教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

つくばエクスプレスなんかおかしい

2012-01-11 00:04:01 | 経済/経済/社会
先日つくばエクスプレスに乗ってつくばへ行く用事があったのだが・・・

つくばエクスプレスなんかおかしい。

なにがって、沿線の駅のまわりが。



つくばエクスプレスの沿線の駅は街の体をなしていないほど超ド田舎に駅があるものも多い。
にもかかわらず、20階建てくらいの高層ファミリーマンションが駅のすぐそばに必ず建っている。
そしてその高層マンションのまわりは駅前なのだから当然商業地・・・なんてことは全くなく、田んぼや畑ならまだマシなほうで、たいがいはただただ空き地。

いったい何なんだこの土地の利用効率のアンバランスさは!?



つくばエクスプレスは実に快適だ。
速いから東京の東半分への通勤には実に便利だ。
今さら何をいうかということなんだが、まあかんべんしてくれ。

つくばエクスプレスに乗ったら誰もが思うことがある。
「これなら遠方からの通勤が可能じゃないか!」
と。

そこにビジネスチャンスは何があるのか?

そう問われれば
「つくばエクスプレスで秋葉原から電車で数十分のところにある東京からの通勤圏内に入った超ド田舎駅のすぐ目の前にマンション建てれば絶対売れるはずだ!」
とだれもが思う。

ならばどうする?

「その超ド田舎駅のまわりの土地をまとまったサイズで買ってしまえ!」
そうなるよな。

そして不動産屋でもないふつうの人でも誰でもそう思うような事になった時にはすでに時遅し。
先発で開発したヤツにとっては高層ファミリーマンション建てたはいいが思ったほど売れ行きが芳しくないという見込み違いが発生し、そして後発でとりあえず土地買ったヤツは上物の建設にとりかかれずに土地だけ放置という見込み違いが発生。

かくして超ド田舎駅のすぐ前に場違いな高層マンションが建ち、かつ高層マンションのまわりはただただ空き地という、つくばエクスプレス沿線特有の風景ができあがってしまったとさ。

いや、本当のところはどうなんか知らんけど。



実際、
「東京から1時間かからない通勤圏内です!」
という謳い文句に踊らされると、新幹線通勤ならばなんと安中榛名駅まで射程圏内に入ってしまう。
そして実際に高崎線の電車にはそういうマイホームの広告がある。

ところがどっこい安中榛名駅は陸の孤島といわれる残念秘境の1つに数えられる有名な場所なのだ。
新幹線がとまるというとけっこういい街な感じがするかもしれないが、安中榛名駅には新幹線は最悪2時間に1回しか止まらないというオチだ。



まだある。

「広島駅から電車で12分です!」
というと東広島駅になる。

東海道山陽新幹線において圧倒的パフォーマンスを誇る最強の陸の孤島というと東広島駅になるのは知っている人には有名な話である。
岐阜羽島駅ごときで秘境自慢するなどちゃんちゃらおかしいほどのワイルドさがそこで味わえる。

広島大学の2次試験を受けるために東広島駅に降り立った受験生は、そこで合格して得られるキャンパスライフの実態を想像して人生の無力感に苛まれてしまうが、しかし絶望に屈しない強靭な精神力を持つ者かどうかを試されてもいるのだ。

ただ新幹線は1時間に1本はあるので、そういう意味では安中榛名駅よりまだマシかもしれない。



そんなところに都会育ちの人間が住めるだろうか?

まあ無理だな。

さんざんに書いてはいるが、当の我が家も同じくらいド田舎なんだけどな(笑)。


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