教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ミルキィホームズで我が身を察する

2012-01-10 00:01:26 | オタネタ全般


http://milky-holmes.com/anime.html



“探偵オペラ ミルキィホームズ”というアニメがある。
これから第2期が放送される作品である。

このアニメ、絵をみればわかるように、どう見ても探偵モノを売りにした作品ではない。
なんというかこう、小さなお友だち向けアニメか、または小さな子供向けに擬態した大きなお友だち向けアニメにしか見えないであろう。

無論、
「ああ、カードキャプターさくらとか、プリキュアみたいなアニメなんでしょ?」
という感想を持つならば、恐らくそれは正しい感性と言えるだろう。

いや違うんだ。
このアニメがそんなものだと思ったら大間違いだ。



第1話では、トイズという超能力を持つ者たちのなかでも特に強大な力を持っているミルキィホームズというロリータチームが現れ、悪者をやっつけるという話になr・・・りかけた。
そのまま悪者をやっつけてしまえば、何のことはないタダのプリキュアの劣化コピーと言われてしかるべきものだ。

ところがどっこい、問屋はそうはおろさない。

主人公一味のミルキィホームズはそこでトイズという超能力を全て失った。
しかもその原因は最終回をもってしてさえ不明。

トイズを全て失ったミルキィホームズはタダの人・・・でもなく、タダの人にも及ばなかった。
そう、とてつもなくダメ人間だった。

そう、このアニメは元エリート集団の悲哀な末路を描く不条理な物語である。



ここで1つ思った。

わたしは電子回路の技術屋をやっていて身についた技術力を対価に仕事をしている。
しかし世の中に電気が不要な時代になったとしたら、その時代ではわたしはタダの人にも及ばないような気がする。

そんなことを思うと、ミルキィホームズのダメさ加減はギャグアニメとしては笑えるが、しかし自分の身の上を考えるとそら恐ろしくて笑えない、なんかそんなアニメにも見えてくる。

まあとりあえず見てみなされ。
これは凡百のロリータアニメではない。
変態的なおもしろさがそこにはある。