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The Fratellis / Costello Music

2007-04-13 | music : newcomer


いやぁ、楽しい。すっごく楽しい!!
遅ればせながら購入したGlasgowの3ピースバンド、The Fratellisのデビュー・アルバム 『Costello Music』。
ボートラや収録曲が違っていたりとかで、文字がグリーンと茶色があり、なんかいろんなヴァージョンが出ているが、私はロー・プライスだったUS盤を買った。(笑)
既にi-podのCMでお馴染みのM-2 「Flathead」 だけがひとり歩きしていないのがいい。
M-1 「Henrietta」 やM-8 「Vince The Loveable Stoner」 のノリなんか、もう最高!
体が勝手に動き出してしまうリズムとメロディ。ただ単にノリがいいだけでなく、おどけさを持っている。
曲のあちこちにファンキーな遊び心が伺えて、本当に楽しい。
なんか今までに聴いたことのない類の音楽と言っても過言でないかも・・・。
だから、彼らの音楽に似ているバンドを挙げることが難しい。
ロック、ガレージ、クラブ・ミュージック、ポップ、トラディショナル、パンクなどが上手く融合されていて、とっても気持ちのいい傑作。
バンドの音もとてもしっかりしているし、何と言ってもやはりこの抜群の音楽的センス。
誰もが楽しめる音楽をやってのけたって感じ。いやはや、脱帽。
メンバー全員Fratelli姓を名乗っているが、兄弟ではないらしく、こういう遊び心も憎い。
ノリノリの楽曲の中でも、いちばん私のツボを突いたのがM-3 「Whistle For The Choir」。
サビのメロディがどこか懐かしく、初めて聴いた気がしなく、いちばん最初に聴いた時でさえ、一緒にくちずさみたくなったほど。
間奏の口笛やマンドリンの音色がこれまたとても味があって、曲の良さを更に盛り上げ、反則だよ~と言いたくなるくらいにキュンとさせる。
M-10 「Everybody Knows You Cried Last Night」 の、想像もできないメロディやリズム展開も憎いわざ。
ライヴでは大合唱が起こりそうなサビのM-11 「Baby Fratelli」 もステキなメロディ。
私が購入したヴァージョンにはM-4に 「The Gutterati?」 が収録されていて、「Cuntry Boys & City Girls」 は入っていない。
不思議だったのが、歌詞カードや裏ジャケでは全12曲なのに、プレイヤーでは13曲の表示。
はて? と楽しみにしていたところ、M-13には 「Ole Black 'N' Blue Eyes」 が入っていた。
この曲もいたる箇所で私のツボを突きまくる、とっても可愛い曲。
とにかく難しいことは何も考えないで思いっきり楽しめるので、オススメの一枚である。
さぞかしライヴは楽しいことだろう。先日の来日公演はドラマーの急病でアコースティク・セットになったようだが、今年のサマソニに出演決定。
サマソニに行く人は、彼らのステージは必見。大合唱しながら会場全体が揺れに揺れる光景が目に浮かぶ。


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