましたが、その画像が以下です。

 指揮者は、見てもあまり感動しませんので、演奏者も載せます。この演奏者は実物大で写っています。

 55型より大きいと、マルチセルラホーンが隠れてしまいますので、これは音に影響しますが55型だとギリセーフです。画質も購入したままでは普通でしたが、調整が色々あって、最終的には十分満足できるレベルまで調整で追い込むことができました。尚、今はこのTVは旧機種になりほとんどネットでも買えないようですが、昨日検索したらアマゾンで11.5万円以上で新品と中古も出ていました。1年前より値上がりしていますね。やはり性能が良くて値段が安いことが浸透したんですかね。又、外付けHDDによる録画もしてみましたが、バッファローの2Tで全く問題なくできました。このTVでしか使えないという制約もありますが、自分が使う範囲では問題は無しです。
 ■5)ハイセンスについて
 このTVを買うまでは、知りませんでした。しかし、調べて見たら中国の海信グループと言う会社で中国ではTV販売数が1位とからしく、世界でも1位:三星、2位:LGに次いで3位で、数年前3位だったソニーを抜いています。技術も、日立と技術提携をしていて、日立TVの製造元で、ハイセンスのTV自体Woooの廉価版というような話もありますが、真偽は不明で、操作はWOOOと似ているとのことです。ですので、技術的にも日本メーカーの血を引いていますのでしっかりしています。また、TVについてはハイセンスが3年保証をしてくれるというのも安心できるし、自信があるのが伺えます。

 次回は、このTVの音を評価して見ましたので、その話をします。

 

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ルームアコースティック ~6畳間の追加データ~

2017-04-02 11:28:35 | オーディオ
前回2/5に、前の家の6畳間のルームアコースティックを紹介しましたが、実は部屋の寸法は、今の6畳間を記載していました。前の家の6畳間の寸法を記録していませんでした。昨日、前の家に今お住まいのY様にお願いしまして、寸法を測って頂きました。Y様にも感謝です。
 ■1)前の家の寸法比と石井式の理想比との比較
 前の家の6畳間の寸法を下記します。
 縦:横:高さ  257×352×245(壁TO壁 cm)
         (ウォーキングクローゼット奥行き89cm(扉4対、開放時は、横寸法に追加))
    比率   1:1.37:1.05
 となります。

 一方、石井式の理想寸法比は、最長辺を1として、1:0.845:0.725で、縦横高さの規定はないので、最短辺を1として並べ替えると
         1:1.38:1.18
 となります。高さが、もう少し高ければ、全く理想比です。

 理想高さ=257×1.18=303 cm  ですが、一般的に天井を3mにするのは、注文建築でないと難しいです。

 2/5に載せた残響とF特を再度載せます。この場合、スピーカーは、縦の辺に目一杯広げて置いていましたので、横壁とは、左右ともに5cm間隔しかありませんでした。
 
 
 ④は、クローゼットを全開にした場合ですが、残響も問題ないですし、F特の100Hz以下の定在波影響も③に次いで良いです。
 これは、比率で言うと、
          1:1.44:1.41
 となり、理想比とは少し離れますが、クローゼットの中は、布団も、衣服も入っているので、吸収源になっていると思います。

 ■2)今の家の6畳との寸法比の差
 6畳でも微妙に寸法比は、異なります。今の家は、大和ハウスですが、以下の寸法です。
 縦:横:高さ  264×355×240(壁TO壁 cm)
    比率   1:1.48:1.10
 となります。高さが低いので、若干上とは比率が違いますが、理想寸法に近いことは同じです。

 次回は、実家から持ち帰った PE-20の特性を測って見る事にします。
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ベル研のオスカーの気持ちになって

2017-03-03 14:52:40 | オーディオ
 今回は、ベル研のオスカーになった気分でF特を採ってみました。ベル研のオスカーとは、1933年にベル研ではオスカーという人形を作ってその両耳にマイクを付けて、これを別々に増幅してヘッドフォンで聴き、バイノーラルステレオの実験をした時の人形のことです。これは大変有名な実験で前の方からはあまり効果が無かったようですが、後ろから人が人形に声を掛けた所、別室でヘッドフォンを聴いていた人が驚いてヘッドフォンを外して振り返ったという報告があります。ということで、私の耳にマイクを付けてF特を測って、三脚で採ったのとどう違うか比較してみました。ステレオサウンド1974年秋号340ページを以下に載せますが、最下段にオスカーの記事があります。この頃の雑誌は、今のような売らんかな、と違って為になることとか本質的なことを取り上げていて、品格を感じました。


