作品名: トップをねらえ!
マシン: ガンバスター
動力機関: 縮退炉
縮退というのは、小難しく言うと「複数の固有ベクトルが同じ固有値を持っていること」を指す。
もうちょい具体的にいうと「同じ周波数において別のモードで発生する共振が2個以上ダブってしまい、強烈な共振が発生していること」なんかを指す。
たとえば「正方形の板はタテとヨコの長さがおなじだから叩いたときの共振は縮退で発生する」とか。
縮退だけで直接動力源にむすびつくわけではない。
けれど、何かのエネルギー源の共振を利用していて、エネルギーの変換効率を最大限上げるために、縮退を利用したのかもしれない。
・・・と思っていたら、wikipediaに縮退炉という項目があった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%AE%E9%80%80%E7%82%89
どうやら極小のブラックホールが蒸発するときに質量がエネルギーに変換される作用を利用するらしい。
世間では「大型粒子加速器ができたらブラックホールができて地球が滅びる!」なんて言ってるヤツがいて海外では自殺者がでたり裁判ざたになったりもしたらしい。
マジでブラックホールを使うようなブツができたらいったいどんな政治問題が起きるか想像もつかねえ・・・。
作品名: ふしぎの海のナディア
マシン: ノーチラス号
動力機関: 対消滅エンジン
対消滅とは、物質と反物質がくっついて消えて無くなることを指す。
たとえば陽子と反陽子は質量を持っているので、くっついて消えてなくなるとその質量の分だけエネルギーが放出される(というか質量もエネルギーの1形態なわけだが)。
核融合や核分裂をしたとき、その前後で「ほんの少しだけ」質量に増減があって、たとえばその分が原子力発電所なんかで取り出されて電気エネルギーになっている。
ところが、対消滅を使えば「ほんの少しだけ」じゃなくて「質量まるまる全部が」エネルギーに変換できてしまうかもしれない。
ノーチラス号では94%の効率となっている。
よくは知らんけど、たぶん水素(陽子+電子)と反水素(反陽子+陽電子)の対消滅だとニュートリノとかできるんじゃないかな。
ほとんど検出もできないようなニュートリノも込みで94%の効率なんて、対消滅で熱エネルギーを取り出すよりそっちのほうがはるかに難しいんじゃあるまいか。
まっ、そんなかんなで常温対消滅エンジンは原子炉よりもはるかに少ない燃料で稼動できる原子炉のようなエンジンなのだろう。
最大の難点は「どうやって反物質を蓄えておくのか」というところかな。
リアルタイムで膨大なエネルギーを使って反物質を作るなんて、それこそ意味がないわけで、どうにかして別途(例えば南極基地とかで)作った反物質を蓄えておくしくみを持っているはずである。
反水素のように電荷も持たなければ磁性も帯びずかといって触れたら対消滅するようなモノを蓄えるしくみ自体、対消滅させることよりも遥かに難しいんじゃあるまいか。
あんま量子物理学にくわしくないタダのアニオタが考えただけでも、実は思っていたよりすごく技術的なハードルが高いことがわかった。
対消滅エンジンなんて縮退炉のオマケ的あつかいを受けているが、こいつはとてもオマケ相当に甘んじるようなヘタレエンジンではない。
なお、同じガイナックスのエヴァンゲリオンにもポジトロンライフル(陽電子砲)というかたちで反物質が登場する。
ちなみにΝ-ノーチラス号の縮退炉は、おまけ劇場その10で構造が解説されている。
まっ、仮にホントに実用化したとしたら、核アレルギー左翼が対消滅エンジン反対運動とか展開しそうな気がしないでもない・・・。
作品名: 天元突破グレンラガン
マシン: グレンラガン
動力機関: 螺旋エンジン
螺旋(らせん)というのは単なる構造の1つなので直接動力源にむすびつくわけではない。
じゃあ現実に螺旋構造の動力機関はないんかい!というと、実はあるのだ。
核融合炉の方式のひとつにヘリカル型というものがある。
こいつは螺旋のように二重に巻いたヘリカルコイルを使い、炉の中のプラズマを閉じ込めるのだ。
ひょっとすると螺旋エンジンも、核融合炉のように高エネルギー状態の閉じ込めをしていて、その方式のことを螺旋型というのかもしれない。
ちなみに核融合炉の方式ではヘリカル型よりもトカマク型というもののほうがメジャーだ。
なんとこいつはソ連が開発したものだ。
トップをねらえ!ではソ連製の兵器も出てきてたが、あながちそれと無関係ではないかもしれない。
よく見たら、ここであげた動力機関は3つとも質量がエネルギーに変換される作用を利用するものだよな。
ガイナックスも相対性理論すきだね~。
マシン: ガンバスター
動力機関: 縮退炉
