教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

虚数霊 2巻 やっと出たか!

2010-07-28 00:06:51 | オタネタ全般


http://www.amazon.co.jp/gp/product/4840133328/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4344804279&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=0H8G3R8P3PY0P3QVSQKR



いつの間にやら虚数霊に2巻が出ていた。
どこにも売ってないから、あやうく買いそびれて永久に生き別れになってしまうところだった。

時折、続編の単行本が発売されることを期待してはいけないマンガがある。
虚数霊もその1つにあたる。

1巻が発売されたのが2004年7月。
2巻が出るのに6年も要したのだ。
これはもう、バスタードの続編が出やしないとボヤくくらいでは比較にもならん長さである。

2巻発売おめでとう!
2巻を出してくれてありがとう!

そう叫びたい気持ちである。

前作のringretにしてもそうだが、むらかわみちお氏の作品はパッと読んでそれでワクワクドキドキしておもしろいような、そこいらのベタな娯楽作品とはちょっと違う。
ふつうに読んでも気がつかない些細なところでの、作者の執拗なこだわり具合が通好み心をくすぐるのだ。

このたびの2巻。
たとえば背景にオーディオ機器が出てくるシーンがいくつかあるのだが、
「おっ、これはJBLのアレか?」
「ああ、これはアキュフェーズのチャンデバね」
と、分かる人にだけ伝わる特別な意味が込められている。

こういうのがいくつか分かってしまうと、というか、作者の裏メッセージを解読できてしまうと、これがなかなか心をくすぐられてしまうのだ。



作者の
「フッフッフッ、これをはたして分かるヤツが1人でもいるかな?」
という静かな挑発に対する、我々読者の
「フッフッフッ、他の凡人どもはともかく、俺だけはそれが分かったぜ!」
という静かな応戦。

こういうニヤリとするマンガが世にいくつあるだろう。

「我こそは!」と思う漢は買って読んでみてほしい。

ストーリーだけなぞって読んでもそこそこおもしろいから、買って負けたとしてもガッカリはしない・・・はず。


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