「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     後期高齢者 民主党の公約に騙されるな

2010-06-19 05:29:08 | Weblog
民主党と自民党の参院用のマニフェストが出揃った。マニフェストという言葉自体
民主党の約束破りで、信頼できない「代名詞」みたいになってしまったきらいもあ
るが、相変わらず民主党はこの年寄り騙しの「後期高齢者医療」にこだわってい
る。が、果たして、この制度を廃止したからといって、年寄りが期待しているような
バラ色の制度ができるのであろうか。後期高齢者よ騙されるな。

昨年8月の衆院選の民主党のマニフェストは「後期高齢者医療制度」の即時廃止を
うたっていた。鳩山由起夫代表(当時)が東京巣鴨の”おばあちゃんの原宿”通りに
立って”後期高齢者医療制度は年寄りいじめ””現代版うば捨て山を許すな”と訴え
ていたが、政権についたとたん、マニフェストなどどこ吹く風。何故廃止できないのか
の説明もない。

参院選用のマニフェストでは”後期高齢者制度は廃止し、2013年から新しい高齢者
医療をスタートさせる”にすりかわっている。即時廃止といっていたのが、3年も待てと
いい、新しい医療制度がどんなものか、はっきりさせていない。

後期高齢者の医療だけではない。今の日本の医療制度全体が破綻の危機にあるこ
とは、後期高齢者の僕でもよく承知している。僕の場合は”現役なみ”と認定され3割
自己負担をしているが、医療保険事務所からの通知をみると、かかった医療費の総額
は大変な額だ。これでは後期高齢者医療制度を廃止して、それに変わる制度ができて
も後期高齢者が期待するような制度ができるわけがない。民主党は老人を騙すな。