 ■1)実験環境
 先ずは、従来の三脚でのF特を採るときの写真を載せます。

 三脚の上にあるのが、マイクですが、小さくてほとんど見えないです。マウスの横で写してみました。

 非常に小さいので、ヘッドホンのパッドの中にも簡単に入りそれを密閉もできます。小さいですが、コンデンサーマイクでメーカーデータでは、20KHzまでフラットです。
 次にオスカーになった私の耳にマイクを刺しているところです。

 耳の真上にあるので、ほぼ耳で聞いている状態でマイク録音できます。

 ■2)人間オスカーによるF特
 では、F特をお見せします。私の座っている位置は、いつも三脚を立てている位置と同じで、南窓から234cmの位置です。

 ①がMY SPEAKERで私がオスカーになった時の右耳で聴いた時のF特で、②は従来の三脚でのF特、③は、WG・WSで採った右耳・右スピーカーでのF特で、④は、左耳・左スピーカーでのF特です。尚、①に対応する左のデーターもありますが、後で出します。
 ①と②の比較ですが、先ず低音域では、40Hz以下が違います。①は、20Hzから40Hzに向かって下がっていきますが、②は、上がり基調です。これは、リピートで何回か同条件で採ったところでは、有意差ではありません。また、②は、150Hzにピークがあります。このピークの原因は、三脚でのマイク位置と耳に挟んだ時のマイク位置の微妙な数cm~10数cmのズレで定在波・反射波影響が違っているからです。高音域については、①は、10KHzにピークがありますが、②では、13KHzにあります。この~3KHzの差は、後で推定結果を示します。しかし、耳でのF特の方が、13KHzまでの形の凸凹が少なく素直ですし、私の目標と従来から言っている低音が高音より10db高くなっています。
 ③④は、WG・WSでのデータですが、これは、左右のスピーカーの差を見たかったのですが、まずまず同じレベルが確認できました。
 次に、⑤で左耳でのオスカーF特を、⑥に三脚での右スピーカーでのF特を示します。

 ①と⑤については、①右耳は5KHzからの落ち込みがありますが、⑤左耳は、そこはフラットで、高域のピークは、①が、10KHzで、⑤が13KHzと違っています。この差については、後で示します。また③と⑥を比較した限りでは、差はないようです。この結果で纏め直したのが、下記です。
 
 上段左が、人間ダミーの左耳のF特、右が人間ダミーの右耳のF特、下段は、三脚で、位置をずらしてF特を採って、上のF特に対応しそうな位置で取ったもので、左は上の左耳に対応する13KHzにピークが出た南窓234cmの位置でのF特、右は、上の右耳に対応する10KHzに近いところでピークを持つ南窓220cmの位置でのF特です。②と⑤の13Khzのピークと、低音域の形がほぼ同じですので、三脚でのマイク位置(南窓から234cm)と、左耳のマイク位置がほぼ同じであったと言えます。①と⑧も同様10KHz付近のピークがほぼ合っています。上下がそれぞれ対応すると見ました。私の顔の幅が、15cmで、下段の距離差は、14cmですので、ほぼ合っていると思います。
 しかし、高音のピーク周波数以外に見方を変えれば、①と②は、5KHz前後が落ち込んでいる点が似ているし、⑤と⑧は、5KHz前後は下がっておらず5KHz以降が単調減少している形が似ているとも見えるが、位置的には逆の方が合っている。

 【結論】
 人間ダミーの右と左にマイクを置いて、F特を採って見たが、場所・位置によるレスポンス差が大きいので、上記データ以外にも色々採っては見たが、人体取得音と三脚取得音との差を議論できるデータは得られない。自分をダミーにする場合は、位置精度を例えば第三者が見ているレーザー等で決めておかないと、正確な測定は出来ない。(三脚の場合は、南窓(壁)からの距離を決めたら、高さを一定にしているので、足の長さが固定で3点を目一杯開く条件で場所はほぼ決まる。)
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