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抗菌・抗ウイルス、気管支防御のハーブ「ユーカリ」のまとめ

2020年02月24日 | ハーブ

「ユーカリ」

フトモモ科。

 500種を超える品種がある。

 日本には明治初期導入され、「植えると空気がきれいになる」といわれ、「有加利」と記された。

 ユーカリの有効成分は、殺菌効果や抗ウイルス作用が強く、のどの痛みや炎症を抑えることから、のどあめのなどの原材料としても使われている。熱湯にエッセンシャルオイルをたらして蒸気を吸い込むだけで、のどの痛みがひいて鼻がすっきりし、呼吸が楽になる。

お茶もカゼやインフルエンザによる、のどの痛みや鼻づまりを緩和する。

血液の循環をよくする働きもあるので、冷えや肩こりの人にもおすすめ。

~ハーブティー図鑑 主婦の友社

 

ユーカリ油に強力な抗菌作用と抗炎症作用があることは、科学的な検証によって裏付けられている。
 気管支炎、咳、インフルエンザの症状は、ユーカリの蒸気を吸い込むことでも緩和される。また、ユーカリの成分を含む軟膏を鼻や胸に塗れば、呼吸が楽になる。
 関節炎の痛みや緊張性頭痛には、ユーカリ油を皮膚に塗り込むといい。
 *適応・用途
風邪、咳、喘息、肺気腫
 ユーカリの葉から得られる精油は、上気道感染、風邪、咳、喘息の症状を緩和する。

葉に含まれる揮発油、特に1.8-シネオール(ユーカリプトールとも呼ぶ)という成分が咳を和らげる働きをし、主に去痰剤として肺からでる粘膜の排出を促す。タイム油など他の揮発油と同じく、ユーカリ油も肺の分泌物の状態を変えることで、粘膜や痰を咳によって排出しやすくする。

 さらに、炎症を抑える効果もある。

そのため、肌の健康や関節炎緩和のためのスキンクリームなど、外用剤の重要な成分にもなっている。
 ユーカリプトールには気道を拡げ、気道炎症を鎮める効果もあるので、喘息と肺気腫の治療にも使われる。
*使い方
乾燥させたユーカリの葉、または生の葉小さじ約2分の1をカップ1〜2の熱湯に入れて5分間抽出する。咳止めには1日3回服用。
 ユーカリ油を摂取すると、吐き気、嘔吐、筋力低下、呼吸障害、心拍数の上昇、血圧の低下が起こることがある。
処方薬を服用中の人は医師に相談する。

〜メディカルハーブ辞典

 

 精油には、殺菌、去痰、抗ウイルス作用があり、肺結核を治し、血糖値を下げる。
 やけど、カタル、インフルエンザにも有効。
 根は有毒物質を分泌するので、近くにも生えている植物の成長を抑制する。

〜ハーブの写真図鑑 日本ヴォーグ社

 

主要成分:1,8-シネオール、リモネン、α-テルピネオール、酢酸テルピニル、α-ピネン。

成分のα-テルピネオールには、抗アレルギー作用や抗喘息作用があるとされている。

主成分である1,8-シネオールには、固有の抗炎症作用があり、上気道や皮膚のアレルギー症状を緩和する。花粉症やアレルギー性鼻炎の急性症状で鼻水が止まらない場合には、綿球にユーカリ・ラディアータの精油を1滴しみ込ませ、鼻孔に挿入することで即効性の作用が得られる。

~アロマとハーブの薬理学 講談社 川口建夫

 

 

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