普段あまりラーメンを食べないのですが、中央高速道を名古屋方面から岡谷方面に向かって途中の辰野パーキング・エリアにある「麺家 龍王」というお店を最近気に入り、たまに入ります。多くの人が注文する「とん玉ラーメン」は、豚骨系のこってりとした味わいのスープに、お肉や卵がてんこ盛りで美味しいです。しかし、ニンニクが入り、カロリーも高めなので、年齢も考えて、この前はあっさりとした「中華そば」にしました。どちらもくせになる味です。くせになるアルトを聴きます。
ERNIE HENRY (アーニー・ヘンリー)
SEVEN STANDARDS AND A BLUES (RIVERSIDE 1957年録音)
アーニー・ヘンリー(as)は、セロニアス・モンクなどとの共演で知られていますが、1957年に31歳という若さで亡くなってしまいました。チャーリー・パーカーの影響を受けたスタイルで、3枚のアルバムを残しています。サウンドが個性的で、フルに音がなっていて、全ての音符が力強く吹かれています。フレーズにひっかかりのあることがあり、たまにミストーンをしたりしますが、そんなところも慣れると味わい深いです。
メンバーは、アーニー・ヘンリー(as)、ウィントン・ケリー(p)、ウィルバー・ウェア(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。ヘンリーのワンホーンアルバムですが、リズム陣が揃っていて、僕は、ウィントン・ケリーのピアノ目当てで、はじめLPを購入しました。モンクと共演したイメージが強かったので、ジャケット裏面のメンバーを見たら、ケリーがいるので、ちょっとびっくりしたのを覚えています。
曲は、タイトルどおりスタンダードが7曲で、「I Get A Kick Out Of You」、「My Ideal」、「I've Got The World On A String」、「Sweet Lorrane」、「Soon」、「Lover Man」、「Like Someone In Love」(恋の気分で)、それにヘンリーのオリジナルが1曲で「Specific Gravity」の全8曲。スタンダードはおなじみのものばかりで、パーカーのものをはじめいろいろと聴き比べもできます。「Specific Gravity」を直訳すると、「比重」なので、変な名前を付けたものだと思いました。
アーニー・ヘンリー(as)は、しっかりと吹いていて、全力投球をしています。早いテンポのものがよく、「I Get A Kick Out Of You」ではおなじみのメロディに加え、アドリブが親しみやすく、「Like Someone In Love」では、ヘンリーが充分にスイングしムードを出していますし、ケリー(p)が絡んで心躍る演奏。「My Ideal」や「Specific Gravity」では、ケリー(p)のバッキングやフィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)が倍テンポを刻むなどリズムの動きも面白い。メロディをストレートに吹いているので、スダンダードを覚えるのにも格好なアルバムです。
【中央道辰野パーキングエリア 龍王ラーメン】
ネクスコ中日本HP:辰野パーキングエリア上り