教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

天使の翼

2012-01-22 01:10:33 | オタネタ全般
天使には翼がある。
中世ヨーロッパの宗教画から来ているものだ。

しかし!

これはどっかでチラ見で仕入れた情報なのだが、最初期の天使の絵には翼はついていなかったらしい。
どっかの誰かが天使っぽさを強調しようとして後出しで付け加えたもので、はじめから天使に翼が標準装備されているということにはなっていなかったらしい。
これはどっかでチラ見しただけなので間違ってるかもしれないが。



では。
なぜ人間は天使に翼をつけたがるのだろうか?
なぜ人間は天使が翼があったほうが天使っぽいと思うのだろうか?

恐らく・・・
人間がいる世界は3次元空間ではあるものの、基本的には地面の上にいるので3次元空間の自由度をフル活用できていないからではなかろうか。

プリント基板やLSI内の配線は平面を積層してつくる。
これらは3次元配線できてはいるものの、解析の世界では2.5次元扱いすることも少なくない。
人間の居場所とは、それと同じく2.5次元みたいなものである。
だからZ軸方向の自由度が高いものは上位とみなしやすく、それに翼がつくのも半ば当然である。

現時点ではべつに翼である必要もなかろう。
翼のかわりにストライカーユニットでも装備していればよかろう。
ただ、ストライカーユニットではハードエコロジストや原始共産主義者傾向のあるヤツらに袋叩きにあう可能性は大いにあるし、日本のものは何でも許さない韓国人はストライカーユニットをはいた天使を見て軍国主義者だと誹謗中傷するのも確実だが。



この天使に翼をつけるという概念は欧米流の考え方ではなかろうか。

とはいえ、日本でもそれなりに受け入れられてきた。
アニメにおいても翼が生えるシーンが登場するものも少なくない。
たとえば戦姫絶唱シンフォギアのオープニングとか。

しかし!

我々は翼が生えた生物に神や天使を見ない。
Z軸方向の自由度が高いものを崇めたりはしない。

なぜか?

我々が信奉しているものはZ軸方向の自由度がない世界だからだ。
すなわち2次元の世界こそが我々が信奉しているものだからだ。



自由度の高さを信奉するのが欧米流ならば、
あえて自ら課した制約のなかで美学を追及するのが日本流である。
和式の建築物などまさにそうだ。

これは恐らくニコニコに投稿を続けるアイマスPなら理解できるだろう。

アイマスでなくてもかまわないのに、なぜアイマスにこだわって投稿し続けるのか。
いや、なぜ自分は”アイドルマスター”カテゴリーで作品を作りたいという情熱を持ったのか。

それは日本流の美学の1つだからだ。



時折、その自ら課した制約が窮屈に感じることもある。

そのときは、その場から外れるのもよし、その場に留まり続けるのもまたよし。

だが我々には、絶対に外せない確固とした信仰がある。
Z軸方向の自由度がない世界こそが我々のいる世界だということが。


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