http://www.store-mix.com/ko-bai/product.php?pid=337804
↑この、ゲルマニウムローラーという美容品のウンチクを解説したwebサイトをみつけた。
爆笑すぎるので紹介したい。
>200ミリボルトのマイナス電位を帯電した半導体を装着したことにより、
これは禁制帯の幅のことでしょうかね。
でも禁制帯の幅だったとすると、わざわざマイナス電位というのも変ですね。
何をどうやって帯電させたのでしょうか。
> 半導体の電子は自由電子になる性質をもっており、
自由電子になるのは金属です。
自由電子にならないのが絶縁体で、金属と絶縁体の中間の性質のものが半導体ですね。
でもまあ、室温でも自由電子になる電子は半導体なら僅かにありますから、そこまでおっしゃるなら間違いではありませんが。
> ある電子が軌道から飛び出したあとには瞬時に他の電子がやってきてその跡をうめていきます。こうした電子の移動をビームといいます。
わたしは不勉強なものでアレですが、これは多数キャリアと少数キャリアの再結合のことを言っているんじゃないんでしょうかと思いました。
電子がエネルギーバンドの上から下に落っこちたときにバンドの高さに比例した周波数の電磁波を放射するわけで、それを利用したレーザービームを作ることは可能だと思いますが、いくらなんでも説明をはしょりすぎです。
> ビームの刺激が新陳代謝を活発に
ビームなんだったら100円ショップに売っているレーザーポインタでもいいでしょうか。
不勉強なものでわかりません。
> 半導体のイオンは血液に浸透作用した時、血液が酸性の状態であれば正常な状態に戻す性質をもっています。
寡聞にして知らないのですが、ゲルマニウムって簡単にイオン化するんでしょうか。
手が4本だからGeO2になるのがふつうだと思っていました。
そもそも無理矢理なんか考えてみても、
(Ge4-) + 4(H+) → (GeH4)
みたいな変なのしか思いつきません。
たしかGeH4は毒性があったような気がしますが。
> 半導体は、体内に蓄積した過剰な電気を放電させ、
仮に人体がプラスの電位に帯電していてそれを0Vに落としたいとすると、半導体ではなくて金属の電線を握ってもう1端をアースするのが良いでしょう。
あえて半導体を使う理由を考えるとしたら、ショットキー障壁を利用したダイオードを形成していると考えるべきなのでしょうかね。
でもガワはプラスチックにしか見えませんが、手が込んでますね。
> ゲルマニウム(純度99.99%)
> 半導体セラミックス
えっと、どっちが正しいのでしょうかね。
あえて両方満たすとすれば、トライポロジーの応用で中身は高純度ゲルマニウムなんだけど表面処理で半導体セラミックスの皮膜を付加したとかでしょうか。
ふつうに作ったら酸化物の表面皮膜が作られるでしょうから、案外これはなかなかに高度なテクノロジーかもしれませんよ。
・・・ということで。
わたしは半導体物性は専門ではないが、それでもこれくらいはわかる。
ウンチクたれるなら、少なくとも専門外のヤツにすら嘲笑されるようなレベルの低いことは止めれ。
このサイトではないが、ほかにも
「半導体だから整流作用があって体の電気を整える」
なんてトンデモ説も見たことがある。
ちなみに整流とは交流/直流変換であって整理整頓みたいな意味ではない。
あと、最後にもう1つ言わせてくれ。
どうしても半導体がいいなら、なぜ安価なシリコンにしない!!!
↑この、ゲルマニウムローラーという美容品のウンチクを解説したwebサイトをみつけた。
爆笑すぎるので紹介したい。
>200ミリボルトのマイナス電位を帯電した半導体を装着したことにより、
これは禁制帯の幅のことでしょうかね。
でも禁制帯の幅だったとすると、わざわざマイナス電位というのも変ですね。
何をどうやって帯電させたのでしょうか。
> 半導体の電子は自由電子になる性質をもっており、
自由電子になるのは金属です。
自由電子にならないのが絶縁体で、金属と絶縁体の中間の性質のものが半導体ですね。
でもまあ、室温でも自由電子になる電子は半導体なら僅かにありますから、そこまでおっしゃるなら間違いではありませんが。
> ある電子が軌道から飛び出したあとには瞬時に他の電子がやってきてその跡をうめていきます。こうした電子の移動をビームといいます。
わたしは不勉強なものでアレですが、これは多数キャリアと少数キャリアの再結合のことを言っているんじゃないんでしょうかと思いました。
電子がエネルギーバンドの上から下に落っこちたときにバンドの高さに比例した周波数の電磁波を放射するわけで、それを利用したレーザービームを作ることは可能だと思いますが、いくらなんでも説明をはしょりすぎです。
> ビームの刺激が新陳代謝を活発に
ビームなんだったら100円ショップに売っているレーザーポインタでもいいでしょうか。
不勉強なものでわかりません。
> 半導体のイオンは血液に浸透作用した時、血液が酸性の状態であれば正常な状態に戻す性質をもっています。
寡聞にして知らないのですが、ゲルマニウムって簡単にイオン化するんでしょうか。
手が4本だからGeO2になるのがふつうだと思っていました。
そもそも無理矢理なんか考えてみても、
(Ge4-) + 4(H+) → (GeH4)
みたいな変なのしか思いつきません。
たしかGeH4は毒性があったような気がしますが。
> 半導体は、体内に蓄積した過剰な電気を放電させ、
仮に人体がプラスの電位に帯電していてそれを0Vに落としたいとすると、半導体ではなくて金属の電線を握ってもう1端をアースするのが良いでしょう。
あえて半導体を使う理由を考えるとしたら、ショットキー障壁を利用したダイオードを形成していると考えるべきなのでしょうかね。
でもガワはプラスチックにしか見えませんが、手が込んでますね。
> ゲルマニウム(純度99.99%)
> 半導体セラミックス
えっと、どっちが正しいのでしょうかね。
あえて両方満たすとすれば、トライポロジーの応用で中身は高純度ゲルマニウムなんだけど表面処理で半導体セラミックスの皮膜を付加したとかでしょうか。
ふつうに作ったら酸化物の表面皮膜が作られるでしょうから、案外これはなかなかに高度なテクノロジーかもしれませんよ。
・・・ということで。
わたしは半導体物性は専門ではないが、それでもこれくらいはわかる。
ウンチクたれるなら、少なくとも専門外のヤツにすら嘲笑されるようなレベルの低いことは止めれ。
このサイトではないが、ほかにも
「半導体だから整流作用があって体の電気を整える」
なんてトンデモ説も見たことがある。
ちなみに整流とは交流/直流変換であって整理整頓みたいな意味ではない。
あと、最後にもう1つ言わせてくれ。
どうしても半導体がいいなら、なぜ安価なシリコンにしない!!!
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