怒れる中年

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さくらんぼ異聞

2010年07月31日 | 日記・エッセイ・コラム

おいしい“さくらんぼ”が曲がり角にさしかかっている?!

サクランボに携わっている人々、いろんな人に聞きました。私は深い事情まで分かっているわけではありませんが、それでも、都会のサクランボの大好きな人にこそ知ってほしいし、考えてほしいサクランボあれこれ。

 さくらんぼは、農家の苦労があるからおいしいのです。そこを知って!

   

① 観光さくらんぼ園を営んでいるTさん:

 今年はサクランボは最悪。気候のせいで甘みは足りないし、真っ赤にならないし…。初め天気が悪かったから熟れたのが遅かったのも痛手。観光バスが来た時はなってないし、なった時には、もう観光バスは終わり。昨日、一昨日(7月10、11日)はバスを待ってたが、1台も来なかった、まだいっぱいなってるのに…。売れ残ったさくらんぼはどうしたらいいのか?

    

② 有機農法で土づくりから積み重ねてさくらんぼを育ててきたSさん:

 今年は日照不足で甘味も赤さも不足、その上、豊作過ぎて粒が小さい。売り物にならない。

 昨年は不作で大赤字、借金抱えてどうしようかとなっていた。今年は人を雇うにも金がなかった。

 今年がこんなではどうしたらいいのか…。

   

③ 家族でさくらんぼをつくっているHさん:

 今年もさくらんぼを盗まれた。どうして盗むのか。農家がどうやってつくっているのか、盗まれてどんな思いになるのか、それが分からないのか。

悔しいし、情けない。 日本はどうなってしまったのか?

   

④ 高校の同級会で、さくらんぼ農家の同級生は:

 お客さんの注文に応えるために、今年は他の農家から買って間に合わせてる。でないと、来年の注文がこなくなるから。

 儲けなんて全然無い。

   

⑤ 青果市場の関係者:

 さくらんぼの値が高かったのは初めだけ。今年は時期過ぎた今も出荷されてるけど、値もろくにつかないよ。今年は散々だ。

   

⑥ 私の意見:

 もっともっと都市と農村の交流が必要。そして、都市が農村を、工業や商業が農業、林業、漁業を支えることなしに、都市の生活は破たんする。

 天候に依存している農業、林業、漁業に、工業、商業と同じような儲け本位を求める最近の風潮はおかしいぞ!

 田舎に住む人間は、私を含めて、都会に居る息子や娘、孫たちに、田舎の作る苦労と喜びを伝えていかなければ…。

  

⑥ あなたの意見を聞かせて!

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