安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ボビー・ティモンズ HOLIDAY SOUL

2014-12-24 20:24:47 | ピアノ・トリオ

先週の土曜日に長野県北佐久郡軽井沢町のジャズ喫茶「サッチモ」に行ってきました。本年は、本日(12月24日)から休業し、来年は4月1日からの営業再開だそうです。軽井沢も雪景色となっていて、近くの72ゴルフ場も雪に覆われていました。外に出ると非常に寒いですが、サッチモの室内はストーブのお陰で暖かく、サンタクロースの人形を飾ってある店内はクリスマス仕様でした。クリスマスに因む曲が収録されています。

BOBBY TIMMONS  (ボビー・ティモンズ)
HOLIDAY SOUL (Prestige  1964年録音)

   

クリスマスに関連したアルバムは多いですが、これはプレスティッジ・レーベルによるものです。続けて録音されたドン・パターソンのリーダー作(同じく「Holiday Soul」)があり、これとあわせて、2枚でクリスマスの有名曲が網羅されています。ボビー・ティモンズ(p)は、本来ブルージーなピアノを弾く人なので、ソウルフルなクリスマス曲集録音への起用は、的を得たものでしょう。

メンバーは、ボビー・ティモンズ(p)、ブッチ・ウォーレン(b)、ウォルター・パーキンス(ds)。ブッチ・ウォーレン(1939~2013年)は、あまりなじみがないかもしれませんが、ソニー・クラーク、デクスター・ゴードン、セロニアス・モンクなどと共演し、ブルーノート・レーベルの諸作品などに録音があります。ドラッグのために精神病院に入退院し、不安定な生活を送りましたが、晩年にはリーダー作も一枚残しています。

クリスマス曲集です。「Deck The Halls」、「White Christmas」(ホワイト・クリスマス)、「The Christmas Song」(クリスマス・ソング)、「Auld Lang Syne」(蛍の光)、「Santa Claus is Coming To Town」(サンタが街にやって来る)、「Winter Wonderland」(ウインター・ワンダーランド)、「We Three Kings」、「You're All I Want For Christmas」の8曲。「You're All I Want For Christmas」は、ここで初め耳にした曲です。

楽しいクリスマス曲集ですが、しっかりジャズもやっていて、ティモンズ(p)のアドリブもたっぷり聴けます。スイングし、適度にブルージーですが、ドラムスのパーキンスが鈴を鳴らしているところもあって、笑みがこぼれました。「White Christmas」や「The Christmas Song」、そして、「Santa Claus is Coming To Town」あたりもよいですが、日本では、お店のクロージングテーマとして用いられることの多い「Auld Lang Syne」(蛍の光)が、跳ねるように明るく演奏されていて、最も気に入っています。

【軽井沢の雪景色】

      

道路から撮った「軽井沢72ゴルフ場」のコース。

      

ジャズ喫茶「Satchmo」の前あたりです。

【他に聴いたクリスマス・アルバム】 

  ダイアナ・クラール「Christmas Songs」

        

  フィル・スぺクター「A Christmas Gift For You」

          

フィル・スぺクターの5枚組LP「Back To Mono」(右側箱のジャケット)のうちの一枚(左側ジャケット)として持っています。Darlene Love, The Ronettes, Bob B. Soxx and The Blue Jeans, The Crystalsらが顔を揃えています。久しぶりに、ウォール・オブ・サウンドを聴きました。こういったオールディーズもたまに聴きます。

 



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