一昨日、昔の同僚の「公開時局講演会」を聴きに行った。東京のある区が後援して
いる生涯教育の一環として行われているもので、年に一回の催しだが、今年で19
回目を数えている。が、同僚が80歳を迎えるに当り、今年でピリオドを打った。人気
の催しだけにもったいない気がする。
友人は現役時代,ドイツとソ連(当時)の特派員をした経験をもつ。その体験をふまえ
て日本の外交の危機」について話をした。彼はモスクワ時代「北方領土」問題につい
て勉強しており深い見識をもっている。その持論から最近の竹島,尖閣、東シナ海
の”線引き”問題にふれ、日本の外交のヘナヘナ振りを批判した。学識に裏づけされ
ているだけに説得力があった。
会場の区の施設は満員、この種の講演会にしては珍しい。「生涯教育」の行事なため
かもしらないが、聴衆は前期高齢者以上の年寄りばかり、女性も多かった。講演後質
疑の時間があったが、質問の内容から、聴衆は日本の外交に疑問をもち、とくに福田
内閣の”ことなかれ”主義にイライラ感を持っている方が多いと見受けた。
折りから発足した麻生内閣について麻生氏は”好戦的なナショナリスト”だとNYタイムス
が報じたことが話題になっている。そして「外交政策を近代化して隣国を対等に扱え」と
論じているそうだ。ことほど左様に、わが国の外交については誤解されている。誤解の
原因は、何をいわれても黙っているからだ。
多少逆説的にいえば”好戦的なナショナリスト”は、辞任を申し出た大臣を徹底的にか
ばい、続々と押し寄せる中国有害産品に対して抗議し、まずは”毒ギョーザ”事件の真
相を国民に明らかにすべきだ。
いる生涯教育の一環として行われているもので、年に一回の催しだが、今年で19
回目を数えている。が、同僚が80歳を迎えるに当り、今年でピリオドを打った。人気
の催しだけにもったいない気がする。
友人は現役時代,ドイツとソ連(当時)の特派員をした経験をもつ。その体験をふまえ
て日本の外交の危機」について話をした。彼はモスクワ時代「北方領土」問題につい
て勉強しており深い見識をもっている。その持論から最近の竹島,尖閣、東シナ海
の”線引き”問題にふれ、日本の外交のヘナヘナ振りを批判した。学識に裏づけされ
ているだけに説得力があった。
会場の区の施設は満員、この種の講演会にしては珍しい。「生涯教育」の行事なため
かもしらないが、聴衆は前期高齢者以上の年寄りばかり、女性も多かった。講演後質
疑の時間があったが、質問の内容から、聴衆は日本の外交に疑問をもち、とくに福田
内閣の”ことなかれ”主義にイライラ感を持っている方が多いと見受けた。
折りから発足した麻生内閣について麻生氏は”好戦的なナショナリスト”だとNYタイムス
が報じたことが話題になっている。そして「外交政策を近代化して隣国を対等に扱え」と
論じているそうだ。ことほど左様に、わが国の外交については誤解されている。誤解の
原因は、何をいわれても黙っているからだ。
多少逆説的にいえば”好戦的なナショナリスト”は、辞任を申し出た大臣を徹底的にか
ばい、続々と押し寄せる中国有害産品に対して抗議し、まずは”毒ギョーザ”事件の真
相を国民に明らかにすべきだ。