このところ太ったせいか、持っていたスーツが合わなくなって、イージー・オーダーでスーツを2着作りました。僕は、服装にはあまり頓着するほうではありませんが、さすがに窮屈になってしまい、以前のものは諦めました。寸法を測ってもらうと、明らかにふくよかになっていました。ダイエットをするつもりはあるのですが、できるかどうか(笑)。タイトルがイージーな気がしますが、曲名です。
CONNIE EVINGSON (コニー・エヴィンソン)
SWEET HAPPY LIFE (Minnehaha 2012年録音)
暑くなってきたので、ボサノヴァを多く取り上げたものを聴きます。これは、ありそうでなかった作詞家Norman Gimbel(ノーマン・ギンベル)の作品集です。彼は、ボサノヴァの曲に英詩をつけたことで知られていますが、そればかりでなく、1973年、ロバータ・フラックの歌で大ヒットした「Killing me softly with his song」(やさしく歌って)などオリジナルな作詞も手がけています。コニー・エヴィンソンは、どの曲も気持ちよく聴かせてくれて、この夏はこのCDの出番が多くなりそうです。
ヴォーカルは、コニー・エヴィンソンですが、伴奏陣は、ギター、ピアノ、ベース、ドラムス、サックス、ヴァイオリン、チェロなど、のべ18人もいました。曲ごとに編成を変えていますが、大型編成のバンドはなく、数人以下で録音に当たっています。編曲は、ギタリストのDanny Embreyが、大部分を担当しています。
曲は16曲です。「Agua de beber」(おいしい水)、「Meditation」、「Slow Hot Wind」、「Sweet Happy Life」(Samba De Orfeu オルフェのサンバ)、「Killing Me Softly With His Song」(やさしく歌って)、「Canadian Sunset」(カナダの夕陽)、「Watch What Happens」、「The Girl From Ipanema」(イパネマの娘)、「Sway」(キエンセラ)、「Bluesette」、「How Insensitive」、「Take Me to Aruanda」、「So Nice」、「Adventure」、「I Will Wait For You」、「Tristeza」。「Adventure」は、今まで録音されたことはなく、世界初録音のようです。
コニー・エヴィンソン(vo)は、ボサノヴァ曲をはじめリズムに乗って何気に歌っていますが、軽いフェイクをつけるなど変化をもたせています。コーラスも入り賑やかな「Agua de beber」、静かで幻想的な「Meditation」、タイトル曲の「Sweet Happy Life」、ボサノヴァの定番「The Girl From Ipanema」、歌詞にも出てくるヴァイオリンを伴奏に使った「Sway」、涙を誘いそうなメロディーの「I Will Wait For You」(シェルブールの雨傘)など、エヴィンソンの爽やかで涼しげな歌を堪能できます。
【ボサ・ノーヴァ詩大全(坂尾英矩著、中央アート出版)】
サッカーのワールトカップがブラジルで開かれているので、テレビにかじりついている方も多いのではないでうょうか。ポルトガル語による歌詞を日本語に訳し、解説を加えた本です。「イパネマの娘」や「黒いオルフェ」などが収録されています。久しぶりに開きました。