しばらく前ですが、所用で新潟県上越市に行った際に、時間があったので、高田城址まで足を伸ばしてきました。高田城は、平野に作られた城で、元々天守閣はなく、三層櫓(現在のものは再建されたもの)があるだけですが、お堀もあって、城址らしいたたずまいでした。今年(2014年)が開府400年に当たる高田藩は、長野市川中島にも所領を持っていたことがあり、こちら(信州)とも関係があったようです。バトルではありませんがエキサイトする演奏。
DIZZY GILLESPIE (ディジー・ガレスピー)
HAVE TRUMPET WILL EXCITE! (VERVE 1959年録音)
ディジー・ガレスピー(tp)は、バップ時代からの巨人でありながら、雑誌などで取り上げられる機会が少ない気がします。実は、このブログでも今まで取り上げていないのですが、特に理由があるわけではありません。キャリアが長いだけに、沢山の録音がありますが、Verve時代のガレスピーのビッグ・バンドやコンボは、メンバーもよく、一時よく聴いていました。
メンバーは、当時のレギュラーグループで、ガレスピー(tp)、ジュニア・マンス(p)、サム・ジョーンズ(b)、レックス・ハンフリーズ(ds)、レス・スパン(g, fl)、曲によってコンガのポテト・バルディスが加わっています。ガレスピーのワン・ホーンですが、ミュートも使い柔らかく吹いています。トランペットを持ち、笑顔を捉えたジャケットがかっこいいです。
曲は、スタンダードがほとんどです。「My Heart Belongs to Daddy」(私の心はパパのもの)、「My Man」、「Moonglow」、「St. Louis Blues」(セント・ルイス・ブルース)、「Woody'n You」、「Wrap Your Troubles In Dreams」(苦しみを夢にかくして)、「There is No Greater Love」、「I Found A Million Dollar Baby」の全8曲。
ガレスピー(tp)が軽やかに名曲をプレイしています。「My Heart Belongs to Daddy」では、ラテン・リズムに乗り、ミュートで表情豊かなソロをとります。「My Man」は、大袈裟なイントロも面白いですが、イン・テンポになってからはスイングし、ガレスピーは有名曲からフレーズを引用するなど楽しい。「Woody'n You」は、コンガが入り賑やかに始まり、次第にエキサイトしていきます。「Wrap Your Troubles In Dreams」は、ミディアムテンポで、ギター、ピアノのソロも入り、リラックスした演奏。
【高田城三層櫓】
所在地:新潟県上越市本城町高田公園
ホームページ:上越市ホームページ 高田城三層櫓