TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

フリマとイタリアンの至福

2006-05-04 23:33:42 | ワインの脇役
今、空は澄んで高い。若い緑葉はピチピチとして太陽の燦々とした光をまぶしいほどに反射させている。
この季節、外に出て自然に触れ、その素晴しさを実感できる機会を持てる日本のヒトビトはラッキーに違いない。
特別な場所でなくとも、太陽と緑の下なら、近所の公園だって堪能できるはず。

私はとあるフリーマーケットでその一日を堪能した。
朝、会場となる公園に行くと、大好きなハワイはホノルルやマウイのように若緑の芝と背の高い木々に太陽が振り注いでいる。
思わず留まって、息を吸う。ここで、半日過ごせるだけでシアワセ~と感じてしまう。お気に入りの音楽を用意して、緑と過ごす時間である。
フリマには年に一度か二度、出展する。冷蔵庫同様、家の中の不用品をばっさばっさと片付けて行くのは快感。

数時間後、ほてったカラダで片づけをして家路に着く。
で、これからが恒例のお楽しみ。稼いだお金でレストランへ。

今回は近所のイタリアンへ。ひさしぶりに行ったら、リーズナブルなワインがまた増えていてうれしい限りだ。

泡で乾杯して、頼んだのはシャルドネ、品種表記されたこの白ワイン。
イタリアでも多くの会社がこんな風にリーズナブルなワインをリリースしているのだが、ウレシイ一本であった。香りはすっきりしているが、飲み口はコクさえ感じる。アルコールが高いわけでもないのに、ボリュームがあって前菜以外にも楽しめる。


お料理はいつものパターン。前菜はマグロのたたきに刻みネギをたっぷりのせ、オリーブオイルを掛けたカルパッチョ。それと、枝豆をサヤから出し、ガーリックとパルミジャーノで焼いたもの。

魚介のグラタンとともにもう一本ワインを。「ウマニ・ロンキ サンロレンツォ ロッソ・コーネロ 2002」。
モンテプルチアーノ種。スパイスやベリーの香りに加え、しなやかなタンニンと力強さを感じられる、美味しいワインであった。しかし、飲みきれずにコルクをお願いして持ち帰ってしまいました・・。





美味しい自然とワインで胸がいっぱい。
さて本日のこのワイン、2本合わせて4000円って信じられますか?




初夏のチーズプラトー

2006-05-02 21:43:07 | ワインの脇役
チーズとマリアージュを楽しむワイン会。
チーズプラトーは専門家にお願いした。セレクトしたチーズのプレゼンテーションの美しいこと♪見てるだけで幸せになる。

私がリクエストしたのは、「日本のフェルミエ(農家製)で、気になる一品」。で、彼女が用意してくれたのは、清水牧場のプティ・ニュアージュ。牛や子羊など自ら育てている農場から作られたフレッシュチーズ。
日本では、乳製品の生産に関して、殺菌の規定などが欧米と異なって厳しく、ナチュラルチーズはとくに生産者の頭を悩ましている。ところが、ワインと同じく、国産フェルミエも、最近は活躍する姿をみることが多い。
案の状、彼女は素敵なチーズを選んでくれた。ほんのり感じる甘さはもれなく乳糖。フワッと軽くても、出来立てだからこそ味わえる自然なこっくり感がたまらない。


加えてシェーブル・フレ(フレッシュ)、テーブルにはもちろんサンセールの白ワイン。爽やかなソーヴィニオン・ブランが春のシェーブルを口の中でさらって行く。


続いてこのシェーブル・フレが年月経をたものとして登場したのがクロタン。次に、ジュラ地方のオッソー・イラティ。初夏ににふさわしく、これもミルキーでおいしい。

コンテまで来たらムルソーとのマリアージュがとても合う。、ロックフォールにはドライフルーツを合わせ、サンザシ、キュウイ、イチジク、プルーンを様々なナッツとともに。




最近好きなのは、ロックフォールにクランベリーと酸味のあるナッツ入りのパン。ドライフルーツやチーズ、ナッツとは酸味、果実の甘み、コクが本当によく合う。