見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

砂の女

2014-12-09 | 本と漫画と映画とテレビ
【心理テスト】
部屋に1人でいると、ラジオから曲が流れてきました。
さて、その曲のサビはどのような内容の歌詞でしたか?
(答えはのちほど)


映画『砂の女』をみる。
なんだろう。よくわからなかったんだけど。
答えを教えてください。

よくできた『世にも奇妙な物語』?
もしや、これは、心理テスト?

『砂の女』
監督:勅使河原宏
原作&脚本:安部公房
出演:岡田英次、岸田今日子

安倍公房の小説『砂の女』を原作とした、1964年公開の日本映画。



なんだか、
この映画の解釈次第で、その人の心理が見えてしまいそう。
カフカ的不条理なのに?不条理だから?普遍的。


映画の雰囲気は、
「モノクロ×砂丘×アートっぽい」ってことで、
植田正治の写真を彷彿とさせます。

  

つっても、植田正治の砂丘は鳥取砂丘で、
『砂の女』のモデルは山形の庄内砂丘(撮影は静岡県の千浜砂丘)で、
発表された時代も違うようだけれど。ただの勝手なイメージ。

そして、
オープニング・クレジットがかっこいい。
冒頭で主人公が、「証明書が~」って語るからハンコなのかな?


物語の感想は・・・
いや、ホントなんだかよくわからない。


ただ、
「砂の女」を演じるのが、当時33~4歳?の岸田今日子ってのが。絶妙。

これが、グラマラスな超絶美女だったり、かわいい幼女だったり、老婆だったり、
クールなイケメンだったり、ガチムチだったり・・・すれば
(最後の方は女ですらないけれど)
主人公の男の行動も違っていたことでしょう。
そこそこ(御免!)の岸田今日子ってのがポイントなんだと思う。

んで、
砂の生活は、はじめは嫌だったけれど、
よくよく考えてみると・・・あれ?・・・意外とヤじゃない。
衣食住あるし。性処理もできるし。

現状に不満はあるけど、我慢できないわけじゃない。

なにより、砂の住民にしか分からない、
鉄板の内輪ネタを発見しちゃったもんだから。住民に披露したくてしょうがない。
昆虫図鑑に自分の名前は載りそうにないし、
だったら、砂の世界で認められたい。優越感にひたりたい・・・??
続編、『砂の男』近日公開! ウソだけど。


えっと。。。

つまり、これは、、
「あなたは砂の生活に、何を思いますか?」
という心理テスト映画って理解でいいのかしら?

砂の生活に
家庭を思うのか、仕事を思うのか、社会を思うのか・・・?

与えられた場所に満足できないから生きていくタイプなのか、
それとも、グチりながらも満足してしまうから生きられるタイプなのか診断。
(適当)


イヤーー!
イヤだーーー!
早く砂から抜け出したいー!



【心理テストの答え】
その曲のサビ、歌詞の内容は、
他人からそう思われたい自分の姿なんだって。


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