RDA560をデジチャンアンプとして駆動する620A+2405H(TW3001)系ではほぼ最終条件が得られたので、その特性を取ってみました。
RDA560のレシピーは6/10アップの■4)に記載のもので室温は26℃に設定しました。(3WayのQ=0.59の2次フィルタ仕様)
7/3 青字追記 今NHKの”美の壺”を見てました。今日のテーマは”図鑑”。牧野先生の図鑑の元祖の所で流れたのは、モンクの”ブルーモンク”。次はボタニカル・アートのパートで、そこでは、マイルスの”I COULD WRITE A BOOK”。勿論アルバム”Relaxi㏌”から、これ私のお気に入りです。その次に”不思議の国のアリス”(エヴァンスかな?)があって、トレーンの”ソウル・トレイン”から”Good・Bait” この頃のJazzは、良いですね。
7/17 赤字追記 今日の”美の壺”は、味噌。最初に流れたのは、キャノンボール・アダレイのアルバム”ボサノバ”から”Sambop”、彼は意外にもボサノバが良いんです。ジャズの時のアーシーさが消えてリラックスしたプレイになる。同アルバムの”Clouds”はお気に入り。信州みその所では、”1958マイルス”から”On Green Dolphin Street”、ハードバップの時のマイルスのミュートは良いね、密度が高い。その後の土手焼きの所では、”静かなるケニー”から”Blue Friday”、ドーハムの飄々としたプレイも乙なもの。私のお気に入りは”I Had The Craziest Dream”ですが…僕は関西人なので後半で出てきた白みそがお気に入り。
■1)F特 ~全体~
F特では大まかな特性しか判りませんが基本特性として取ってみました。
左上はステレオで右上がR側のみで、左下がL側のみです。ステレオで100Hzが下がっているのは、左右の干渉起因です。これは出る時と出ないときがありますので微妙な部屋内の物の位置等が原因として考えられます。
右上のR側は、良い感じです。マイクは通常聴取位置ですが高域にかけてだら下がりになっているのが聴いていて心地良い状態です。L側も同様。
ウーハーでピークを取るのがR側で400Hz辺りで、L側は200Hz辺りですが、5/13にアップした■2)に出している10cm近接マイクでのF特では出ていませんので、この原因(低域の他のディップ含め)はユニットの特性ではなく壁からの反射影響です。
■2)F特 ~ユニット別 R側~
これは以下
左上はR側ウーハーのみで右上が同軸ツイータのみで、左下がツイータTW3001のみで、右下がR側全体です。ウーハーは1.8KHz辺りから落ちており同軸は1.3KHz辺りから立ち上がって、3KHz辺りからだら下がりです。TW3001は4KHz辺りから立ち上がって20KHzまでキープしています。全体も良い感じです。
面白いのは、2次(Q=0.59)で切っているので、±12db/Octのスロープの設定ですがウーハーは元の落ちも加算されているのかわかりませんがー30db/Octで落ちています。同軸の上りが+20db/Octで、下がりがー10db/Octです。TW3001の上りは+22db/Octです。
■3)F特 ~ユニット別 L側~
これは以下
左上はL側ウーハーのみで右上が同軸ツイータのみで、左下がツイータTW3001のみで、右下がL側全体です。ウーハーは1.8KHz辺りから落ちており同軸は1.3KHz辺りから立ち上がって、R側は3KHz辺りからでしたがL側は4KHz辺りからだら下がりです。2405Hは4KHz辺りから立ち上がって20KHzまでキープしています。全体も良い感じです。同軸の上の方はL側の方が繋がりがスムーズかなと思います。
チャンデバのツイータ側のHPFと同軸側のLPFのカットオフ設定は8.5KHzですが、実際にクロスしているのは L/R共に4KHz辺りです。
R側のスロープは、ウーハーはー28db/Octで落ちています。同軸の上りが+20db/Octで、下がりがー15db/Octです。2405Hの上りは+22db/Octです。
■4)現状の音
特に不満は無いレベルには仕上がっています。弦の弾みを出すために条件を出して行ったので、ジャズのベースのピチカートやアルコの弾み感は生に近いと思います。ピアノの低い方の響きを出すのが難しいと思いますがEテレのクラシックTVでは清塚さんが弾いているのですがこの音が録音が良いのでスタンウェイの音が実にうまく撮れています。6/16の宮田大さんをゲスト向えた回の最後にデュオで演奏した”誰も寝てはならない”での音もマイクを2本ピアノの手前で90cm位上に設置して撮っていますがこれが良い音で聴こえます。宮田さんの弦もマイクを2本高さ90cm位で距離も90cm位手前に設置しての演奏でしたが、彼特有の柔らかい優しい歌うような響きが聴けました。また定位感については特にTVの音作りで作り込みが工夫されているのが奥行きの広がりとピンポイント感で判ります。
■5)SONGSのスピーカー
NHKのSONGSを偶に見ていますが、スタジオの奥に飾ってあるダブルウーハーのスピーカーが前から気になっていました。これはどのメーカーの何なんだろうと気になって調べてみました。そしたらTADのR1TX-BRでした。パイオニアのハイエンドスピーカーの開発プロジェクトから発しているTADの製品は他にも置いてあり、ディスクプレーヤーのTAD-D1000MK2、プリアンプのTAD-C600が置いているとのことです。これを置いた理由もネットで上がっていました。
SONGSの美術担当からTADに「存在感のある高級スピーカーを背景に使用したく、R1TXをお借りしたい。」という依頼があったとのこと。
https://sisaudio.blogspot.com/2021/06/tadcr1tx.html
インテリアとして飾るのが目的だったんですね。ああそうなのかと妙に納得してしまいました。しかし1本税別定価600万円(発売時の500万円から値上げ)は流石に手が出ないですね。
