Mein kleiner Rosengarten

バラの雫

最初の写真は先週末に撮った夕焼けです。




今日は雪または雨、という天気予報を裏切って
日が射してきました。
濡れた路面に光が反射して眩しいほどです。


この季節、バラは休眠してるし、
ブログに載せる写真があまりありません。
今日もカメラを持ってベランダに出て
どーしようか…と思案しました。

そして、発見!
ルイ14世の枝に雫が光っているのを。





これは朝露ではありません。
樹液です。

昨年11月、ルイ14世の咲き残っていた蕾を咲かせようと、
鉢を暖かいお部屋の中にいれました。
最後の蕾が開くまでお部屋で過ごさせて、
それから外へ出したのです。
特別待遇です。^^

そのためルイ14世は他のバラたちより
休眠に入るタイミングが遅れ、
かなり寒くなっても青々とした葉をつけていました。
でも葉を残すと、うどん粉病の菌が越冬してしまい、春に悪さをするので、
寒さで葉の色が悪くなってきたところで、
すべての葉を掻きとってしまいました。

その、掻きとった葉の付け根の部分から
冷え込む朝、樹液が滴ってくるのです。

葉がなくなっても、根は上へ上へと命の水を送り続けているんですね。
バラにとって、大切な大切な命の水の雫。

枯れ木同然に見えるけれど、
改めて、生きているんだな~と、感動しました。


枯れ枝の写真だけでは寂しいので、
昨年秋のルイ14世の写真も載せました。



あと何ヶ月すれば、
この姿に逢えるかな~。


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コメント一覧

れびっと
頑張りましょう♪
富良野かおりさん、こんばんは。

せっかく残っている葉をとるのは可哀想ですよね。
でも、残った葉で病気が越冬してしまうのだそうです。
怖いですよね。
春の一番花はバラの自ら持っている力で綺麗に咲きますが、
二番花以降は病害虫をいかに防除するかが、
その後の花にかかわってくるので、真剣勝負です。
(ちょっと大げさかな…笑)
秋にも綺麗な花を咲かせるために、頑張りましょうね!
れびっと
ありがとうございます *^^*
imiさん、こんばんは。

知りませんでした!
ティー系・チャイナ系のバラは休眠のシステムを持っていないこと。
枝に養分を蓄えているので、強剪定が禁物なこと!
私はオールドローズは昨年秋にお迎えしたルイ14世が初めてなので、
知らないことだらけなんです。
冬剪定はまだですが、その前に教えていただいて良かった~!
ありがとうございました。*^^*
れびっと
人が咲かせる秋バラ
commesucreさん、こんばんは。

<人に出来るお手伝いなんて些細なものですね>
本当にそうですね。バラにはバラの力強い生命力があることを実感します。

春のバラはバラの持つ力だけで咲くんですって。
でも、秋のバラは「人が咲かせる」のだそうです。
どういう意味かというと、秋にバラを咲かせるためには、
夏の厳しい暑さや病害虫への対処など、
人間が心を配ってやる必要があるということなのです。
これはローズアンティークのオーナーさんの言葉です。
私、それを聞いて、なるほど~!と深く感心し、
肝に銘じようと思いました。^^
れびっと
命の雫
ブルーキトンさん、こんばんは。

樹液はシーズン中、バラの花が終わった後に、
その枝を切ったところから滴ってくることもあるんですよ。
私が誤ってピエール・ドゥ・ロンサールの
シュートの先を折ってしまった時も、涙のような雫が出ていました。
バラは何にも言わないけれど、
静かに生命力をみなぎらせて、そこにいるのですね。
そんなバラがいっそう愛おしく感じます。
富良野かおり
なるほど~
葉をとるのはうどんこ病を越冬させないためでもあるんですか。
やっと葉を取る決心がつきました。
よっしゃ、さっそくやるぞ。
imi
http://imi220rosegarden915.blog36.fc2.com/
今日は、imiで~す。
この花色も素敵ですよね。
私は基本的には、優しい感じのピンク系のバラが好きなんですが、ルイ14世のような花色も好きです。
真っ赤は苦手だけど、この花色深みのある落ち付いた花色、シックで素敵ですよね。お庭のアクセントカラーとして私も数本植えてます。

※ルイ14世はチャイナ系ですよね。ティー系・チャイナ系のバラの剪定はどのようにされていますか?
ご存じと思いますが、ティー系・チャイナ系のバラは、他のバラと違った仕組みになっています。
他のバラのように「冬に休眠して寒い冬を乗り越える」というシステムも持っていなく、そのために根に養分をためず、枝に養分を蓄えているので、その養分を蓄えている大切な枝を極端に切ると生育不良に陥る事があります。
ティー系・チャイナ系は、無剪定か枝を整える程度の弱剪定が適してますよ。
また、無剪定か枝を整える程度の弱剪定を続けていると段々、大きくなって困る場合が出てきますよね、その場合は、剪定で樹形をコントロールしてもかまわないですが、毎年の強剪定は避けるようにして下さいね。
ティー・チャイナは、枯れこんだ枝や内側に伸びた枝、針のように細くなって黒ずんでいる枝先を切り落とす程度の整枝がベストですよー。
(但し、レディ・ヒリンドンだけは別で毎年の強剪定が可です)
参考になれば嬉しいです。
commesucre
http://commesucre.exblog.jp/
こんにちは(^^)

いつみても14世は完璧な美しさですね♪
眠っていても静かに力をためこんで
春にすばらしい花を咲かせてくれる。
バラの持つ力には敬服するばかりです。
人に出来るお手伝いなんて些細なものですね。
ブルーキトン
バラ、すごい
樹液をよく見ましたね、なんか、じわっときます。

根っこから上へ上へと水分、栄養を送って(寡黙に)
14世さま、あなたに早く拝したいと思います。

それにしても、れびっとさんものすごく詳しいし、
洞察力もすごい。
バラがれびっとさんの慈しみに反応しているのでしょう。そんな気が。
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