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オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

サウンド・ドライバーのPCによる差 結論修正版

2017-09-23 00:17:53 | サウンドボード
 前回、9/21に上げた時は、ドライバーのVerが新しい方が良いと結論しましたが、後3台のPCを測定した所、どうもドライバーのVerではなく、PCメーカーに差があるようなデータが出てきました。今回はその話です。また、前回はサインスイープデータに高調波を出していませんでしたが、今回は高調波(1KHzに対する)を出しました。

 ■1)前回データへの高調波の追加
 これは、以下。方法は、測定系の評価ですので、一番適していると思うループバック法です。

①②は、レッツノートで、③④は、DELLのPCです。左側が、サインスイープのFFTで、右側がインパルス応答のFFTで、今回は、サインスイープに緑の線で瞬時波を記録して1KHzの基本波の時の高調波を加えました。これを見れば、レッツノートは、高調波がほとんど無いのに対し、DELLでは、3次、5次、9次が-50db前後出ています。インパルス応答から判断して17KHz付近からの低下も、レッツノートは無いのに対し、DELLはあります。
 注)DELLのみ縦軸のレンジをー100dbにしてしまったので、③でバックグラウンドノイズが消えていますが、レンジを他と同様ー120dbにすれば、出てきます。尚、今年の6月以前は、主にDELLでオーディオ評価をしていました。DELLは、オーディオデバイスを抜き差ししても内臓マイクがある関係でか、WSやWGが立ち下ることがない(CF-S10は止まってしまうのでWSやWGの再立ち上げが必要)という使いやすさがあります。

 ■2)NEC Versa Proと hp Probook 4540Sのデータ
 これも以下です。

 ⑤⑥が、NEC製のVersa Proで、⑦⑧は、hp製Probookのデータで、左側が、サインスイープのFFTで、右側がインパルス応答のFFTです。インパルス応答から判断して17KHz付近からの低下については、NECもhpも見られます。高調波については、NECもhpも-50db前後で見られますが、NECの方が、高次が出ていますが、hpはNECと比べると少ない。尚、⑧からhpは、リニアリティが保てていないと言う問題があります。

 ■3)NEC Lavie LS150FS6Wのデータ
 これも以下。

 これも、両方17KHz付近からの低下があります。高調波も上のhpレベルで出ています。Lavieは、WG・WSのフレームが通常青ですが、緑になります。

 ■4)考察
 以上より、現時点では以下と結論します。

 ①17KHz付近からの出力低下の原因:インパルス応答から判断して、PCメーカーにより差がある。低下が少ない順に

  パナソニック>NEC=DELL>hp(リニアリティがそもそも無い)

  となる。

 ②PCメーカーにより差が出る原因:これは、ドライバーソフトについては、パナも、NECもDELLもRealtecであり、NECではパナより新しいVerでも低下しているので、ドライバーソフトについては原因ではない。とすると、残りはハードということになるので、サウンドカードが各メーカーにより、その周波数的なリニアリティに性能差があると考えられる。

 ③ドライバーソフトについて:hpの4540Sについては、高域だけではなく、全周波数でリニアリティがおかしくなっている。これは、IDTのサウンドドライバーが原因なのか、サウンドカードがおかしいのかは判らない。

 ④高調波について:これについても、上記のPCの中ではレッツノートが最も少ない。優秀な順番は以下。

 パナソニック(-80db)>DELL(-50~ー60db)>hp(-55db>NEC(-50db)

  となる。 いや~、レッツノート買っておいて良かった!測定系で歪を出したり17KHzから上が低下していたら話にならない。買ったお店のO様に感謝。サウンドの良いPCを探していると言ったら、1時間位レクチャーしてくれて、その結果レッツノートにしたんです。
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サウンド・ドライバーの特性のPCによる差 (旧:9/23に更新記事あり)

