先週の金曜日の小島のり子カルテットのライブでは、ウディ・ショウ作曲の「Sweet Love of Mine」の演奏にしびれました。大好きな曲であるのに加え、フルート、ギターのソロがよくて、大いに満足しました。ライブの様子は、一昨日記事にアップしましたが、帰りの高速道では、偶然持っていた下記CDを聴きながら「Sweet Love of Mine」をハミングしてしまいました。車はこのライブにあわせて冬タイヤに履き替えたので、安堵してスピードも出がちでした。
JACKIE McLEAN (ジャッキー・マクリーン)
DEMON'S DANCE (BLUE NOTE 1967年録音)
ジャッキー・マクリーン(as)やウディ・ショウ(tp)のファンをはじめ多くのジャズファンが愛聴していると思われるアルバム。その理由の一番は、多分、ウディ・ショウ作曲の「Sweet Love of Mine」が収録されているからに違いありません。それと、改めて聴くと、マクリーンとショウのコンビがよくて、アンサンブルも楽しめます。
メンバーは、ウディ・ショウ(tp,flh)、ジャッキー・マクリーン(as)、ラモント・ジョンソン(p)、スコット・ボルト(b)、ジャック・デジョネット(ds)。この当時、ショウはマクリーンバンドに在籍していたので、息のあったところをみせます。デジョネットの参加も嬉しいところで、生き生きとしたリズムを送り出しています。
曲は、メンバーらのジャズオリジナルです。マクリーン作「Demon's Dance」と「Floogeh」、カル・マッセイ作「Toyland」と「Message From Trane」、ウディ・ショウ作「Boo Ann's Grand」と「Sweet Love of Mine」の全6曲。すべてジャズオリジナルですが、佳曲が並んでいて、飽きがきません。
マクリーンとショウの組み合わせに、デジョネットを中心とした刺激的なリズムも加わり、最高の作品。ボッサ系リズムの上に哀愁溢れるメロディが乗る「Sweet Love of Mine」では、マクリーン(as)とショウ(tp)のソロが琴線に触れてきます。バラード「Toyland」は、マクリーン(as)のワンホーンですが、曲想とアルトサックスの音色があっていて、深い情緒を醸し出しています。ショウの「Boo Ann's Grand」は、急速調のややアブストラクトな曲ですが、デジョネット(ds)のドラムスが効いていて、このアルバムの成功に彼が相当寄与していると思わせます。
【冬タイヤのマイ・シャトル】
ある駐車場に止めたところです。冬タイヤは、アルミホイール付きのもので、ディーラーで購入したものです。昔はスパイクタイヤでほこりがもうもうたっていたことを想えば、環境的にはよくなりました。凍結した道路では滑るので、スピードには要注意ですが。
こんばんは
良いアルバムの紹介、ありがとうございます。
Woody Shaw 作曲の「Sweet Love of Mine」は私も大好きな曲で、この曲は何度も繰り返し聴いてきました。
この曲は鈴木勲の「Blue City」(TBM-24)にも入っていますが、タイトルを「45Th Street / At 8th Ave.)として、
ちゃっかり鈴木勲の作曲とクレジットされていますが、
これって、ありでしょうかね。
大兄のヴァイタリティに溢れた言動を拝見していると当方まで、元気になります。
本年6月22日の拙ブログにも載せましたが、このLP当初はマクリーン目当てでしたが、今は、ショウが聴きたくなっては聴いています。
惜しい逸材でした。今夜は、そっと静かな音で聴いてやります。
鈴木勲さんの、Blue Cityは聴いたことがあります。「Sweet Love of Mine」と同じ曲だとすると、もしかしたら著作権料逃れが考えられます。現在でも、著作権の切れたスタンダードはいいのですが、そうでないのは、制作側からすると、負担がたいへんです。
「Sweet Love of Mine」は、ウディ・ショウの作曲ですが、日本の歌謡界の伴奏などにも影響を及ぼしたようです。
長野県には、常設のジャズクラブがありません。そこで、単発のジャズライブを聴きに行っています。たまたま「Sweet Love of Mine」をやってくれたのですが、これは名曲だと改めて思いました。楽しいし、ウディ・ショウの演奏も素晴らしい。
マクリーンのリーダー作ですが、ウディ・ショウは双頭アルバムと言っていいほど、優れた演奏をしていると思います。