縮退というのは、小難しく言うと「複数の固有ベクトルが同じ固有値を持っていること」を指す。
もうちょい具体的にいうと「同じ周波数において別のモードで発生する共振が2個以上ダブってしまい、強烈な共振が発生していること」なんかを指す。
たとえば「正方形の板はタテとヨコの長さがおなじだから叩いたときの共振は縮退で発生する」とか。
縮退だけで直接動力源にむすびつくわけではない。
けれど、何かのエネルギー源の共振を利用していて、エネルギーの変換効率を最大限上げるために、縮退を利用したのかもしれない。
・・・と思っていたら、wikipediaに縮退炉という項目があった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%AE%E9%80%80%E7%82%89
どうやら極小のブラックホールが蒸発するときに質量がエネルギーに変換される作用を利用するらしい。
世間では「大型粒子加速器ができたらブラックホールができて地球が滅びる!」なんて言ってるヤツがいて海外では自殺者がでたり裁判ざたになったりもしたらしい。
マジでブラックホールを使うようなブツができたらいったいどんな政治問題が起きるか想像もつかねえ・・・。
作品名: ふしぎの海のナディア
マシン: ノーチラス号
動力機関: 対消滅エンジン
対消滅とは、物質と反物質がくっついて消えて無くなることを指す。
たとえば陽子と反陽子は質量を持っているので、くっついて消えてなくなるとその質量の分だけエネルギーが放出される(というか質量もエネルギーの1形態なわけだが)。
核融合や核分裂をしたとき、その前後で「ほんの少しだけ」質量に増減があって、たとえばその分が原子力発電所なんかで取り出されて電気エネルギーになっている。
ところが、対消滅を使えば「ほんの少しだけ」じゃなくて「質量まるまる全部が」エネルギーに変換できてしまうかもしれない。
ノーチラス号では94%の効率となっている。
よくは知らんけど、たぶん水素(陽子+電子)と反水素(反陽子+陽電子)の対消滅だとニュートリノとかできるんじゃないかな。
ほとんど検出もできないようなニュートリノも込みで94%の効率なんて、対消滅で熱エネルギーを取り出すよりそっちのほうがはるかに難しいんじゃあるまいか。
まっ、そんなかんなで常温対消滅エンジンは原子炉よりもはるかに少ない燃料で稼動できる原子炉のようなエンジンなのだろう。
最大の難点は「どうやって反物質を蓄えておくのか」というところかな。
リアルタイムで膨大なエネルギーを使って反物質を作るなんて、それこそ意味がないわけで、どうにかして別途(例えば南極基地とかで)作った反物質を蓄えておくしくみを持っているはずである。
反水素のように電荷も持たなければ磁性も帯びずかといって触れたら対消滅するようなモノを蓄えるしくみ自体、対消滅させることよりも遥かに難しいんじゃあるまいか。
あんま量子物理学にくわしくないタダのアニオタが考えただけでも、実は思っていたよりすごく技術的なハードルが高いことがわかった。
対消滅エンジンなんて縮退炉のオマケ的あつかいを受けているが、こいつはとてもオマケ相当に甘んじるようなヘタレエンジンではない。
なお、同じガイナックスのエヴァンゲリオンにもポジトロンライフル(陽電子砲)というかたちで反物質が登場する。
ちなみにΝ-ノーチラス号の縮退炉は、おまけ劇場その10で構造が解説されている。
まっ、仮にホントに実用化したとしたら、核アレルギー左翼が対消滅エンジン反対運動とか展開しそうな気がしないでもない・・・。
作品名: 天元突破グレンラガン
マシン: グレンラガン
動力機関: 螺旋エンジン
螺旋(らせん)というのは単なる構造の1つなので直接動力源にむすびつくわけではない。
じゃあ現実に螺旋構造の動力機関はないんかい!というと、実はあるのだ。
核融合炉の方式のひとつにヘリカル型というものがある。
こいつは螺旋のように二重に巻いたヘリカルコイルを使い、炉の中のプラズマを閉じ込めるのだ。
ひょっとすると螺旋エンジンも、核融合炉のように高エネルギー状態の閉じ込めをしていて、その方式のことを螺旋型というのかもしれない。
ちなみに核融合炉の方式ではヘリカル型よりもトカマク型というもののほうがメジャーだ。
なんとこいつはソ連が開発したものだ。
トップをねらえ!ではソ連製の兵器も出てきてたが、あながちそれと無関係ではないかもしれない。
よく見たら、ここであげた動力機関は3つとも質量がエネルギーに変換される作用を利用するものだよな。
ガイナックスも相対性理論すきだね~。
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