RDA560が入着した3/10から今まで約9ヶ月羽陽曲折はあったものの何とか所望の音に到達した。2~3点の改善可能ポイントも無いわけではないのですが、枝葉末節という感じなので、この辺りで一旦まとめてみます。
1/2青字追記 明けましておめでとうございます。先ほどNHKで”ライジング若冲”を見ていました。絵も素晴らしいが音も素晴らしい。~3m奥に定位する一貫して流れるコンガ風ドラムや中央で少し奥に定位する弦(ウクレレ?)や笛のテーマが時々にソロを交換する。途中自然現象の音(雷や寺の鐘、カエルや動物や鳥や特に若冲が好んだニワトリの鳴き声等)も上手に配置し定位も計算されつくしている。終盤はベースをバックにピアノやクラリネットソロも。若冲の大胆な構図・精緻極まる色彩表現の細やかな絵も楽しめた。特に相国寺の"動植綵絵"には感動。ドラマ後の若冲紀行も為になった。若冲没後100年後の「廃仏毀釈」時に相国寺が経済的に困窮してその絵を皇室に献上しこの時の下賜金1万円で危機を免れたと言うことは、若冲が没後相国寺を救った。京都の錦市場で生まれ育った若冲は単なる天才的な画家だけではなかった。
1/15 赤字追記 ウーハーと同軸を同相で評価していたが、波形の詳細観察で逆相でないといけない事が判明。1/12に取り直した。ウーハーの遅延距離を変更しました。詳細は後日紹介予定。■1)の表と■6)の遅延距離は改定済です。
■1)RDA560のレシピーと620Aのスペック
これは、
レシピー⑲2Way L:無し、M:HPF無し&LPF1.8KHz(Q=0.642)、H:HPF1.5KHz(Q=0.642) アドオンで2405H
・L(2231A) :Mute ONにして、不使用
・M(604-8Gウーハー) :密閉改造済。HPF不使用、LPF(カットオフ1.8KHz、Q=0.642)、同軸に対しR側5.5cm、L側5cm ディレイ
・H(604-8G同軸ツイータ):HPF(カットオフ1.5KHz、Q=0.642、ホーン上に共振防止の重り設置 L:934g、R:1001g)、 アドオンで2405Hを1次パスコン2.2μF(双信電機製の誘電体PCのフィルムコン)を同相接続、ATT:12db、7/24アップのタイムアライメント結果(R:620Aバッフル奥23.7cm,L:同23cm)1ch空いているので同軸と2405Hをフィルタでクロスすることも可能ですがタイムアライメントが完璧なので不要。
RDA560 Bass Vr=13:00(電気的で2db)~13:45(電気的で4db)でバスブーストしています。
改善点を纏めると、
RDA560のレシピー関係は黄色にハッティングしています。
■2)低域の改善 密閉化・2231Aアドオンの取りやめ・バスブースト
4331Aの2231Aをアドオンするのは取りやめました。60Hz8次LPFカットでLPFした場合、60Hz~50Hzは付帯波が遅れてきた2231Aの波とキャンセルしたのですが、
40Hz以下例えば30Hzは逆に付帯波が大きくなるデメリットが発生。
620Aの604-8Gウーハーは、付帯波の少ない密閉化とした。そのままでは70Hz以下の低域の音圧が若干低下するのでRDA560のBass Vrで13:00で電気的で2db(ソースが古いとか場合に寄り13:45で電気的で4db)までブーストした。
■3)中域改善 カットオフ周波数Fc決め
7/19のアップに詳細がありますが、6/16に620BをアキュフェーズのA級アンプの100万円クラスで駆動されている知人に来訪頂き、Q=0.5の低スロープのレシピーを作るのに協力頂いた時にカットオフ周波数Fcは以下で決めた。知人の聴感での追い込みで以下決めて貰った。
604-8Gのウーハーについては、この超軽量コーン紙のダンピングの聞いた弾む低域を最大限活用する為にぎりぎりの上限1.8KHとしました。
604-8Gの同軸ツイータについては、NW時代の定格で、1.5KHzとしました。
■4)中域改善 ハード 同軸ツイータの共振低減の為のウエイト設置
