菅総理は福島第一原発から半径20㌔の避難指示区域を22日午前零時を持って法的に強制立ち入りできなくする「警戒区域」にするため、今日、現地入りしてこれを伝達するとのことだ。僕はこれを聞いてまず、驚いたのは事故から40日も経っているのに依然68家族も避難指示区域に危険を承知の上で生活していることだった。居残るには、やはりそれだけの理由があるからであろう。
昨日、テレビで避難指示区域の富岡町から郡山市に集団避難してきている人たちに対して東京電力が避難補償の一部仮払金を支払う申請手続説明会を伝えていた。原発事故直後,着のみ着のままで避難してきた人たちである。事故から40日も経過したのに、まだ生活仮払金が一銭も支払われておらず、東電の説明では、実際におカネを手にするのは、まだ2週間も後だという。
菅総理は、今日現地入りして佐藤雄平・福島県知事に会い、避難指示区域を「警戒区域」に切り替える措置を伝達する一方、住民の一時帰宅を許可する政府の方針を発表する。そして、そのあと、郡山市と田村市の避難所を”視察”する予定のようだ。昨日の東電の仮払金の説明会では”支払いが遅すぎる”と怒号が飛んでいた。震災後政府がとっている救援策はすべて後手後手だ。避難せよ、と住民に指示しながら、いまだに一銭も支払なければ、避難指示区域内に居残る住民がいても仕方がない。
普通、正常な神経の持ち主なら、避難指示をしておきながら、1か月以上経っても一銭も補償金が支払わず、住民のたっての望みの一時帰宅も許可しなかったら、恥ずかしくて、おめおめ避難所の”視察”など出来ないはずだ。菅総理は無神経なのか、鈍感なのか。生活者としての感覚がまったくゼロの人である。
昨日、テレビで避難指示区域の富岡町から郡山市に集団避難してきている人たちに対して東京電力が避難補償の一部仮払金を支払う申請手続説明会を伝えていた。原発事故直後,着のみ着のままで避難してきた人たちである。事故から40日も経過したのに、まだ生活仮払金が一銭も支払われておらず、東電の説明では、実際におカネを手にするのは、まだ2週間も後だという。
菅総理は、今日現地入りして佐藤雄平・福島県知事に会い、避難指示区域を「警戒区域」に切り替える措置を伝達する一方、住民の一時帰宅を許可する政府の方針を発表する。そして、そのあと、郡山市と田村市の避難所を”視察”する予定のようだ。昨日の東電の仮払金の説明会では”支払いが遅すぎる”と怒号が飛んでいた。震災後政府がとっている救援策はすべて後手後手だ。避難せよ、と住民に指示しながら、いまだに一銭も支払なければ、避難指示区域内に居残る住民がいても仕方がない。
普通、正常な神経の持ち主なら、避難指示をしておきながら、1か月以上経っても一銭も補償金が支払わず、住民のたっての望みの一時帰宅も許可しなかったら、恥ずかしくて、おめおめ避難所の”視察”など出来ないはずだ。菅総理は無神経なのか、鈍感なのか。生活者としての感覚がまったくゼロの人である。