しかし、日本先行発売だったDepeche Modeとかt.A.T.u.なんかのアルバムが今届いても、全然ありがたみがないな……。
■8月分
The Understanding(Royksopp)
これはサイドバーにも書いた通り、TVで1曲かかってたのを聴いて「これだッ」とばかりに買ったもの。今思えば、その曲がM2の「Only This Moment」だったんだろうな。疾走感ある泣きのメロディ炸裂で、ぶっちゃけ、この曲のためだけに買っていいアルバム。その他、M3は昔のShamenみたいなダンスポップで懐かしくて、これはこれで好き。あとはM5のファンクテイストな80s風エレポップとか、M7の昔のBjorkが歌ってる風のエスノビートとか、M2と同系のM8とか、聞き所はいろいろ。アルバムの最初と最後にピアノソロを持ってきてるところもいい(ただ、M1のイントロは最初ホテルカリフォルニアかと思った)。スケッチショウあたりが好きな人は、これも結構いけると思う。
ちなみにオマケの2枚目(5曲収録)は1枚目と毛色が違うんだけど、どうやらこっちが1stアルバムの色に近いのかもしれない。1stは試聴しただけだからよく知らないけど。
Hardcastle 4(Paul Hardcastle)
これは、K28NCのエージング中にsmoothjazz.comのネットラジオを聴いてたら、M1の「serene」がかかって「これだッ」と(以下略)
某FM局の「ジェットストリーム」で流れそうな曲、って書けば分かる人には一発でわかるだろうなぁ。Jazzテイストなダンスビートのイージーリスニングと思ってもらえればいい。ジャケット同様、夜が似合うアルバム。サックスあり、ギターあり、ピアノあり、歌モノあり、エスノ調ありで、派手すぎず地味すぎず心地いいビートが夜の仕事中のBGMにとってもいい。M1,10がこのアルバムで一番好き。あとはM5,9とか、そのあたりを試聴してみるといいかも。
ベスト・ピアノ100
これは怒濤の6枚組ピアノ曲集。いいトコ取りで曲自体が短いんで、ピアノが好きならCD1枚は飽きずに聴けるかな。BGMにしても全然邪魔にならないのがいい。CMとか映画とかでかかったあのピアノ曲って何だっけ? ってのは多分入ってるんじゃないかと思う。有名な曲が多いのははCD1とCD6あたりか。
■9月分
Extraordinary Ways(Conjure One)
Deleriumの片割れがやってるソロプロジェクト2枚目のアルバムらしい(初めて買った)。9月の時点では出たばっかりだったので購入。DeleriumのKarmaからPoemに移る辺りの雰囲気で、Chimeraがポップすぎると思ってる人にはこのアルバムがちょうどいいかもしれない。全体的にしっとりムード(とはいえエモーショナル)なエスノビート。アルバムタイトルのM7をはじめ、M1~3あたりと最後のM10が聞き所。
All the Pretty Lights, Vol. 1(soul ballet)
解散した日本の某デジロックバンドにアーティスト名が似てるから気になったってのもあるけど、これもやっぱりsmoothjazz.comでどれかの曲がかかってて、試聴して買ったもの。一応スムースジャズの分類になってはいるものの、このアルバム自体がリミックス集らしくてハウステイストの方が強い。映画のサントラ盤+ダウナー系のハウスというかヒップホップか、みたいな感じ。メランコリックなピアノのメロディが特徴。あと、リミックス色の強いM4,M7~9辺りがおもしろい。最後はキレイめなピアノ曲で〆。このアルバムはこれで意外と好きだったりする。
Meast(Kid Spatula)
これはまぁ、μ-ziqことMike Paradinasの'95-'98までの未発表曲集なんで、知ってる人は買っとけ的内容。2枚組で数はある。曲はかき集めだから統一感はなくて、エレクトロファンクあり、ドリルンベースあり、Royal Astronomyを思わせるストリングス重視の曲ありといった感じで、Jake Slazengerなんかの別名義辺りの雰囲気の曲もいろいろと入ってる。キラーチューンはないけど佳作はぽろぽろ。やっぱり初期に近いエレクトロファンクな曲の方が好きだな。