教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

マンガの本へのこだわり

2010-11-26 00:00:02 | オタネタ全般
マンガ好きにとって、本そのものへの強いこだわりを持つ人たちは少なくない。
よくあるのは初版をありがたがる風潮だ。

わたしはそこへ異を唱えたい。
初版か初版でないかというのは、最後のページの印刷がちょっと違うだけに過ぎないだけだ。
わたしはそれに強いこだわりを持ってはいない。

しかし!

別の意味でのこだわりは存在する。
旧版と新版で全く違うものにはこだわりたい。



いちばん良い例が天王寺きつね版オルフィーナと天王寺水族館版オルフィーナだろう。
両者は同じ作者で名義が違う。
登場人物も舞台設定もおなじ。
しかし中身は全く違う。
新版のオルフィーナが生まれる前にかつてあった未完成作品、そういうコアなものだ。

旧版はめったにお目にかかれないし、もしあったとしても3000円くらいで取引されている。
ちなみにわたしはブックオフで100円で売られているのを見つけて新版持ってないのに即買いした。

我が家にはそれ以外にも旧版モノはアレコレある。
天野こずえ氏のガンガンコミックス版の「夢空界」。
同、ステンシル版の「AQUA」。
冬目景氏のスコラ版の「ZERO」。
岡田芽武氏の竹書房版の「SHADOW SKILL」。

・・・などなど。

これらは中身のマンガは同じものの出した会社が異なるために表紙絵は完全に別モノで、パッと見には別作品だ。

なかには出した会社が同じでも新旧で違うものもある。

赤松健氏の無印版「A・Iが止まらない」。
これは表紙絵が違うだけでなく、旧版は当時作者がPCオタだったのが色濃く表現された子ネタがいくつか掲載されている。
残念ながらそれは無印版より後のものでは全部削除され、その代わり新しいイラストに一新されている。

あとは木城ゆきと氏の大版でないほうの「銃夢」。
そのさらに初期あたりの版では7巻まで裏にバーコードがついておらず、その代わり白一色でなくちゃんとイラストが描かれている。



これらは中身のマンガは同じなのだから単なる自己満足に過ぎない。
しかし、単なる「第1版」と書いてあるかどうか「だけ」違うものよりも、もっとこだわるに価する違いがあるものではなかろうか。

まあ、わたしの趣味を押し付ける気はないし、人の趣味を否定したいわけでもないのだが。






追伸:

木城ゆきと氏は銃夢事件で評判を落としたことがあるのだが今はどうなんだろうか。
いつの間にやらイチャモンつけられた側の公式サイト(いわゆる被害者の会的なもの)が消えてなくなっていた。
でも、いつの間にやらwikipediaの記事が書かれていたのも見つけた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%83%E5%A4%A2%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6


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