この前の日曜日、冬用タイヤへの交換などのため、長野市の自宅に行ってきました。ついでに、久しぶりに、中古レコード店のGOODTIMESに寄りました。レコード、CDともジャズの在庫がまずまずあったので、旧知の店員さんに様子を聞いたら、新たに持ち込んでくれる方が何人かいるとのことでした。最近、名古屋市内のお店に行くことが多いのですが、県内のお店にもたまには顔を出したほうがよさそうです。そのGOODTIMESで買ったCD。
WALTER BISHOP JR. (ウォルター・ビショップ・ジュニア)
ODE TO BIRD (INTERPLAY 1989年録音)
ウォルター・ビショップ・ジュニア(p)は、「SPEAK LOW」(JAZZ TIME)という決定的なリーダー作品が知られていて、僕もそれはLPで持っています。チャーリー・パーカー(as)との共演など活動歴は長く、1960年代に録音されたリーダー作を聴いている人は多いと思いますが、70年代や80年代以降のものはあまり知られていないかもしれません。
これは、パーカーへのトリビュート作で、ビショップが希望した企画を実現したものだそうです。メンバーは、当時のレギュラー・トリオで、ウォルター・ビショップ・ジュニア(p)、ポール・ブラウン(b)、ウォルタ・ボルデン(ds)。ベースのソロなども入りますが、基本的には、ビショップのプレイを中心としたピアノ・トリオです。
曲は、パーカーの愛奏曲で、オリジナル1曲とスタンダード6曲です。「Au Prevave」、「Laura」(ローラ)、「Easy to Love」、「Star Eyes」、「This Time Dreams on Me」、「The Song is You」(歌こそは君)、「All The Things You Are」の7曲。すべておなじみのものばかりです。
最初の急速調の「Au Prevave」では、指が回っていないのかテーマが簡略だったり、フォスターの「草競馬」の引用を唐突に行ったりと、今一つですが、次第に調子が上がっていきます。実際の演奏順とは異なるとは思いますが、「Star Eyes」、「This Times Dreams On Me」、そして「The Song is You」あたりで盛り上がっています。ドラムスがいささかうるさい点はありますが、ビショップが健闘しており、こういうバップ演奏は、聴いていると落ち着きます。
【中古レコード GOODTIMES】
住所:長野市南千歳町880
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