幕下42枚目の琴冠佑(40)が土俵上で張り手をくい,負かされた相手
力士(19)を仕度部屋で仕返しに殴り返した。結果として琴冠佑は責任
をとり引退しているが、大相撲始まって以来の不祥事だ。
琴冠佑は僕が10年勤務していた北海道の新冠出身なので贔屓力士の一人だ
った。十両まで昇進したが年齢的なこともあるのだろう。最近は業のうまさ
だけで若手力士を翻弄している相撲だった。
張り手は禁止技ではないが、そんなに昔からあった技ではない。張り手の元祖
は第39代横綱の前田山といわれている。戦中から戦後にかけて活躍した力士で、、
張り手をまじえた強烈な突っ張りで大横綱、双葉山や羽黒山(初代)をやぶっ
たこともあった。双葉山は"張り手も技のうち”といったが羽黒山は”相撲で
なくて喧嘩だ”と非難した。戦争中の場所で"水入り”は敢闘精神にかけるとして
力士が処分された時代である。前田山の張り手もなんとはなく歓迎された。
琴冠佑のこんどの事件はまったく弁護する余地はないが、心情的には同情はする。
自分の得意の差し手に入る前哨技の張り手ならわかるが、これで倒してしまう、
という張り手は大相撲の手としてはどうだろうかー。僕個人としては張り手や
”ネコだまし””八艘とび”といった技は邪道で大相撲の衰退を招くもので反対
である。
力士(19)を仕度部屋で仕返しに殴り返した。結果として琴冠佑は責任
をとり引退しているが、大相撲始まって以来の不祥事だ。
琴冠佑は僕が10年勤務していた北海道の新冠出身なので贔屓力士の一人だ
った。十両まで昇進したが年齢的なこともあるのだろう。最近は業のうまさ
だけで若手力士を翻弄している相撲だった。
張り手は禁止技ではないが、そんなに昔からあった技ではない。張り手の元祖
は第39代横綱の前田山といわれている。戦中から戦後にかけて活躍した力士で、、
張り手をまじえた強烈な突っ張りで大横綱、双葉山や羽黒山(初代)をやぶっ
たこともあった。双葉山は"張り手も技のうち”といったが羽黒山は”相撲で
なくて喧嘩だ”と非難した。戦争中の場所で"水入り”は敢闘精神にかけるとして
力士が処分された時代である。前田山の張り手もなんとはなく歓迎された。
琴冠佑のこんどの事件はまったく弁護する余地はないが、心情的には同情はする。
自分の得意の差し手に入る前哨技の張り手ならわかるが、これで倒してしまう、
という張り手は大相撲の手としてはどうだろうかー。僕個人としては張り手や
”ネコだまし””八艘とび”といった技は邪道で大相撲の衰退を招くもので反対
である。