blogoval | tweetoval

Twitterのtweet(つぶやき)まとめ&旧ブログ "bLogOval." 保存庫。

Winny開発者逮捕1日後

2004-05-11 22:12:11 | PC関連
Winny開発者逮捕、著作権法違反幇助の容疑で(CNET Japan)

この手の話題は1日過ぎると旬でも何でもなくなるんだけど、1日経つと色々出てくるのも事実。

受信専用の特製ウィニー 逮捕の東大助手、自分専用に(sankei web)
 調べでは、通常のWinnyは1回に1、2個のファイルしかダウンロードできないが、特製Winnyは同時に20個の受信ができるようになっていたという。

「ウィニー」の“生みの親”天才技術者の素顔(zakzak)
 世を席巻したウィニー騒動。ネットジャーナリストの森一矢氏は「ウィニーが出たころから開発者は逮捕されると思っていた。ソフト開発はとても目立つ行為なのに、この兄ちゃんは防御線を張るどころか、来るなら来いと挑戦的だった」と金子容疑者の“態度”を疑問視する。

Winnyの「匿名によるファイルのアップロード/ダウンロード」っていう仕組みの合法的で有意義な使い方がよく分からないけど、「悪用できるけど合法的にも使えますよ」っていうあいまいさをいいことに、出版社がこぞって雑誌やら書籍やらでネタにして商売するご時世。ネットランナーの今月号(6月号)のページを見ると、1特アオリは「Winnyのぶっこぬきは厳重注意の今こそシャカリキに楽しめる」と、ある意味非常にタイムリーなキャッチ。
で、1日経ってみると、やっぱり悪いことするために作ってたんじゃん、というグレーが限りなく黒に近づいたオチ。よく言われる例えの「危険だからってだけで包丁を作った包丁職人も逮捕か?」は結果的に「危険だけど、それをいいことに殺人用の包丁を作って改良を重ねた職人は逮捕」ってことになった。Winnyをはじめアングラツールをネタに稼いだ出版社が今後どんな対応をするのか、もしくは何も対応せずなかったことにするのかが今後の見所。考えてみれば、著作権やら版権で商売してる出版社がWinnyの本を出して商売すること自体、皮肉のような気もする。