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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       三鷹市慰安婦パネル展中止は当然

2009-08-05 03:59:35 | Weblog
三鷹市の公共施設で開かれていた”従軍慰安婦”のパネル展が反対派の抗議運動
で事実上中止に追い込まれたという。当然である。この新聞記事を見て、僕はなぜこ
んな馬鹿らしい有害な催しを市が許可したのか、その良識を疑う。8月は戦争に関する
催事が多いが、市当局者はなにか誤解か偏見をもっているのではないだろうか。

”従軍慰安婦”パネル展を市に持ち込んだのは”フィリッピン元従軍慰安婦支援三多摩
ネットワーク”という団体だそうで、6月26日の市のHPによればこの展示会のターゲット
は中学生だと書かれていたという。良識ある当局者だったら断るべきなのに、正式な手
続もせずに許可していた。

2001年1月、僕は大雪の日、NHKのETV番組「日本軍性奴隷を裁く女性國際法廷」の放
映中止を求めて仲間と抗議した。戦争中慰安所があったのは事実だが、それが性奴隷
であったかどうか、また、たとえ模擬裁判とはいえ天皇を犯罪者として扱う茶番劇を公共
放送が放送することに対する抗議であった。

戦争中の人間心理は平時の今では理解できない異常さがある。また制度そのものも違
っている。わが国には戦後の昭和33年まで政府公認の売春制度があった。戦後生まれ
の若い世代は、なかなかこれが理解できないのは無理がない。しかし、今度の三鷹の場
合はパネル展の対象を中学生に絞るなど、あまりにも非常識である。

さきの戦争ではフィリッピンでも数十万人の兵士が国のために尊い命を捧げている。この
パネル展の関係者は歴史を正しい目でみて欲しい。