2017-09-21 09:24:35 | サウンドボード
 今回は、サウンド・ドライバーの特性のPCによる差についてお話します。それに気づいたのは、2009年製のDELL Vostro V13で採ったループバックが、17KHz辺りからFFTが低下していたので、こんなものかと思っていましたが、2010年製のレッツノートCF-S10 のループバックが、20KHzを越えた辺りから低下しているという差があることに最近気付いたからです。

 ■1)ループバック特性のPCによる差
 これを比較したのが、以下です。

 全てループバック特性を見たものですが、左側が、サインスイープのFFT、右側がインパルス応答のFFT、上段が、今までづずっと使っていたDELL製PC(2009年製)で、右側が、今年の6月11日から使い出したパナソニックのレッツノートCF-S10(2010年製)のデータです。左側のサインスイープのFFTでは、17KHz辺りからFFTが低下しています。右側のインパルス応答のFFTも同様です。6/12にハンテックのUSBオシロを上げた時に、WGのパルス幅が70μS位で形は三角波で、三角波と考えた場合の周波数でいうと14KHz位で、インパルス応答のFFTが17KHzで低下しているのは、WGのパルスが立ち上がりが鈍っているからだと記載したのはとんでもない間違いで、単にDELL製のPCのサウンド・ドライバーのVerが古く、特性がしょぼかっただけでした。エフ様に謝らねばなりません。申し訳ありませんでした。

■2)特性差がでる原因の推定
 この差は何かと推定しますと、サウンド・ドライバーの会社は、Realtec High Definition Audioで同じなのですが、製造年がDELL製PCは2009年、レッツノートCF-S10は2010年製と1年の差があります。具体的に比べると、

 DELL Vostro V13 サウンド:Realtec High Definition Audio 2009/10/13、 ドライバーVer.6.0.1.5958 プロバイダーAndrea Elect. Co.ファイルVer.1.0.32.9

 レッツノートCF-S10 サウンド:Realtec High Definition Audio2010/10/26、ドライバーVer.6.0.1.6230 プロバイダーAndrea Elect. Co.ファイルVer.1.0.64.10

 となります。ドライバーのVerもPCの製造と同じく、ほぼ、1年の差があります。DELL製PCは、内臓マイクもあり、WG・WSの動作も全くスムーズですので、ずっと使ってきました。レッツノートCF-S10は、内臓マイクがない為なのか、WG・WSもミニジャックを刺していない場合は、動作がストップしてしまうとか使い難い面があったのですが、高域特性面では優れているので、マイク等は抜かないとかの使い方のポイントが判った6月11日以降は、主にレッツノートを使っています。よく言いますが、PCは新しいものの方が良いですね。少なくとも、Realtecの2010年10月26日以降のVerなら20KHzまでインパルス応答でフラットな特性で評価できます。

 ■3)サインスイープとインパルス応答
 サインスイープのFFTを採る時には、20Hzから20KHzまでを成るべく精度が高くなるように、20秒でスキャンしています。従って、過渡的な情報は全く入っていません。静止的な情報を見ているということになります。対して、インパルス応答のFFTは、1パルスで20Hzから20KHzまで一瞬(正確に言うと、35μS)で出ますので、過渡的な応答が見れているということになります。位相情報も含まれているということも言われていますが(これは良く理解していません)、インパルス応答が瞬間的なパルスの集合体である音楽の応答を最も正しく表していると思います。

 ■4)話題は変わって
 昨日、彼岸のお墓参りで、京都に行ってきました。その際、西山霊園から京都方面へ9号線を下って車で5~10分位行った所に、"ベイビー・フェース・プラネッツ”というレストランがあったので、入りました。

 日替わりランチが平日880円で、ドリンク・バーとスープ・バーも簡易ですが付いているというお得なランチでした。(オムライスと鳥カラとガーリックの効いたスパとサラダ)

 ボリュームもタップリで、最初デザートを頼もうと思っていましたが、止めました。前は、980円の海鮮ピラフを食べましたが、これもしっかり味が濃く付いて美味しかったです。薄味がお好きな方には、ちょっとかもです。近くに御寄りの際は、一度立ち寄っても損はしません。
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