RDA560のレシピーは6/10アップの■4)に記載のもので室温は26℃に設定しました。(3WayのQ=0.59の2次フィルタ仕様)
7/3 青字追記 今NHKの”美の壺”を見てました。今日のテーマは”図鑑”。牧野先生の図鑑の元祖の所で流れたのは、モンクの”ブルーモンク”。次はボタニカル・アートのパートで、そこでは、マイルスの”I COULD WRITE A BOOK”。勿論アルバム”Relaxi㏌”から、これ私のお気に入りです。その次に”不思議の国のアリス”(エヴァンスかな?)があって、トレーンの”ソウル・トレイン”から”Good・Bait” この頃のJazzは、良いですね。
7/17 赤字追記 今日の”美の壺”は、味噌。最初に流れたのは、キャノンボール・アダレイのアルバム”ボサノバ”から”Sambop”、彼は意外にもボサノバが良いんです。ジャズの時のアーシーさが消えてリラックスしたプレイになる。同アルバムの”Clouds”はお気に入り。信州みその所では、”1958マイルス”から”On Green Dolphin Street”、ハードバップの時のマイルスのミュートは良いね、密度が高い。その後の土手焼きの所では、”静かなるケニー”から”Blue Friday”、ドーハムの飄々としたプレイも乙なもの。私のお気に入りは”I Had The Craziest Dream”ですが…僕は関西人なので後半で出てきた白みそがお気に入り。
■1)F特 ~全体~
F特では大まかな特性しか判りませんが基本特性として取ってみました。
左上はステレオで右上がR側のみで、左下がL側のみです。ステレオで100Hzが下がっているのは、左右の干渉起因です。これは出る時と出ないときがありますので微妙な部屋内の物の位置等が原因として考えられます。
右上のR側は、良い感じです。マイクは通常聴取位置ですが高域にかけてだら下がりになっているのが聴いていて心地良い状態です。L側も同様。
ウーハーでピークを取るのがR側で400Hz辺りで、L側は200Hz辺りですが、5/13にアップした■2)に出している10cm近接マイクでのF特では出ていませんので、この原因(低域の他のディップ含め)はユニットの特性ではなく壁からの反射影響です。
■2)F特 ~ユニット別 R側~
これは以下
左上はR側ウーハーのみで右上が同軸ツイータのみで、左下がツイータTW3001のみで、右下がR側全体です。ウーハーは1.8KHz辺りから落ちており同軸は1.3KHz辺りから立ち上がって、3KHz辺りからだら下がりです。TW3001は4KHz辺りから立ち上がって20KHzまでキープしています。全体も良い感じです。
面白いのは、2次(Q=0.59)で切っているので、±12db/Octのスロープの設定ですがウーハーは元の落ちも加算されているのかわかりませんがー30db/Octで落ちています。同軸の上りが+20db/Octで、下がりがー10db/Octです。TW3001の上りは+22db/Octです。
■3)F特 ~ユニット別 L側~
これは以下
左上はL側ウーハーのみで右上が同軸ツイータのみで、左下がツイータTW3001のみで、右下がL側全体です。ウーハーは1.8KHz辺りから落ちており同軸は1.3KHz辺りから立ち上がって、R側は3KHz辺りからでしたがL側は4KHz辺りからだら下がりです。2405Hは4KHz辺りから立ち上がって20KHzまでキープしています。全体も良い感じです。同軸の上の方はL側の方が繋がりがスムーズかなと思います。
チャンデバのツイータ側のHPFと同軸側のLPFのカットオフ設定は8.5KHzですが、実際にクロスしているのは L/R共に4KHz辺りです。
R側のスロープは、ウーハーはー28db/Octで落ちています。同軸の上りが+20db/Octで、下がりがー15db/Octです。2405Hの上りは+22db/Octです。
■4)現状の音
特に不満は無いレベルには仕上がっています。弦の弾みを出すために条件を出して行ったので、ジャズのベースのピチカートやアルコの弾み感は生に近いと思います。ピアノの低い方の響きを出すのが難しいと思いますがEテレのクラシックTVでは清塚さんが弾いているのですがこの音が録音が良いのでスタンウェイの音が実にうまく撮れています。6/16の宮田大さんをゲスト向えた回の最後にデュオで演奏した”誰も寝てはならない”での音もマイクを2本ピアノの手前で90cm位上に設置して撮っていますがこれが良い音で聴こえます。宮田さんの弦もマイクを2本高さ90cm位で距離も90cm位手前に設置しての演奏でしたが、彼特有の柔らかい優しい歌うような響きが聴けました。また定位感については特にTVの音作りで作り込みが工夫されているのが奥行きの広がりとピンポイント感で判ります。
■5)SONGSのスピーカー
NHKのSONGSを偶に見ていますが、スタジオの奥に飾ってあるダブルウーハーのスピーカーが前から気になっていました。これはどのメーカーの何なんだろうと気になって調べてみました。そしたらTADのR1TX-BRでした。パイオニアのハイエンドスピーカーの開発プロジェクトから発しているTADの製品は他にも置いてあり、ディスクプレーヤーのTAD-D1000MK2、プリアンプのTAD-C600が置いているとのことです。これを置いた理由もネットで上がっていました。
SONGSの美術担当からTADに「存在感のある高級スピーカーを背景に使用したく、R1TXをお借りしたい。」という依頼があったとのこと。
https://sisaudio.blogspot.com/2021/06/tadcr1tx.html
インテリアとして飾るのが目的だったんですね。ああそうなのかと妙に納得してしまいました。しかし1本税別定価600万円(発売時の500万円から値上げ)は流石に手が出ないですね。