教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

安すぎてモメたマンション

2012-01-16 00:00:49 | 経済/経済/社会
http://mansion.o-uccino.jp/detail_0002833166_m/



↑これ、異様に安いワンルームマンションがあった。

博多駅徒歩10分で、
キャナルシティーのすぐそばの家賃6万とれる立地で、
比較的金かかってるエンクレストシリーズで、
築5年で、
しかも750万円。
問い合わせ先も大手の東京建物不動産販売。

ふつうなら1100~1200万円くらいの値札がついている物件である。

これは安い!
全額借金しででも買うべきだ!

そう判断して知り合いの不動産屋に電話した。
「この物件買いたいから確保しておいてくれ。仲介手数料の3%+6万円は君のものだ」
そう告げた。

ところがどっこい、この話には裏があったのだ。



この物件は競売物件らしい。
某ノンバンク系の金融機関O社からのものだとか。

新築で買って5年だとふつう売れば赤字になるし、競売になっているのだからオーナーは破産に近い状況と推測される。
そんなので担保物権を売ったとしても資金を全額回収することなどまずできない。
O社は競売での全額回収はハナから無理とあきらめていると思われるが、それでもなるべく多く資金を回収したいのでなるべく高い額で売れてほしいと考える。

そこまではよくあることだ。
ってか、新築で買ったとしてもまだ5年しかたってないのに競売になったなんてオーナーどんだけ見込みが甘いんだと思うのだが、まあそれは触れないでおこう。

でだ。
そのO社は東京建物に売却を頼んだ。

ところがどっこい。
先に記したように、東京建物はなぜかアタマおかしいほど破格に安い額で競売しようとしていた。
それがweb上でも公開されているわけだ。

あの物件が750万円だったら誰だって飛びつく。

新築当時は不動産価格がやや上がっていたこともあって、750万円だったら新築の半額強くらいなんじゃなかろうか。
築5年でそれだったら誰だって買おうとする。
だいいち素人のわたしだって買おうとしたくらいなのだ(笑)。

もちろんそこでいくつもの転売業者が目をつけた。
「そんな値段だったらウチがもっと高い値段でサバいてみせますよ!」
と、O社に殺到中だとか。
わたしの知り合いの不動産屋だってすでに指値で注文入れているらしい。

O社だってそれで値段がおかしいのに気付いたはずだ。
そこで東京建物を介さずに競売することを画策しはじめた。

ルールとしては東京建物との契約が専属や専売でなければそういうことをしてもかまわない。

ところがどっこい!

東京建物が
「この物件は俺にまかせるって言っただろ! いったいどういうことだ!?」
とブチ切れた。

しかしO社も食い下がらない。

「おまえら自分のやったことを棚にあげてなにを言いがかりつけてんだゴルァ!」
と絶賛逆ギレ真っ最中。
いまかなりモメているらしい。

こいつらなんだかな~・・・



東京建物ってなんか変なのかな。
関東以外とか投資物件とかは全くノウハウがないということなのかもな。

大手でも意外に要注意なことはあるのかもしれん。
東京建物に物件の売却を頼もうとしているヤツはとくに気をつけたほうがいいかもよ。