安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

田淵行男作品展『高山蝶 美しいナイン』を観てきました。(安曇野市 田淵行男記念館)

2018-02-27 20:01:09 | お出かけ・その他

安曇野市豊科南穂高にある田淵行男記念館は、登山や蝶の好きな方が訪れる場所で、僕も2~3回入ったことがあります。今回、高山蝶の作品展を行っているというので、久しぶりに出かけました。今年の夏は、北アルプス方面にも登りたいと考えているので、そこで目にすることができる蝶の勉強にもなりそうです。

田淵行男さんは、1905年に鳥取県に生まれ、1945年(昭和20年)に現在の安曇野市穂高に疎開で移り住み、高山蝶の生態研究や山岳写真を撮影するなど活動しました。1989年に死去しましたが、その翌年にはこの記念館が開館されました。『美しいナイン』と田淵さん自身が命名した9つの高山蝶の写真、細密画などを生態も含めて興味深く観ました。

わかりやすい場所にあります。安曇野観光で訪れてもよさそうです。

建物外観。建物の横にはわさび田があります。

入ったところにある、販売コーナー。写真集やキーホルダー、細密画の複製などを買うことができます。

蝶の細密画

 

   

今回の作品展のパンフレット。

「美しいナイン」とは、次の9つの高山蝶のことを指しています。

タカネヒカゲ、ミヤマモンキチョウ、ミヤマシロチョウ、コヒオドシ、ベニヒカゲ、タカネキマダラセセリ、クモマベニヒカゲ、オオイチモンジ、クモマツマキチョウ

展示内部ですが、雰囲気だけ。田淵行男が使った登山用具やカメラなども展示されています。

記念館の三つ折りの案内パンフレットにある収蔵品の紹介

下の階になりますが、休憩、勉強コーナー。そこからは、わさび田を見ることができます。

【田淵行男記念館】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高5078-2
電話:0263-72-9964
ホームページ:田淵行男記念館 (安曇野文化財団のホームページです)

【ショップで購入した本「田淵行男が愛した安曇野」】

   

表紙。著者は田淵行男(写真・文)。発行は安曇野文化財団。白黒の写真がたくさん掲載されています。

鹿島槍ヶ岳北壁(カクネ里)/遠見尾根より 1964年。氷河であることが判明したカクネ里ですが、田淵さんは撮っていました。

   

一家で稲刈り/穂高牧 1960年代。山岳写真が多いですが、里の写真もあります。懐かしい光景で、僕の子供のころを思い出しました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高山蝶 (ashita45th)
2018-02-28 06:17:17
azumino さん

高山蝶の展示が見れる田淵行男記念館の紹介、ありがとうございます。
中学生の時に、近所の先輩に教えられて蝶を集めていたことがあり、とても興味があります。
展示期間中に安曇野にいきま~す。
近いようで (Blue Wing Olive)
2018-02-28 20:40:47
高山市から安曇野までは、近いようでも、遠く感じますが、よいところを教えて頂いたので、行ってみたくなりました。
常念岳が見えます (azumino)
2018-02-28 22:22:46
ashita45thさん こんばんは

コメントありがとうございます。この記念館ですが、安曇野インターからも近く、訪れやすいと思います。この高山蝶の展示はなかなかよく、解説まで読んでしまいました。是非開催中にお越しください。

田淵行男が通ったのが常念岳で、この記念館の場所からも見えます。荻原碌山や岩崎ちひろの美術館などもありますが、この記念館が最も安曇野らしいと思います。
よい季節に (azumino)
2018-02-28 22:32:27
Blue Wing Oliveさん こんばんは

コメントありがとうございます。高山松本間は、整備が進んだとはいえ、特に長野県側は狭いところも多く、走るのがたいへんです。季節のよい春以降なら走りやすいと思われるので、是非ご訪問ください。

安曇野には碌山館や岩崎ちひろの美術館などもありますが、この記念館が最も安曇野らしいのではないかと思います。

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