上表にあるように、604-8Gの同軸ツイータは、1.2KHzにF特のディップがあり共振していると思われる。同軸のホーンの上にL(720g⇒934gへアップ12/27)、R(911g⇒1001gへアップ12/28)の重りを設置した。これにより共振のディップが低減された。不要なノイズが減少したのではないかと推測。
R側を12/28に重量追加。追加前は、
913gでしたが、キー(@9g)を10本(90g)追加し、
1001gにアップ。
左側もウエイト(キー20本=180g)をアップし、757g⇒934gへアップしました。(12/27)
■5)低Qレシピーでの最適Q値の決定
これについては、聴感では完全には決め切れていないが、矩形波&パルスのLPFの立ち上がり特性で最適値をシミュレートしてQ=0.642に決めた。Q=0.6と何度も切り替えてみたが差は個人的には判断できず。
■6)中域改善 604-8Gのウーハーと同軸ツイータのタイムアライン
RDA560を導入した最大のポイントがこれで、距離で144mm(L側)、161mm(R側)ウーハーを奥に引っ込める設定になった。詳細は後日アップします。
■7)上記改善後の音
一言で言うと私の好みの音になった。
具体的に言うと、音が定位すると共にそこで躍動する。その躍動感と共に視界がスコーンと抜けたような広がりができる。これは定位感が定まらないと感じない。604-8Gの同軸とウーハー(遅延50~55mm)のタイムアライメントを取ったことでこの定位感と躍動感と広がりが出ると思う。
それに加え、演じているプレイヤー以外の音が静かになった。つまりプレイヤーのみをスポットライトのようにあぶりだしてくれる。これはウーハーを密閉化して付帯波を抑えたこと及び同軸にウエイトを付加して1.2KHzの共振を抑えたことが効いていると考えます。
最近のTVは定位を上手く工夫して作りこんでいる。例えば”恋する母たち”の最終回の一回前(12/11?)の放映で、おぎやはぎの矢作兼さん扮する作家の夫が左画面・右画面は吉田羊さん扮する妻が分かれて写っている時の電話を介した会話が、まさに夫々の口から言葉が発せられているような錯覚を感じる。TVの定位感の作り込みの凄さを本システムでは実感できる。
1/2青字追記 明けましておめでとうございます。先ほどNHKで”ライジング若冲”を見ていました。絵も素晴らしいが音も素晴らしい。~3m奥に定位する一貫して流れるコンガ風ドラムや中央で少し奥に定位する弦(ウクレレ?)や笛のテーマが時々にソロを交換する。途中自然現象の音(雷や寺の鐘、カエルや動物や鳥や特に若冲が好んだニワトリの鳴き声等)も上手に配置し定位も計算されつくしている。終盤はベースをバックにピアノやクラリネットソロも。若冲の大胆な構図・精緻極まる色彩表現の細やかな絵も楽しめた。特に相国寺の"動植綵絵"には感動。ドラマ後の若冲紀行も為になった。若冲没後100年後の「廃仏毀釈」時に相国寺が経済的に困窮してその絵を皇室に献上しこの時の下賜金1万円で危機を免れたと言うことは、若冲が没後相国寺を救った。京都の錦市場で生まれ育った若冲は単なる天才的な画家だけではなかった。
1/15 赤字追記 ウーハーと同軸を同相で評価していたが、波形の詳細観察で逆相でないといけない事が判明。1/12に取り直した。ウーハーの遅延距離を変更しました。詳細は後日紹介予定。■1)の表と■6)の遅延距離は改定済です。
■1)RDA560のレシピーと620Aのスペック
これは、
レシピー⑲2Way L:無し、M:HPF無し&LPF1.8KHz(Q=0.642)、H:HPF1.5KHz(Q=0.642) アドオンで2405H
・L(2231A) :Mute ONにして、不使用
・M(604-8Gウーハー) :密閉改造済。HPF不使用、LPF(カットオフ1.8KHz、Q=0.642)、同軸に対しR側5.5cm、L側5cm ディレイ
・H(604-8G同軸ツイータ):HPF(カットオフ1.5KHz、Q=0.642、ホーン上に共振防止の重り設置 L:934g、R:1001g)、 アドオンで2405Hを1次パスコン2.2μF(双信電機製の誘電体PCのフィルムコン)を同相接続、ATT:12db、7/24アップのタイムアライメント結果(R:620Aバッフル奥23.7cm,L:同23cm)1ch空いているので同軸と2405Hをフィルタでクロスすることも可能ですがタイムアライメントが完璧なので不要。
