井財野は今

昔、ベルギーにウジェーヌ・イザイというヴァイオリニスト作曲家がいました。(英語読みでユージン・イザイ)それが語源です。

西武門(にしんじょう)

2011-12-29 10:14:53 | 琉球頌

「アプレシオ・アラ・ムジカ音楽スタジオ」の発表会、今年は近現代の作曲家の作品がテーマだった。その中に井財野も加えてもらったのであった。

しかし、子供でも無理なく弾けるものというと、そのような曲が多くある訳でもなく、必然的に選ばれたのが、この「西武門(にしんじょう)」

もともと、子供の弦合奏のために書いた小品だったので、比較的音符も少なく、理解もしやすいはずだと思って選んだ。(それでも、慣れないアンサンブル形態に対する難しさはあったようだが。)

「西武門」とは那覇市内の地名。那覇市の西側、比較的海に近いあたりに「久米」という地域がある。久米村(くにんだ)には14世紀後半から中国・福建から移り住んだ人達が定住していた。その久米村の入り口に建てられたのが久米大門(うふじょう)である。久米大道(現在の久米大通り)の北西側である反対側には西武門(にしんじょう)があったとのことである。

そして「西武門節」という民謡が歌い継がれている。その節をテーマにして、この曲を作った。

実は、この曲には様々な版があり、これは弦楽合奏、弦楽四重奏、ヴァイオリンとピアノの二重奏に次ぐ、四つ目の版になる。二重奏の版は「嬉遊笑覧」の第2楽章、以下のCDに収録されている。

琉球頌 琉球頌
価格:¥ 2,700(税込)
発売日:2006-10-18


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2 コメント

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う~ん、やっぱり名曲ですね! 「りさいたる」の... (まりどん)
2011-12-30 22:29:46
う~ん、やっぱり名曲ですね! 「りさいたる」のシメに、アンサンブルしたくなっちゃいました。
返信する
ここで宣伝です。 (井財野)
2011-12-30 22:41:58
ここで宣伝です。
「りさいたる」とは・・・

井財野をコメンテーターにして、
「みんなのりさいたる」を来年の3/24神戸で開催する予定があります。

以下、まりどんからの情報です・・・

教室の発表会だけでは物足りない方、
本番の経験を積みたい方、
同世代の子供たちの演奏に興味がある方、ご一緒に
ピアノ、バイオリン、管楽器、声楽、なんでも歓迎。
本格的なリサイタル同様に、プロフィール・写真入りチラシを作成して、 関西の楽器店などで告知します。
(出演者の方にも、事前に20枚差し上げます)

会場は、神戸市布引ハーブ園「森のホール」。
春休みの土曜日、遊びに来られた一般のお客様にも
ご自由に聴いていただきます。
会場で配布する用紙に演奏者一人ずつへの感想を書いていただき、 書かれた方へ、記念に差し上げます。
それと共に、コンクールの審査員目線で「井財野先生」にも
手書きコメントをいただき、 それもお持ち帰りいただきます。

会場
神戸市布引ハーブ園「森のホール」http://www.kobeherb.com/herb/hall.html
(新神戸駅よりロープーウェイ。往復大人1400円、中学生以下700円・ハーブ園入場料含む)

対象年齢
幼稚園~高校生を中心に、大人の方も歓迎します。
初心者OK

演奏内容
クラシックなら、どんな楽器でも。選曲はご自由です
(持ち時間15分以内)
参加者のご希望により、アンサンブルも考えています。

お問い合わせはmaya8105@car.ocn.ne.jp (勝森)
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