先週、中野市(長野県の北部)に出張してきました。寒波到来で、前夜から大雪が降り続き道路は凍結し、ノロノロ運転なので、移動に時間がかかりました。それでも、なんとか仕事は無事終了。帰りに、上信越道信州中野インターの近くにあるJA中野市農産物産館オランチェで買い物をした際に、きのこ汁(無料)をいただきました。体が暖かくなり、嬉しいもてなしでした。暖かそうなジャケットのCD。
SCOTT HAMILTON (スコット・ハミルトン)
CONCORD ALL-STARS ON CAPE COD (Concord 1992年録音)
スコット・ハミルトン(ts)が日本に紹介されたのは、1970年代の半ばごろだったと記憶していますが、フュージョンなどが流行っている中、ベン・ウェブスターやズート・シムズに通じるプレイは歓迎されました。その頃懇意にしていただいていた先輩のジャズファンも、コンコード・レーベルから出る彼の新作を次々と買っていました。
コンコード・オールスターズ名義ですが、実質は、スコット・ハミルトンのアルバムです。メンバーは、ハミルトン(ts)、デイブ・マッケナ(p)、グレイ・サージェント(g)、マーシャル・ウッド(b)、チャック・リグス(ds)に、ゲストとしてキャロル・スローン(vo)が加わります。ケープ・コッド・プラザ・ホテルにおけるライブ録音。
曲は、スタンダードで、「The Man I Love」(私の彼氏)、「This is Always」、「Recado Bossa Nova」、「It Never Entered My Mind」、「Cherokee」、「All My Tomorrows」のインスト6曲に、キャロル・スローン(vo)が加わる「Bewitched」(魅惑されて)、「As Long as I Live」、「Time After Time」のヴォーカル3曲。
スイング系の肩の凝らない、親しみやすい演奏にほっとします。「Recado Bossa Nova」や「Cherokee」では、ハミルトン(ts)が豪快に吹き、「It Never Entered My Mind」では、サージェント(g)が繊細で品の良いところを聴かせます。キャロル・スローンは、「As Long as I Live」をはじめ余裕の感じられる歌いぶりですが、彼女の参加によりヴォーカルファンにもアピールするアルバムになりました。
リンゴ畑から、高社山(標高1351.5m)を撮りました。
農産物直売所で、近くの農業を営んでいる530人ほどが農産物を持ち込みます。かなりお値打ちです。
住所:中野市草間1543-5 電話:0269-23-5595
スコット・ハミルトンはデビュー時、リアルタイムで聴いておりますが、ウェブスターそっくりで驚いたものです。70年代という時代にはある意味新鮮でしたが、果たしてこれが受け入れられるものかと疑問でした。いうなれば総天然色の時代にモノロクといった雰囲気ですが、いつのまにかシーンに溶け込んだ感じがしますね。いつの時代も求められているのはスウィングなのだと改めて思います。 そういえばこのジャケは総天然色でした。(笑)
ボクの辺りは道路にも全くと言っていいほど積雪がありませんが、そちらは結構積っていそうですね.
同じ県内でも、やっぱり長野県は広いですねぇ(笑).
スコット・ハミルトンの豪快なテナーは当時主流派奏者として、話題になりましたよね.
スコット・ハミルトンについては、古き良き時代への懐かしさから聴かれるところもあるように当時は思っていました。
しかし、今でも第一線で活躍しているのを見ると、理屈抜きに楽しめる演奏は、今もニーズがありますね。キャロル・スローンの文字が目に入ったので、買っておいたものですが、ハミルトンも悪くありません。
長野県内の今年の雪の特徴は、狭い範囲に集中的に降ることでしょうか。長野市内はそう多くないですが、それより北は大変なことになっています。東信地方は、一年を通じて、天気がよいので、過ごしやすくてよいですね。
スコット・ハミルトンもたまにはよいものです。このCDは、キャロル・スローンがゲストで入っているのが嬉しいところです。