見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

タバコ、落としましたよ?

2014-10-03 | 妄想
先日、映画『フィッシュストーリー』を観ていたら、
登場人物のひとりが、やたらとタバコをトントンするのが気になって。

映画に出てくる「逆鱗」というバンドのドラムが
タバコを吸う前に、めっちゃトントンするんです。
トントントントン・・・
それが気になって気になって、その人ばっかり見ちゃう。


喫煙者にその理由を聞いところ、
このドラムの人は吸口にフィルターのない
両切りタバコというものを吸っているようだから
トントンと葉を吸口の反対側に詰めることで、
直接葉っぱを吸い込みにくくしているんじゃないか?

とのこと。

へぇ~。


私はタバコを吸わないので、
その味や吸いたくなる気持ちなんかは全くわからないけれど、
喫煙場所は少なくなるし、値段はどんどん高くなるし、世界的にも禁煙ブームだしで
喫煙者は大変だなぁと思います。

そのうち、筒井康隆の小説『最後の喫煙者』のように
絶滅危惧種として捕獲・保護されちゃうのかしら?心配。

確かに、できることなら喫煙席での食事は遠慮したいし、
隣家の換気扇やベランダを通して
我が家に入ってくるタバコの煙にはイライラする。
頭からナイロン袋でもかぶって吸っとけ、ボケ、と思う。


ただね~、


タバコを吸う時の一連の動作は
めちゃくちゃかっこいい。
タバコを取り出して、火をつけて、プカ~と一服。
男女性別問わず、この所作がたまらなくセクシー、と思うわけです。

上記のトントンもそうだけど、
手元、顔の表情、吸い始め、吸い終わり、、、
筆舌に尽くしがたい色気。なんでしょうか、これは。

夜のコンビニの前なんかで、ぼんやり一点を見つめて
ひとりタバコを吸う人を見ると、ちょっとみとれてしまうのです。
ここで、タバコを持たずにただ立っていたとしたら、なんとも思わないのに。

フェチか、病気か。

実際は、喫煙者全員がセクシーかというとそうでもなく、
その姿が、絵になる人とそうでもない人がいます。
いわゆる「※ただし、イケメンに限る」というようなものでもなく、
茶道や華道の所作ように、煙草道の所作が上手な人がいる・・・そんな感じ。

煙草道マスター


不思議なタバコマジック。

あと、
喫煙所特有のコミュニケーションとかもうらやましいし、
仕事中の休憩も、タバコ休憩はなんか特別扱いだし。
映画やテレビにおいても、灰皿にたまった吸い殻の量で時間経過を示したり、
顔にタバコの火を押し付けてみたりと、小道具としても優秀。

なので、
喫煙文化の衰退は、なんだか寂しくもあります。


そんな寂しさを吹き飛ばすべく、
タバコを題材にした、ドッキリ企画を考えました。

題して。

「タバコ落としましたよ?」

たま~に、道路でタバコのポイ捨てを見かけることがあるじゃないですか。
普通にポトリと落とす人もいれば、踏んで火を消してそのままの人、
ご丁寧に?側溝の蓋の隙間に捨てる人・・・etc

そういう人達に、「落し物ですよ?」と言って声をかけてあげ、
その反応を楽しむという、ただただ単純な企画です。

ただし、

肝心なのが「落し物ですよ?」と声を発する人物。
これが成人だと、ポイ捨てしたほうも「なんじゃいワレ?」と怒りだしかねません。

そこで、
声かけ要員には純真無垢な小学生を採用します。

要は、芦田真菜ちゃんみたいな、「ザ・子供」に
「これ、落としましたよ~!」と、天真爛漫な笑顔で駆け寄ってもらうわけ。
みんな、どんな反応してくれるかなぁ。ワクワク。

「落としてないよ?捨てたんだよ?」って説明してくれるのかしら?
「私のじゃないです」ってシラを切ってくれるのかしら?
「わざわざありがとう」つって受け取ってくれるのかしら?

ちなみに。
側溝のような、拾いにくい場所に落としちゃった人に関しては、
まず、「落としましたよ!」という声かけのみを先に行い、
声をかけられた人が「え?え?」と困惑している間に、
真菜ちゃんが、周囲にいる大人に「落し物をしたので、側溝の蓋を開けるの手伝ってください」
と頼んでくれるという、素敵なオプションが付きます。

ふぁ~。
想像するだけでワクワクしちゃう~


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