教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

グランクレスト戦記 第21話「粛清」

2018-06-02 23:16:02 | オタネタ全般
グランクレスト戦記 第21話「粛清」。

まあ誰かしら裏切り者だかスパイだかが出てきそうな展開ではあったが。
結果これでしたな。







おっぱい!

……ではないぞ(笑)。

安心してほしい。
我輩はちっぱい星人である。
本来ならスルー推奨だ。

もちろん見るべきはそこではない。

逆らったら心臓発作(?)で死ぬ呪いの魔法陣の模様。

これはどうなのか?

実はこれ、スパイを操る手段としては下策中の下策!
話にならん。

もしやるならこうだ。

「あなた、これまでさんざん御馳走してあげましたよね。
いえいえ、これは私どもが勝手にやったことですので、別にあなたが恩をお感じになることはございませんよ。
ただね、あなたが私にちょっとだけ協力してくれると、あなたにとってもこんなにいいことがありますよ。
どうですかね?」

スパイのリクルーターはこうあるべきなのだ。

なぜか?




https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784492533383

> CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる
> J.C.カールソン/夏目大
> 価格 ¥1,620(本体¥1,500)
> 東洋経済新報社(2014/07発売)



この本を読めばそれはわかる。

人は、無理やり何かを強いられても、ロクな働きをしない。

それより積極的に働きたくなるように欲求をくすぐって操るほうが遥かに働いてくれる。

最近はCIAというと、グアンタナモで拷問して遊んでいるロクでもない組織とでもいうヤツが現れそうだが、CIAのリクルーターはそんなウワサ話より遥かに先を行っているのだ。



さて、魔法師協会はどうだ?

攻撃力はたしかに高い。
とてつもなく高い。

だがダメだ。
どれだけ優れた遠隔通信器を開発しようと、スパイを操る能力は下の下である。

いやむしろ、それだけ無能なことをしてでも使わなければならないほどスパイの球数が限られていたのだろう。

もし仮にCIA諜報員が駆使するテクニックを応用するとすればだな。
「もしあなたがテオを自らの手のみで倒せば、魔法師協会はあなたをテオに代わって信託統治者に任命しましょう。
そうすれば、あなたのお父様と同格、いやそれを上回る地位になりましょう。
あなたはお父様から見て庇護下である娘ではなくなります。
そのときあなたは何を望みますか?」
とまあ、こんな感じだろうか。

それができなかったのはマスタースパイ(スパイの上司)の人材不足だろうか。



戦争になると最もぜい弱な部分から瓦解していくというが、我々はこの先まさにそれを見ることになるだろうね。