オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

620Aと4331Aのバスレフ考

2019-01-08 09:12:40 | スピーカー評価
 以前、620Aと4331Aのウーハーについては、インピーダンスを実測しました。そのカーブから620Aと4331Aのバスレフポートについて興味深いことが分かったのでアップします。

 ■1)インピーダンスカーブとバスレフポートの関係
 これについては、ネットで色々探してみましたが、以下のURLの説明が簡潔で分かりやすいので転記させて戴きます。お礼を言いたいのですが、元のHPが削除されてますので、この場を借りてお礼をします。どうもありがとうございました。

 一番上は、ダクトが短い場合で、この場合は赤線のインピーダンスカーブの右側のピークが左側より低くなります。FFTは、オーバーシュートしていますのでアンダーダンピング状態です。低域端は伸びません。
 中段が最大限平坦な特性を得られる場合で赤線のカーブは右側のピークと左側のピークの高さが等しくなります。FFTの方もオーバーシュートでもアンダーシュートでもない良い形で降下しています。
 下段は、ダクトが長い場合で、この場合は赤線のインピーダンスカーブの右側のピークが左側より高くなります。FFTは、低域迄伸びてはいるのですがアンダーシュートしていますのでオーバーダンピング状態です。

 URL:http://park8.wakwak.com/~hilo/audio/spktune/tunebr.htm

 ■2)620Aと4331Aのインピーダンスカーブ
 以前にアップしたグラフを再度載せますと、

 上が620AのLF(ウーハー)で下は4331Aについている2231Aのインピーダンスの周波数依存性です。
 620AのLF(ウーハー)については、上の説明からインピーダンスカーブの左側のピークの方が右側より高いので、ダクトが短い場合に相当します。実際に可能な対策としては、”ダクト長を伸ばす” か”ダクトの径を細いものに交換する” ということになります。
 2231Aについては、上の説明からインピーダンスカーブの左側のピークの方が右側より低いので、ダクトが長い場合に相当します。実際に可能な対策としては、”ダクトの長さを短くする ” か”ダクトの本数を増やす” ということになります。

 ■3)620Aに対する改造案
 現状は2231Aで70Hz以下を補っているので不要と言えば不要ですが、2231A無しでどこまで低域が改善できるかを見るのは意味があります。
 ■2)から620Aについては、ダクト長を伸ばすことが有効でインピーダンスカーブの両ピークが等しい高さにすることで最適化できると考えます。ということで、ダクト長を変えて、FFTを取ってオーバー&アンダーシュートの具合が最も素直な形になるような長さを確認することにしました。ダクト長さは、0(現状:正しくはバッフル板の厚み)、バッフルの表面から5cm、10cm、15cm、20cm、25cmでやってみました。次回結果をアップしますのでお楽しみに。さて何cmが最適長なんでしょうか?

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