「タイム」
シソ科。
最も一般的なのが、「コモンタイム」と「ガーデンタイム」という品種。
茶は、のどの痛みがあるときにおすすめ。
殺菌効果が強く、痰を取り除くので、カゼや花粉症のつらい症状を緩和してくれる。
神経の働きをを助け、神経性の頭痛や神経痛もやわらげる。
子宮を強く刺激するので、妊娠中に飲みすぎるのは避ける。
精油は水虫の治療に用いられる。
・期待される効能
頭痛・神経痛・腹痛の緩和、去痰・消毒・うがい薬、抗菌作用。
~ハーブティー図鑑 主婦の友社
シソ科イブキジャコウソウ属。
加熱しても風味が落ちない。
脂肪分の多い食物の消化を助ける。
おもな精油成分は、チモール、カルバクロールなど。
強い殺菌防腐作用があり、うがい薬としても使われている。
お茶にすると発汗を促す。
おいしい時期は、5月~10月。
保存法は、水にさして2~3日。あるいは乾燥保存。酢やオイルに香を移してもよい。
・食品成分(可食部100gあたり)
エネルギー 352kcal
水分 9.8g
たんぱく質 6.5g
炭水化物 69.8g
灰分 8.7g
カリウム 980mg
カルシウム 1700mg
マグネシウム 300mg
鉄 110.0mg
亜鉛 2.0mg
マンガン 6.67mg
ビタミンA β-カロテン当量 980μg
ビタミンB2 0.69mg
ナイアシン 3.4mg
~もっとからだにおいしい野菜の便利帳
欧米のハーブ療法の専門家たちは、
タイムを咳や風邪、インフルエンザ、気管支炎、喘息などに用いる。
またタイムには胃腸の平滑筋を弛緩する効果があるため、消化不良にも薦められている。
コモンタイムはシソ科の多年生低木。
咳を鎮めるタイムの揮発油には、
抗痙攣剤と去痰剤の2つの顔がある。
さらにタイムには抗菌、抗ウイルス作用もある。
芳香成分のカルバクロールとチモールはタイムが持つ去痰効果、
さらに細菌やウイルス、真菌にたいする抗力の源泉でもある。
〜メディカルハーブ辞典
シソ科。
病院での消毒に使われる石炭酸の20倍ほどの並外れた抗菌力を発揮し、
病原菌の感染を阻止することが知られている。
鎮傾作用や、鎮咳・去痰作用もあり、呼吸器系疾患に使われる。
作用:抗菌、去痰、気管支鎮痙。
適用:気管支炎、百日咳、上気道カタル、消化不良、口臭。
ハーブと精油の基本事典 池田書店