オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

ONKYO TW3001 特性評価

2017-09-24 09:42:36 | スピーカー評価
 今回は、9/21にONKYO TW3001を紹介した最後に、入手したのでざっくり特性を測ったと記載しましたので、その話です。

 ■1)入手したONKYO TW3001
 これは、下記です。ブラックフェイスがカッコいい!

後は、

 スピーカー端子もピカピカです。

 ■2)測定風景
 これは、下記。単体評価は、このようにニアーフィールドで、マイク距離は10cmです。

 620Aと繋いだ時は、下記のように2405Hの左に置きました。位置は、2405Hの前後位置と同じ22cmでタイムアラインは未。

 マイク距離&高さは100cmですので、TW3001とは15度くらい角度が上下に付いているので20KHz辺りは指向性で落ちます。

 ■3)測定データ ~単体ニアーフィールド評価~
 これは、2)の最初の写真の状況で採ったものです。

 1.は、TW3001単体で直結で素の特性です。2KHz~20KHzまで6KHzに若干ピークがありますが、ほぼフラットのFFTです。2.はパスコン2μF(Dayton)を付けた時のインパルス応答のオシロですが、これは、詳細評価したいので、0.5msと時間軸を広げていますが、鋭いピークで理論通り+スタートです。ドーム型ダイヤフラムですので、そうなるんでしょう。前後に付帯波があるのが若干気になります。直結時は、前の付帯波はほとんど無くなります。3.は、直結時のインパルス応答のFFTです。これも1.とほぼ同じです。2.はそれにパスコン2μFを付けた時のインパルス応答のFFTです。パスコンが上手く利いて6KHz辺りから低域が落ちていきます。パスコンは、1μFも見ましたが、6Khz付近から上がハイ上がり傾向になるので、フラットな2μFがよさそうです。

 ■4)測定データ ~620Aと繋いだ時のファーフィールド評価~
これは、以下。TWは、パスコン2μFで直結、2405Hは、パスコン1.5μFでATTは、5.2db掛けた。

 上段が、TW3001で、下段がリファレンスの2405Hで、左がサインスイープのFFT,右はインパルス応答のFFTです。5.を見ると、低域に対し、高域が20db程度低いですが、20KHzでも低下しつつレベルが維持されているのでサインスイープはこんなもんです。というか余り重視しません。聴感に近いというか原信号に近いリファレンス評価が出来るのは、インパルス応答のFFTですが、6.では、ほぼフラットで完璧です。下段の2405Hですが、TW3001に比べると、10KHzを中心とした高域がTWよりは少し高めですがこれもほぼ完璧です。この程度の差は、どちらが好きかというレベルの差と思います。TWの方は、20KHzを超えてもレベルがなだらかに低下していきますが、2405Hはストンと落ちますので高域端はTWの方が延びていると言えます。これはカタログデータ通りです。

 ■5)TW3001を右側に付けての試聴
 これで、少し聴いてみました。傳さんが言っていたように、アタックは凄い。名機2405Hを凌ぎます。しかし、硬質とも傳サンが言っていたように、シンバルがジュラルミンで出来ているような、チーンという音に近い感じになる。2405Hは、もう少しジャーンに近い。これも好みの世界になります。まず、ウィ・スリーを聴いてみましたが、ロイのドラムスが丁度右にあったのですが、チーンという音に近いシンバルが良いですね。生に近いのはどちらなのかな?それと高音だけでなく、雰囲気というか世界が少し広がるような気がします。これは言葉では表し難いのですが、その場の空気を再現できているというような感じでしょうか。それとスネアドラムやブラシが乾燥したカリフォルニアの空気の中で鳴っているような乾いた音に聴こえる。打音に強い。

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