RDA560 Bass Vr=13:00(電気的で2db)~13:45(電気的で4db)でバスブーストしています。
改善点を纏めると、
RDA560のレシピー関係は黄色にハッティングしています。
■2)低域の改善 密閉化・2231Aアドオンの取りやめ・バスブースト
4331Aの2231Aをアドオンするのは取りやめました。60Hz8次LPFカットでLPFした場合、60Hz~50Hzは付帯波が遅れてきた2231Aの波とキャンセルしたのですが、
40Hz以下例えば30Hzは逆に付帯波が大きくなるデメリットが発生。
620Aの604-8Gウーハーは、付帯波の少ない密閉化とした。そのままでは70Hz以下の低域の音圧が若干低下するのでRDA560のBass Vrで13:00で電気的で2db(ソースが古いとか場合に寄り13:45で電気的で4db)までブーストした。
■3)中域改善 カットオフ周波数Fc決め
7/19のアップに詳細がありますが、6/16に620BをアキュフェーズのA級アンプの100万円クラスで駆動されている知人に来訪頂き、Q=0.5の低スロープのレシピーを作るのに協力頂いた時にカットオフ周波数Fcは以下で決めた。知人の聴感での追い込みで以下決めて貰った。
604-8Gのウーハーについては、この超軽量コーン紙のダンピングの聞いた弾む低域を最大限活用する為にぎりぎりの上限1.8KHとしました。
604-8Gの同軸ツイータについては、NW時代の定格で、1.5KHzとしました。
■4)中域改善 ハード 同軸ツイータの共振低減の為のウエイト設置
上表にあるように、604-8Gの同軸ツイータは、1.2KHzにF特のディップがあり共振していると思われる。同軸のホーンの上にL(720g⇒934gへアップ12/27)、R(911g⇒1001gへアップ12/28)の重りを設置した。これにより共振のディップが低減された。不要なノイズが減少したのではないかと推測。
R側を12/28に重量追加。追加前は、
913gでしたが、キー(@9g)を10本(90g)追加し、
1001gにアップ。
左側もウエイト(キー20本=180g)をアップし、757g⇒934gへアップしました。(12/27)
■5)低Qレシピーでの最適Q値の決定
これについては、聴感では完全には決め切れていないが、矩形波&パルスのLPFの立ち上がり特性で最適値をシミュレートしてQ=0.642に決めた。Q=0.6と何度も切り替えてみたが差は個人的には判断できず。
■6)中域改善 604-8Gのウーハーと同軸ツイータのタイムアライン
RDA560を導入した最大のポイントがこれで、距離で144mm(L側)、161mm(R側)ウーハーを奥に引っ込める設定になった。詳細は後日アップします。
■7)上記改善後の音
一言で言うと私の好みの音になった。
具体的に言うと、音が定位すると共にそこで躍動する。その躍動感と共に視界がスコーンと抜けたような広がりができる。これは定位感が定まらないと感じない。604-8Gの同軸とウーハー(遅延50~55mm)のタイムアライメントを取ったことでこの定位感と躍動感と広がりが出ると思う。
それに加え、演じているプレイヤー以外の音が静かになった。つまりプレイヤーのみをスポットライトのようにあぶりだしてくれる。これはウーハーを密閉化して付帯波を抑えたこと及び同軸にウエイトを付加して1.2KHzの共振を抑えたことが効いていると考えます。
最近のTVは定位を上手く工夫して作りこんでいる。例えば”恋する母たち”の最終回の一回前(12/11?)の放映で、おぎやはぎの矢作兼さん扮する作家の夫が左画面・右画面は吉田羊さん扮する妻が分かれて写っている時の電話を介した会話が、まさに夫々の口から言葉が発せられているような錯覚を感じる。TVの定位感の作り込みの凄さを本システムでは実感できる。