素敵な飲兵衛の皆様、
昔話を一つ…
Rの国がUの国を攻めようとしたときのこと、
U国では「孔子」の弟子で雄弁の士である「子貢(しこう)」という人物を使者としてR国に送り、U国を攻めることの不利を説かせた。
R国の答えはこうであった。
「なるほど、あなたの言葉はごもっとも。」
「だが、我々がほしいのは領土であって、あなたの言葉ではない」
そしてR国はU国を攻めて領土を広げた…
*「孔子」は、親が子を愛するように「仁義」で国を治める教えを説いた人物。
韓非子より(一部を変えて)
遥か遠い銀河のBARで…
入店して間もない青年がまかない当番だった。
店長は出来たというまかないの用意された席に座った。
見た感じ、
出てきた味噌汁に具らしいものが見当たらない…
「具無しなのか?」彼は訪ねた…
「あっ!底の方に沈んでます。」
「底に?」
彼は
おそる、おそる、
箸で味噌汁をかき回してみた…
超みじん切りの物質が箸に引っかかっては直ぐに沈んでいく…
これはいったい…
「なんだ!?」
「焼豚です!」と彼は言った…
さらに、
「冷蔵庫に焼豚があったので細かく切って入れてみました!」
と元気いっぱいに彼は言い放った…
味は、
美味くもなく不味くもない…
ただ、
底のみじん切りの焼豚が箸では食べにくい...