教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

君の名は。の感想への感想

2016-11-18 21:57:13 | オタネタ全般
「君の名は。」はおもしろかった。
劇場公開初日の金曜に有休とって見に行ったのだから、決してミーハーだったわけではないと言いたい。

だが、今までその感想をここで書くのを控えてきた。

なぜか?

感想が「おもしろかった」しかないからだ。

さて。
世間でも多くの評判が上がったところで、あえて言いたい。

我輩は、感想に対して不満である。

なにが?

この映画、多くの自称映画通が、
「中身がない」とか、「シナリオの展開に必然性がなく疑問符がつくところが多い」とか、そんなことばかり言っている。

だが、我輩はそれを見て、全く逆のことを思ったよ。

それはだね。
マスマーケットをねらう映画として、エンターテイメント性こそ最も大事なところだということを、改めて認識したということだ。

あえて言いたい。
我輩の中では、「君の名は。」は「もののけ姫」より上である。

「君の名は。」は、良い意味で、単におもしろかったで済まされる。
対して「もののけ姫」は、あのジジイの文明否定論の説教クサイところが鼻についてしまい、単におもしろかったと評価しづらい。
その意味において、我輩のなかでは単におもしろかったで済まされる「ゲド戦記」よりさらに「もののけ姫」は劣る。
さらにいえば、あのジジイ作品と同格じゃねえとかぬかす評論こそ、新海誠やあのジジイ二世に失礼極まりない。

ラピュタはおもしろかったなぁ。
いま見てもきっとおもしろい。
「君の名は。」には、ヤツがジジイ化して失った最も大切なものがある。